
![]() 第2回北陸ツーリングレポート さぁて! 能登ツーリング第2弾は祐太パパが、能登の奥座敷『奥能登』をご案内します。前回は、雨晴〜氷見〜能登島〜富来〜羽咋のコースでしたが、今回は徹底的に海岸線の道を選び能登半島の突端『禄剛崎』まで行き、能登をほぼ一周するコース。たとえば、バスなどで能登を周ったことがある方は思い当たるでしょうが、目的地(観光地)に向かっては、時間節約のため山の中に入ったり海岸線に出たりするのが普通のコースです…。景色に飽きることはないでしょうが、今回はあえて時間のかかる海岸線コースを選んで見ました。車1台やっと通れる狭い道あり、断崖絶壁すれすれを走る道あり、見過ごしてしまいそうな小さな漁港などなど我々旅行者には非日常的に見える景色の中にしっかりと地元の人々の生活が根付いています。今回は、そんな奥能登をゆっくり旅してみたいと思います。 素朴ながらどこか懐かしい
入り組んだ海岸べりにある小さな漁港、民家には、極力金属を使わず、杉板で外壁を張り塩害から家を守る知恵などがおのずと見て取れます。このあたりにはコンビニなどなく、村の雑貨屋さんが住民の生活の一端を支えています。観光化されることを拒むかのようにも見える狭い『県道34』は時として車1台がやっと通れるぐらいまで狭まり、ひとたび海が荒れれば波は道を洗うでしょう。民家の玄関の数メートル先が海なんです。そのような景色を見ながら、24kmほど走ると再び道は国道249と交わります。
能登半島を走っていると ふと気がつくことがあります。地名に『波』とか『弁天』とかがよく使われているんですね。海沿いの地域ではごくあたりまえのことなんでしょうが『弁天』となると、神を崇め、大漁と無事の帰港を願った名残なのでしょうか…。鵜川で再び国道249に合流し次に向かうのは『九十九湾』です。宇出津の町まで9kmほど走り県道35に入ります。県道35を8kmほど走ると九十九湾周辺にたどり着きます。九十九湾はどこからでも見れる…というわけにはいかないのが難点。そこで「のと海洋ふれあいセンター」から九十九湾にアプローチします。入り口の角に茶色の縦長の看板があり。その道の突き当たりが公園の駐車場になっています。そこから遊覧船乗り口の方へ降りてゆくと、乗船切符売り場のおばちゃんが『すぐ乗れますよ』と声をかけてくる。そこで遊覧船に乗って九十九湾全貌を海から見るもよし、乗船切符売り場付近を散策し風景を少し楽しむもよいでしょう。私の記憶ですが九十九湾は、第二次世界大戦中旧海軍が敵からの攻撃を避けるため、軍艦や潜水艦を隠した場所だったと言います。そのような知識を少しだけ持って現場を見ると、また違ったおもしろさが味わえるのではないでしょうか。 そこにはちゃんと人の生活の匂いがあり
途中、越路海岸を右に見ながら15kmほどで見附島に到着します。この島は別名『軍艦島』とも呼ばれており由来はその形からだそうです。さて、今回の道行きは少し長丁場になります。観光もよいですが、能登には狭い道が多いため、あまりハイスピードで走ることができません。テンポよく足を進めましょう。『見附島』から能登突端の禄剛崎までは約25km。国道249を北上、珠洲市飯田町で県道28に入ります。途中この辺りでは有名な『ランプの宿』入り口を通過すれば、禄剛崎は目の前。赤錆た地方鉄道のバス停の看板に『狼煙』と書いてあれば、そこが能登突端の町です。もちろん能登半島突端だから、何もないわけではありません、狼煙の漁港。しっかりとした作りの民家。観光客のための小さい喫茶店。今風のスタイルではないにしろ、そこにはちゃんと人の生活の匂いがあり、素朴な人々が旅人を迎えてくれます。
県道38は海岸線から峠を越えると再び国道249と合流します。ここから28km走ると今回のツーリングのゴール富来町です。今回はあえて、食事などは紹介しませんでした。北陸では魚が新鮮であることはいたって当然のことで、そこそこのお店に入れば外れはないでしょうから。また、コンビニでおにぎりを買って景色のよいところで食べる味も格別だと思ったからです。今回のツーリングは観光地あり観光客の来ないところありの旅でした。あなたも旅先の奥深いところを一度尋ねてみてはいかがでしょうか? きっと何かを感じることができると思いますよ。
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![]() 祐太パパ 49歳。2006年式ハーレーダビッドソンFLHTCUI所有。ちなみに奥さんも大型二輪免許を持っており、夫婦揃って北陸だけでなく、関西・中部などあちこちまでツーリングで足を伸ばし、全国各地に知人は多い。
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