モデル

前後サスが大きく進化した
R24の直系モデルR25/3

戦後しばらくの間は連合軍側の統制を受けていたため、BMW再生の道のりは単気筒モデルの生産から開始されました。そのトップバッターが戦前モデルのR23に4速ミッションを搭載して1949年に市場投入されたR24です。このモデルは高価であったにもかかわらず大ヒットしますが、ボルト締めの組み立て式フレームの生産性が良くないという問題を抱えていました。この点を改良したのがR25であり、その改良型が1953年に発表されたR25/3です。R25で採用された新開発のフレームは、効率の良い生産が可能であるとともに、運動性能が高いという特長をもっていました。また、従来のリジッドフレームに対して、リアにはプランジャー式サスペンションが採用され、乗り心地が飛躍的に向上。さらに、R25/3ではフロントのテレスコピックサスペンションが、シンプルなバネ式から油圧ダンパーを備えた近代的構造へと進化し、従来モデルを大きく上回る走行安定性を誇っていました。そのほか、ブレーキもリム幅と同じフルワイズに改められるなど多くの改良が功を奏し、R25/3は単気筒モデルとしては異例の好セールスを記録したのです。

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