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走るほどに疑問が増える
方々で「ここはコレコレこうなので、こういう設計になってるのでは? その設計を生かすためには、ここに乗車し、こう動かす必要があるのではないか?」と質問を投げかけてみました。大先輩方から「恐らくこうだろう」と教わり、さらに助言もいただきました。何度も確認して走らせ、私なりにBMWの成り立ちが、おぼろげながら見えはじめてきた気がします。これからお話するのは、偏屈に満ちた若輩者である私自身が、BMWとの付き合いから得た雑感です。必ずしも確かなではないことをお見知りおき願います。 BMWはなぜ今の姿になったのか
ただ「時にはもう少し突っ込んだ部分の話がなされても良いのではないか?」と、そう思うことがあります。それはオートバイ設計の話になるのかもしれません。設計と言うと難しい話に思えますが、理解し実際に使いこなすことができるようになれば、ユーザーの楽しむ幅が広がるように思うのです。最初は理解に苦しんだり、理解できても使いこなせないかもしれません。しかし、乗り手が育つうちに設計意図を理解し、少しずつオートバイとの距離を縮め長く付き合うことができるはずです。なぜならBMWの設計は素晴らしく、乗り手を育てるオートバイであるからであり、初心者から上級者までを楽しませてくれる稀にみるオートバイだからです。しかし、残念ながらそれらの装備やメカニズムの使い方や楽しみ方について、メディアにはメーカーのカタログスペックのような記述しかないのです。何か触れてはいけない禁句のように扱われている部分もあります。もう少しオープンに扱われても良いのではないでしょうか? BMW製のオートバイは、決して完璧な乗り物ではありません。具合が悪ければ乗り手が補えば良いのです。差し引いても余りある魅力がBMWにはあるのですから。 知れば知るほど奥が深い
「扱いやすいオートバイ」。BMWはある意味扱いやすく乗りやすいオートバイです。しかし、何故ここVirgin BMWや他のウェブサイトの掲示板などで「BMWの走らせ方」について個人間で問答があるのでしょうか? その方たちがBMWと付き合った期間が浅いからだけでしょうか? 程度の違いこそあれ、皆「上手に走らせたい、乗りこなしたい」と思っているはずです。その質問の多くは、曲がり方から下りの走らせ方、雨天走行など、その他にもさまざまな質問があります。BMWが装備させた最新の技術や走らせ方のHOW TOが、各メディアに溢れるほどあるのに何故これほど問答が飛び交うのでしょう?
それらは実は、私が悩んでいたことと同じことなのです。 「何故パラレバーなのか?」 「何故テレレバー・デュオレバーを選択したのか?」 「BMWは何を模索しているのか?」
コマーシャル的な説明はどこにでも落ちていました。 「じゃーその最新装備をどう使えば具合が良いのか?」 「どう走らせれば楽しいのだろうか?」
「人が考え、人が走らせる」 それに答えるのが物であり、オートバイなのだと思います。BMWには、それに答えるだけの懐の深さがあり、そこから更なる高みも覗かせてくれます。それには、乗り手がオートバイの素性や成り立ちを理解しようとする必要があります。そうすることによって乗り手と乗り物の均整が取れ、良い関係が生まれるのではないでしょうか? 人が歩み寄る努力をすれば、人に合わせてBMWは答えてくれるのです。人車一体なんていう言葉はこんなところから来ているのかもしれませんね。
雑感といいながらもあまりに徒然なるままになってしまいました。今回の話は何のことだったのか? 次回は、拙い私がR1200RTと対峙して、体感し考察してきたことをお話しましょう。 |
![]() 上山 力 32歳。東京都練馬区のシートの名店「K&H」に勤務。シートの開発を主に担当。自らが長い距離を走り抜き、シートを開発するため、彼の年間走行距離は尋常でないものに。 埼玉県朝霞市上内間木381-2 048-456-3830 |