VIRGIN BMW | ちょっと白馬まで。第6回バイカーミーティング 2009 イベントレポート 特集記事&最新情報

ちょっと白馬まで。「第6回バイカーミーティング 2009 in 白馬 イベントレポート」
Text / Zensuke TANAKA  Photo / VIRGIN BMW.com x BMW BIKES 取材協力 / BMW Motorrad Japan  掲載日 / 2009年08月12日

ここへやって来るライダーにメーカーの違いは関係ないのだ

今年で第6回目を数えるBMW Motorrad Japan主催の『Bikermeeting 2009』は、毎年8月、第1土日に開催され、2004年、北海道での第1回開催以降、長野県の白馬村に会場を移し、多くのライダーが訪れる恒例のビッグイベントへと成長している。

 

そもそも『Bikermeeting』とは、ドイツのガルミッシュ・パルテンキルフェン(Garmisch-Partenkirchen:通称GAPA)で開催され続けている『BMW Motorrad Days』というメーカー・イベントに倣ったもの。欧州は国境が陸続きということもあり、世界各国のBMWユーザーがその日(期間)のために、それこそ長い道のりを走り、やって来る。国境や人種、文化や言葉も異なるライダーが、BMWに乗っているという共通項のみで、ひとつに繋がることが出来る壮大なイベントなのだ。毎年多くのアトラクション、デモンストレーション、サードパーティの出店などがあり、まさにお祭り騒ぎ。もちろん他メーカーのライダーも参加可能。

 

その愉しみを日本のライダーにも味わってもらいたい、という想いで『Bikermeeting』を立ち上げ、『GSチャレンジ』同様他メーカーもウェルカムというスタンスは、国境を跨いで走破するBMWのイメージにぴったりだ。ライダーが自分にとって最も良いものを選ぶ、それが結果としてBMWに行き着くものなのだ、ということを知っているのだろう。

 

ドイツのモーターサイクルメーカーはライダーの気持ちイイを知っている

見ているだけでも気持ちイイ

今年のBikermeetingのために協力してくれた、伏見テクニカルセンターのバイクパレード。教習所の教官がニューモデルF 800 Rを巧みに操り、見事な隊列走行を見せて観客を沸かせていた。

BMWのニューモデルとライダーエクイップメントが展示されている大型ブースでは、跨ってみたり、じっくり眺めてみたりと、終日来場者で賑わっていた。
冬には白雪のゲレンデになる急斜面でヒルクライムコンテンスト。果敢にチャレンジするライダーを見ているとこっちまでハラハラドキドキが止まらない。
鈴鹿サーキットのお膝元『ササキスポーツクラブ』ではBMW専用のハイクォリティ・パーツを多数製品化している。登場したばかりのHP2 Sport用セットバック・ハンドルまで。
ン??? なんかオカシイぞ??? こういう茶目っ気が見られるのもオモシロイ。

 

どこを見ても
興味をそそられる

ここへ来ると何かしらワクワクすることがある。メーカー主催なので当然BMWにまつわるイベントが目白押しなのだが、全体的に言えるのは「BMWの愉しさをもっと知ってもらいたい」ということだろう。したがってBMWユーザーはもちろんのこと、他メーカーのユーザーも新鮮な目線で見て、感じることが出来る。それ以上でも以下でもない、決して押し付けることの無いスタンスが、訪れるライダーをやんわりと包み込んでいるのだ。

 

広い会場にはディーラーや協賛社の展示ブースと屋台が並ぶエリア、場内ショートコースではパレードランの観覧と、発売前のニューモデル試乗が出来るエリアもある。また専用駐車場には新旧BMWや他メーカーのバイクがギッシリと並んでいて、さまざまなスタイルのバイクを見ていると、時間が経つのを忘れてしまうほど。

 

ほかにも『Explore Japan フォトコンテスト』の作品展示、『G 450 Xデモンストレーション』、白馬村の『歓迎太鼓』、夜には花火が打ち上げられるなどなど、“魅せる”内容盛りだくさんで、かなり広く門戸を開けられた印象だ。

参加すればもっと気持ちイイ

『フルラインナップ大試乗会』はすぐに定員となってしまう人気のイベント。試乗ルートは白馬の山間を縫うもので、ショートツーリング気分で試乗を愉しめる。早い者勝ちだ。

『本格派山岳コース GS試乗会』はダートビギナーにもオススメ。試乗車はGS各種、それに自身のGSでも参加可能。林道を抜けて山頂までゆっくり駆け上がる爽快な試乗会だ。
ヒルクライムコンテストに挑戦したいなら事前に申込を。R1200GSやアドベンチャーなど、重量級マシンが果敢に急斜面を登ろうとする姿は、見ている側は面白いのだが、ライダーは(ドコだ)…?
『信州そば早食いコンテスト』は、たった300円で美味しいおそばを食べられる。コンテストなので早く食べなきゃダメなんだけど、お昼ごはん代わりにのんびりムード…それもまた良し。
バイクをより安全に、長く愉しむための知識や心がけも必要。ということで、北アルプス広域北部消防署の協力による『救急講習』が行われた。こちらの参加は無料。

 

気軽に参加できる
数々のイベント

せっかく来たからには参加してナンボ。このBikermeetingでしか体験できない目玉イベントとしては、やはり『ヒルクライムコンテスト』だろう。当日受付を行い、先着20名、自前のGSで挑戦することが条件だ。登頂までのタイムを競う単純なもので、上位3名には賞品が授与される。今年は雨の影響でゲレンデの状態が厳しく、重量級モデルで登りきったのはたった1台という過酷さ。かなりのライディングスキルを要求されるものだった。対して食欲さえあれば参加オーケーという『信州そば早食いコンテスト』もある。いずれも観客を沸かせ、チャレンジする方も観ている方も、みんなが参加出来るものだ。

 

毎年大盛況の試乗会では、その場申込で予約さえ取れれば、特別な条件も無く気軽に参加可能。GSに関してはゲレンデ脇の林道が試乗ルートになっているので、実際にダートの感触を確かめることが出来る。

 

Bikermeetingに来れば、いろんなイベントに気軽に参加・体験出来るのだ。

ただノンビリ過ごせるのも気持ちイイ

駐車スペースの隣には広いキャンプサイトが用意されている。バイクを乗り入れ、そのすぐ横にテントを張る。もっとも会場に近い宿泊地だ。

ひとしきり会場を見て回ったら腹ごしらえ。地元のお肉や野菜を使った料理が狙い目。乗り物も立場も関係なく、腹が減ったら列に並んで順番を待つ。これキホン。
突然の土砂降りで来場者は屋根の下へ一時避難。山の天気は変わりやすく、雨だからっていちいち騒いでもしょうがない。こちらは『コンチネンタル・タイヤ』のみなさん(笑顔)。
ライダー予備軍がこんなに。大人も子供も愉しめる雰囲気って大事。
どこへ行ってもマイペース(?)な『BMW BIKES』のヒミツ集会も併催。たくさんのご参加ありがとうございました。

 

自分のペースで
贅沢な時間を

ライダーの趣味指向はさまざまで、これがイイ!とは一概には言えないし、通用しないもの。ライダー向けのイベントを開催するに当たって、成功のカギはそれを理解しているかいないか、まずはそこだろう。誰もが訪れたときに自分の感覚で愉しめる環境があること、それがとても大事なのだ。その点において、BMWというメーカーはライダーの気持ちイイところをわかっている。参加車輌をBMWに限定しないスタンス、観ても参加しても一緒に愉しめるアトラクション、自由に見たり触ったり出来る展示車輌、空腹を満たす食事、バイクの傍らでテントを設営出来るキャンプサイト、安全にダートを走ることが出来る環境…などなど、ワンメーカー主催イベントでありながら、その内容はメーカー関係なく、あらゆるライダーに共感を得られるものになっているのだ。

 

ワンメーカー主催でありながら、ニュートラルなスタンスで毎年いろんなライダーが白馬へやって来る。そして各々が自分のペースでノンビリと過ごして帰る。そんな贅沢な週末を提供しているのが、このBikermeetingなのだ。