モデル

BMW Motorrad初の単気筒モデル
250ccクラスのレースでも活躍した名車

「R32」の登場から2年後、BMW初の単気筒モデル「R39」が誕生しました。排気量は「R32」の半分しかありませんが、当時としては大変高性能な6.5馬力のパワーを誇り、そのトップスピードは100km/hにまで達していました。250ccクラスのレースではドイツ国内チャンピオンも獲得しており、単なる『R32』の廉価版モデルとは決して言えません。

駆動方式にシャフトドライブ、点火方式にはマグネトー点火が採用され、「R32」に比べるとややブレーキも強化されています。このモデルの特徴は、クランクシャフトが前後方向に置かれていること。この方式はその後の250ccモデルにも踏襲されています。このため、構造上、シャフトドライブ・乾式クラッチの採用が簡単で、非常に優れたエンジン設計であったことは間違いありません。

 

現在の我々からすれば、このスペックは貧弱極まりないものに思えますが、80年以上前の技術レベルから見ると素晴らしいモデルなのです。このコンパクトで愛らしくも見えるエンジンから、BMW単気筒モデルの歴史が始まったのです。

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