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BMW BIKES タイヤインプレッション

MICHELIN ANAKEE

イメージ多くのビッグオフに装着されてきたミシュラン「アナキー」。“アナキー(ANAKEE)”とは、南米インディアンの種族の名前で、GSのような大型デュアルパーパスに跨って荒野を駆け抜けるイメージには、これ以上ないといういうほどハマるネーミングだ。そんな男臭いイメージの一方で、実走行の大部分を占めるオンロードでの性能を高めるという“実”を取ったところがこのタイヤのポイント。発売から5年目を迎えた現在でも、この銘柄を指名買いするGSユーザーは多く、それは多くのライダーから実力を認められている証でもある。今回はオンロードを主体としたツーリングにマッチするこのタイヤの実力を改めて検証することにした。

日本の環境にマッチする
実力派オンオフタイヤ

イメージアナキーの性能を支えている重要なポイントが、そのトレッドパターンだ。深く刻まれたその面構えは、オフロードタイヤ的な印象が強いが、よく見ると縦と横のトレッドが交わる部分からショルダー部分にかけての深さが浅くなっている。これは、オンロード主体で使った場合にセンター部分の磨耗を最小限に抑え、同時に編磨耗を防止するためでもある。特に日本での一般的な使用環境を考えればうれしい配慮だ。

 

今回のテスト車輌はもちろんR1200GS。GSにアナキーを装着すると、デザイン的にしっくりくる。やはり、ゲレンデ・シュポルトにはオフロードを考慮したタイヤがよく似合う。今回は残念ながらオンロードのみのテストで、オフロードのパフォーマンスを検証できなかったが、このタイヤはオンロードでもかなりの実力を発揮してくれた。テストコースはタイトなコーナーが続き、なおかつ溝やギャップなど荒れた路面だったが、アナキーとGSの相性を試すには絶好のコンディションと言えるだろう。

オンロードでも安心
なんとも欲張りなタイヤ

イメージアナキーを装着してまず気づくのが、乗り心地の良さと静粛性の高さだ。乗り心地に関してはGSの良く動くサスペンションとのマッチングが抜群。もともとGSは乗り心地が良いバイクだが、その美点が一層磨き上げられたような印象だ。また、静粛性に関してもかなり優秀で、長距離を走ってもロードノイズがまったく気にならない。高速道路などでクラッチを切り、耳を澄ましても聞こえないほどだ。ンロードタイヤ並みの静粛性と言って良いだろう。

 

走りの面で印象的なのが、その倒しこみの軽さだ。もともと、ハンドル幅が広くオフロード車的なパッケージングのGSは低速での運動性に優れているが、アナキーを装着することでその鋭さが増す。その分、高速道路上などではドッシリとした安定感がやや弱くなるが、基本的にGSは高い安定性を誇るバイクなので、全く問題ない。軽快になったハンドリングを評価すべきであろう。それに加えて安定感とグリップも高い。一方、ワインディングでは十分な安定感とグリップ力を発揮する。今回のステージは、オンロードマシンではペースアップをためらうような路面だ が、アナキーとGSのコンビネーションであれば、躊躇することなく深々とバンク することが可能だ。また、どんなペースでもステアリングが必要以上に切れ込んで旋回性が妨げられることがないため、大きな車体をもてあますことなくコーナーをクリアできる。この種のタイヤで一番心配なのがグリップ性能だが、アナキーのワインディングでのグリップは完全に合格域。さすがに、GSのパワーを思い切り使おうとすれば滑り出すものの、こういうタイヤからイメージするよりは、その限界点は遥かに上だ。オンロードタイヤと全く同じ感覚で走ることができる。

 

このデザインと軽快さ、グリップ。そして、今回はテストをしなかったが、オフロードでもそれなりに走ってくれるという守備範囲の広さがアナキー最大の魅力だと言えるだろう。R1200GS自体が相当欲張りなバイクだが、その要求をこれだけカバーできるタイヤはそう多くはない。

Point!

詳細画像

軽快な倒し込みと
安定したグリップ

倒し込みが軽く、安定したグリップを発揮。ためらうことなく深々とバンクすることが可能だ。

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オンロードタイヤ並みの
優れた静粛性

ロードノイズの少なさはオンロードタイヤ並み。静かなのでロングツーリングの疲労も少ない。

詳細画像

路面状況が悪くても
安定した性能を発揮

全く滑らないわけではないが、路面状況が悪い場所でもアナキーなら挙動も安定している。

DATA

MICHELIN ANAKEE

発売から5年を過ぎた今なお高い人気を誇るミシュランのオンオフタイヤ「アナキー」。

GSユーザーからの信頼は厚い。

 

販売元:日本ミシュランタイヤ株式会社

BMWの主な適合車種:現行R1200GS、R1200GS Adventure、HP2Enduro、G650 Xcountry、F650GSなど。

 

タイヤサイズ

フロント

 

110/80R19 M/C 59H TL/TT

110/80R19 M/C 59V TL/TT

100/90-19 M/C 57H TL/TT

90/90-21 M/C 54H TL/TT

 

イメージ
リア

 

130/80R17 M/C 65H TL/TT

140/80R17 M/C 69H TL/TT

150/70R17 M/C 69H TL/TT

150/70R17 M/C 69V TL/TT