VIRGIN BMW | 【F700GS&F800GS 徹底解説】エンジン・シャーシ 詳細解説 BMWバイク モデル別ディテール紹介

【F700GS&F800GS 徹底解説】エンジン・シャーシ 詳細解説

  • 掲載日/2017年04月01日【BMWバイク モデル別ディテール紹介】
  • Text & Photo / Ryo Tsuchiyama

ENGINE/F700GS&F800GS【2016】

長年にわたって熟成させてきた並列2気筒エンジン。扱いやすさと力強さを両立した性能は、Fシリーズのコンセプトの根幹をなす部分だ

熟成が進むバーチカルツイン

【F700GS&F800GS 徹底解説】エンジン・シャーシ 詳細解説の画像
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Fシリーズの始祖となるF800Sから続く並列2気筒エンジン。排気量はF700/800GSともに798ccだが、エンジンマネジメントが異なり、出力はF700GSが75ps、F800GSが85psと数値に差がある。主な補器類のレイアウトだが、エンジン右側シリンダーヘッド部にウォーターポンプ、エンジン左側にクラッチを配置。

音は静かだが主張もする排気系

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F700/800GSともに排気系レイアウトは共通だ。エキパイ・サイレンサーがイタリアのラフランコーニ製であるのはR1200GS系と同様だ。F700GSでは静粛性が際立つが、F800GSでは特に高回転域で元気なサウンドを奏でる。

オーナーなら知っておきたいオイル関連

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オイルエレメントはエンジン前方に配置。形状は極めて一般的なもの。社外品のアンダーガードを選ぶ際には、エレメント交換ができるかを確認しておきたい。

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オイルフィラーキャップはエンジン左側に。キャップ部にはGSの文字が刻印してある。

進化が待たれるエンジンマネジメント

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現行Fシリーズではスロットルは昔ながらのワイヤー式となる。機械的に伝わったスロットル操作はECUにて電気信号に変換される仕組み。エンジンマネジメントを行うECU 本体はシート下にマウントされている。

オーソドックスな各部の構成

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スロットル同様にクラッチもワイヤー式なので定期的に注油が必要だ。雨天走行時や屋外保管の場合は錆に注意。

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水冷式エンジンゆえ、大型ラジエーターをエンジン前方に装備。洗車時はフィンの状態をチェックしておきたい。

シンプル&コンパクトなパラレルツインエンジン

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エンジンはオーストリアの老舗エンジンメーカー、ロータックス(BRP-ROTAX)社によるもの。同社で「804」と呼ばれるタイプがF700/800GSに搭載されているエンジンだ。基本構造は現代的パラレルツインのお手本ともいえるシンプルなもので、エンジンサイズ自体も非常にコンパクト。設計そのものは古いが、電子制御技術の進化がそれをカバーしている。

CHASSIS/F700GS【2016】

程よいサイズとオーソドックスな車体構成で、ビギナーからベテランにも支持されるF700GS。ここではシャーシのつくりを見ていこう

すぐ馴染めるホイールサイズ

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F700GSの足周りはフロント19インチ、リア17インチのキャストホイール。サイズはオフロード的だが、初めて乗ってもすぐに馴染めるハンドリングが特徴的だ。ホイールにはツヤありの上質な塗装が施されており、洗車時も楽に汚れが落とせる。また、ABSも装備されているので、大型バイクに慣れていないユーザーでも安心してフルブレーキングが可能だ。

雨の日でも効果絶大な大型ダウンフェンダー

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樹脂製のダウンフェンダーは、濡れた路面で威力を発揮する。また、F700GSではフロントフォークにオーソドックスな正立テレスコピック式(φ41)を採用している。

ローダウン仕様はサイドスタンドも短い

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ローダウン仕様となるスタンダード車は専用のサスペンションで車高を落としている。そのため、サイドスタンドも専用品のショートタイプ。傾斜具合もちょうどよい。なお、ローダウン仕様ではセンタースタンドの装着はできないので注意。

CHASSIS/F800GS【2016】

F800GSのオフロード性能を体現するシャーシ本格的なオフユーザーをも満足させるそのディテールをチェックしてみよう

足周り構成はいまどきのオフ車と同様

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フロントにはφ45の倒立式テレスコピックフォークを採用する。この構成は現代的なオフロードバイクそのもの。前後のリムはBMWではおなじみのクロススポークではなく、一般的なスポークホイールだ。リム本体は自転車やモタードで有名なジャイアント(GLM:Giant Light Metal)製。また、大型のフロントフェンダーはオフロードランでも効果絶大だ。

大型フラップ搭載でダートでの泥はねに対処

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F800GSでは、フロントフォークのアンダーブラケット付近に大型のフラップを設けており、フロントマスクとフォークの間にある開口部からの水や砂の侵入を防いでいる。

スイングアームは一般的な両持ち

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スイングアームはF700GS同様に一般的な両持ち式を採用する。チェーン引きの仕様等も含めて、国産車などから乗り換えた人にも違和感はないだろう。このようにFシリーズではエンジン、車体ともに一般的な構造を用いている。

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