モデル

優雅なデザインのR24
戦後初の単気筒モデル

第二次世界大戦後、BMWの生産活動は厳しい制限を受けていましたが、1948年にそれが緩和され、ようやくBMWは250cc未満のオートバイを生産することが可能になりました。しかし、十分な開発・生産能力を回復させるためには時間が必要であったため、戦前に生産されていた「R23」をベースとした「R24]が開発されたのです。R24はボルト組み立て式のフレームや、シンプルな構成のテレスコピック式フロントフォークなどがベースモデルからキャリーオーバーされました。しかしエンジンは新設計で、シリンダーやヘッドカバーにも新しいデザインを採用。出力は12馬力で、最高速度は時速95キロを記録しています。クランクは伝統の縦置きで、キャブレターはビングのスライドタイプを搭載。イグニッションはコイル点火式で6ボルト45ワットの発電機を装備して電装系の強化を図るとともに、BMWとしては初めて先端が外側を向く一般的なレバー類を採用するなど操作系も見直しを受けました。1948年の生産台数はわずか1,000台弱だったと言われていますが、各部の進化には注目すべき部分が多く、戦後初、そして以降のモデルにも多大な影響を及ぼしたという意味で重要なモデルだと言えるでしょう。なお、我々も見慣れているOHV系エンジンの丸く優雅なシリンダー周辺の形状は、このモデルのデザインを踏襲したものです。

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