
発売以来、高い人気を誇っている「J1」ヘルメット。このヘルメットを製造する「シューベルト」は、大戦時にロンメル将軍の鉄兜を製作した実績やBMWの純正ヘルメットを製造するメーカーとして欧州では広く名を知られる企業。最近では、F1ファンなら知らぬものはいない「赤き皇帝」ミハエル・シューマッハが他メーカーのヘルメットから多額の違約金を払ってまでシューベルトにしたエピソードが有名だ。極限状態で走るF1トップドライバーであるシューマッハのことで、シューベルトの名は世界に轟いた。
ご紹介するジェットタイプのヘルメット「J1」は、ライダーを魅力するさまざまな性能を誇る。特にライダーに好評なのが「風切音」の低減だ。時速100kmの走行時でもノイズが92dbと、従来の一般ヘルメットとは体感レベルで50%減という低さ。取扱説明書にも「静か過ぎるため、感覚以上にスピードを出してしまう場合があります。スピードメーターは適宜確認してください」と書かれているほど。ジェットタイプでここまでの静かさは驚異的。例えるなら視野角の広いフルフェイスヘルメットだ。シールドを開けても静粛性は高く保たれる設計のため、夏場でも快適だ。それ以外にも、視界の歪みを極力押さえ防曇コーティングされたシールド、サングラス的に使用できる内蔵式のサンバイザー(出し入れも自由だ)、ジェットながらチンガードをデザインにも影響を与えず備えられている。通常ここまで安全性を重視したヘルメットでは、どうしてもデザインが犠牲にされることが多かったが、J1は高いレベルでその両立を実現している。ライダーなら一度は手にしたいヘルメットの1つといってもいいのではないだろうか。