神戸周辺のショートツーリング
オススメルートを紹介します
こんにちは、最近毎月登場している編集部ターミーです。
ここ2ヶ月は関西担当でありながら九州や広島のご紹介でしたので、今月は原点に戻り我が地元、兵庫県をご紹介します。今回は神戸市〜高砂市までをぶらりと流す、私がよく走るショートコース。半日ほど暇があれば気持ちよく走れてしまうでしょうから、近くの方はお試しください。
スタート地点は神戸ハーバーランド近くの「神戸海洋博物館」から。なぜ博物館なのか、実はこの博物館内にはKAWASAKIの歴代の名車たちが展示されているコーナーがあるのです。「KAWASAKI」歴代モデルだけではなく、川崎重工グループの展示コーナーなので新幹線やヘリコプターなどの展示コーナーもあります。「W1」や「Z1」、「MACHV」など、生ではなかなか見ることができない旧き良き名車たちを見ることができます。私は特別カワサキ党というわけではありませんが、旧いバイクの造形を眺めるのは好きなのでちょっと楽しみです。どうやら結構前からこの展示コーナー「カワサキワールド」はあったらしいのですが、地元神戸に住んでいながら今まで存在をしりませんでした。
昔の空冷バイクはエンジンの熱処理が大変だったのでしょうか。旧いモデルのエンジンにはヘッド部分にまで大きな放熱フィンが着いているのが珍しくありません。展示されているモデルで一番旧いのは「B8M」という1963年に生産が開始されたオフロードモデルのようですね。…よく考えると私の周りには、このモデルよりさらに旧い車輌に乗り、日本のあちこちを走り回っている人が少なからずいることに気づきました。「B8M」が大事に展示されている姿を見て、ヴィンテージバイクに乗る人たちのことを思い出し「ホンマにあの人らバイク好きやなぁ」と笑ってしまいました(笑)。ちなみに神戸海洋博物館は「メリケンパーク」と呼ばれる広い公園の中になっており、のんびりするにはいいトコロ。公園の西側のロータリーは日中も夜もバイク乗りが休憩に訪れますので、博物館目当てでなくてもココはいいトコロですよ。
メリケンパークを後にし国道2号線を西へ。30分もしないうちに左手に明石海峡大橋が見えてきます。ヨソ見をして事故を起こさない程度に橋を堪能しつつ、JR・山陽の明石駅の方に走ってください。JR明石駅周辺は我々編集部のある土地で、ほぼ毎日この辺りをスタッフの誰かがウロウロしています。私の行き着けの喫茶店「寺珈屋」も明石駅の少し東側にあり、このお店をご紹介します。60歳を越えるこの喫茶店のマスターは70年代の旧いBMWに乗るバイク乗りで、若い頃に世界を放浪したり、歳を取ってからもシルクロードを半年ほど旅したりと、かなりの「自由人」。ライダーズカフェではありませんが、バイク乗りも時々訪れていますね。「寺珈屋」の暖かいコーヒーで休憩をしましょう。明治時代か大正時代にタイムスリップしたような店内の雰囲気に思わず時間を忘れて長居をしてしまうかもしれませんよ。
ご飯の上にビーフカツがドーン
濃厚なデミグラスソースとともに
不思議系喫茶を堪能した後はさらに西へ。お次は加古川市に向かいます。大きくも小さくもない、ソツない街なのですが、最近この街では「かつめし」なるフードが人気らしいんです。ご飯の上にビーフカツが乗せられ、上からデミグラスソースをかけて食すボリュームのあるフードだと聞きました。県下のハーレー乗りが、わざわざ遠くから「かつめしツアー」をするために走ってくるというのです。兵庫県民としては試しておかなければなるまい、と加古川まで走ることに。明石から加古川までのルートとしては、国道2号線をずっと走るのは気持ちよくありませんから、国道250号線をひたすら西へ向かうか、格安バイパスの「第二神明道路(通行料100円!)」で加古川まで向かうか、お好きな方で向かいましょう。私はそこそこのペースで走ることができる第二神明道路で加古川へ向かいました。降りるところは「加古川東ランプ」が目的地に一番近いので、行き過ぎないように気をつけてください。
目的のかつめし屋さん「ラッキー食堂」国道250号線沿い「安田交差点」近くにあります。交差点の上にはオーバーパスがあるので、気づかず通り過ぎてしまうかもしれません。安田交差点の側道沿いに食堂はあります。看板は出ていますが、一見すると一般住宅っぽく見えますので注意してくださいね。加古川周辺には「かつめし」が食べられるお店はいくつもありますが、なかでもラッキー食堂は知られたお店だそうです。ここは「牛かつめし」、「豚かつめし」、「エビかつめし」の3種類があり、私は定番の牛かつめしをオーダー。ドリンク付で950円(大盛は100円プラス)です。初めて食す、かつめしの味は…懐かしい味でした。わざと水気を飛ばしたご飯はビーフカツとデミグラスソースによく合う食感。一度食べに行ったら自宅でも見た目は真似ができるかもしれませんね…でも味はマネできないかな。
かつめしで腹が膨れたら…もう少しだけ西へ、加古川を越えましょう。川を渡れば北上し「平荘湖」という小さな湖を目指します。この小さな湖は工業用水用にダムが建設されたことでできた人造湖で、人造湖ができたため集落や20以上の古墳が湖底に眠っているのだとか。私は高校生の頃からツーリングで頻繁にここを訪れていましたが、このレポートのために平荘湖を調べていて湖に沈んだ集落や古墳があることを初めて知りました…。「夜になると怖い方々が人を沈めに…」といったような与太話はよく聞いていましたが、正しい史実はさっぱり知られていないのかもしれません。平荘湖は冬には鴨が飛来し、四季を通じて綺麗な緑が楽しめる場所です。日中はこ湖周を散策する人が多く、夜はドライブで訪れる車がチラホラと。地元民から親しまれている場所です。私がバイクを停め、湖を鑑賞した場所からは少しだけアメリカっぽい雰囲気のある景色が楽しめました。神戸から平荘湖までは第二神明道路を使い、寄り道をしなければ2時間程度で来ることができます。ここを折り返し地点としてショートツーリングをするのは、私の定番コースの1つです。
なぜかライダーが集う不思議スポット
呑吐ダム駐車場にバイク・車が集う
平荘湖を後にし、神戸方面へ戻ることにしましょう。往路では第二神明道路もしくは国道250号をオススメしましたが、復路はもう少し田舎っぽい道を楽しむことにしましょう。兵庫県は街が栄えているのは海沿いの一部に限られていて、少し北に向かえばのどかな田舎道が広がります。平荘湖の北側にある県道65号線もそんなローカルな道の1つで、田んぼや畑の広がる地域を気持ちよく駆け抜けることができます。神戸〜姫路を走るときには少しだけ時間に余裕があれば、私はこの道をよく利用します。春には桜が広がる並木道もあり、お気に入りのツーリングコースです。県道65号をのんびり流しながら神戸市内に入り、時間があれば最後のポイント「つくはら湖」に向かいましょう。通称「呑吐ダム」と呼ばれている場所です。この湖も平荘湖と同じく人造湖で、公共工事にありがちな集落を沈めて作られた湖です。湖自体のことはどうでもいいのですが、つくはら湖畔には小さな駐車場があり、そこは毎日バイク好き、車好きが集まってくる場所なのです。日曜日のお昼前後に行けば、いろいろなメーカーのバイクが集まっていて、ポルシェやフェラーリなどの高級自動車のオーナーたちがお互いの車で集まってくる姿も見ることができます。なぜ、何の変哲もない駐車場に乗り物好きが集まってくるのか…誰も知らないのですが、神戸周辺のバイク乗りには少々知られたスポットで、ここをベースにツーリングに出かけていくライダーも多いですね。いろんなバイクや車を眺めて見たい方には面白いスポットだと思います。
以上、私の週末の定番コース紹介でした。どの場所も気がつけば1,2時間ほどが過ぎてしまう気持ちのいいスポットです。一度に回ろうとは思わず、気に入れば他のコースをカットしてのんびり過ごすのも手でしょう。私はだいたい寺珈屋あたりで走る気を無くし、まったりしてしまいますが(笑)。
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