VIRGIN BMW | 4気筒エンジン編 BMWバイクエンジンガイド

4気筒エンジン編

  • 掲載日/2006年03月04日【BMWバイクエンジンガイド】
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乾坤一擲を賭して開発された
常識破りのKシリーズ

Kが開発された1980年代は、現在のようなフィーリング志向ユーザーは少なく「ハイ・パフォーマンス」が第一に求められた時代。豊かな表情を持つ「ボクサーエンジン」は、多くのファンに愛されていたが、ホンダ「CB750フォア」やカワサキ『Z1』など、世紀の名車によってBMWは苦戦を強いられる。

そこで乾坤一擲を賭して開発されたのが、この「K」シリーズである。水冷4気筒、燃料噴射方式という独特のスタイルは一躍、世界的なセンセーショナルを巻き起こし、BMWの魅力を世界に改めて印象づけることとなった。いわばBMWの新時代を象徴するエンジンなのだ。

現在、Kシリーズには「横置」と「縦置」の2タイプが存在する。「横置」はスポーツモデルに、「縦置」はツアラーモデルに搭載される傾向にある。それぞれについて、以下で改めてご説明しよう。

最高のパフォーマンスを求めても
BMW哲学はあくまで貫かれる

省スペース&軽量化によって、深いバンク角を実現し、よりスポーツ志向のエンジンと位置づけられるのがこの「横置4気筒」だ。具体的には、F1エンジン直系の「ドライサンプ方式」を採用、「前傾55°のシリンダー」や「トランスミッションの軸配置」により、他メーカーの4気筒とは一線を画す『コンパクト&低重心』を実現。さて、ではこれがどういうメリットを生むのか。

まず強烈な加速と、高速移動時に頭をよぎる恐怖を軽減する。極めて安定しているのだ。またその安定性は、このエンジンの持つ深いバンク角を充分に愉しむだけの余裕も与えてくれる。素人でも存分にコーナリングの醍醐味を高いレベルで体感できるというわけだ。「怖さが先に立つのでは、大人の趣味として相応しくない」。横置は、BMW哲学を追い求めた回答なのだ。

ボクサーの系譜を受け継ぐ
頂点のツーリング性能を求める

BMWのツーリングモデルに奢られる「ラグジュアリー」の冠。その1ワードに、BMWのプライドが垣間見える。そして、そのツーリングモデルに搭載されるエンジンこそがこの「縦置4気筒」だ。極めてポピュラーな横置からは、異様とも思えるこのエンジン。しかし、世間で異端でもBMWにとっては違う。「ボクサー」の後継機である。

ボクサーのコンパクト、低重心、高いハンドリング性能を受け継ぎ、4気筒ならではの力強い加速を実現した。ボクサーが多彩な表情を見せる穏やかな女性とすれば、縦置4気筒は温厚だが逞しい男性というところか。当然ながら、高速道路では無敵。大きな声ではいえないような速度で、ずっと走り続けていることに驚くなんていうことは日常茶飯事だ。「遠くまで」。このエンジンはライダーのその願いを究極のレベルで実現してくれる。

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