VIRGIN BMW | BMW Motorrad R1250RT /ボクサーエンジンを搭載したスポーツツアラー 試乗インプレ

BMW Motorrad R1250RT /ボクサーエンジンを搭載したスポーツツアラー

  • 掲載日/2019年04月19日【試乗インプレ】
  • 取材協力/BMW Motorrad  取材・写真・文/小松 男

BMW Motorrad R1250RT /ボクサーエンジンを搭載したスポーツツアラーの画像

BMW R1250RT(2019)
スタイリングこそ従来モデルと変わらない新型R1250RT。大きな体躯や大容量のパニアケースを有するが故に、高速巡行ツアラーとして見られがちだが、これはれっきとしたスポーツバイクである。

R1250RT(2019-)の特徴

ブランニューボクサーエンジンを搭載した
BMWきってのスポーツツアラー

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BMWモトラッドが最初にボクサーツインエンジンを用いたのは1923年のことなので、かれこれ100年近くの歴史を持っており、まさしく伝家の宝刀的な存在だ。そのボクサーエンジンは年々進化及び排気量の拡大を続け、2018年末にデリバリーが始まったR1250RTとR1250GSに搭載される新型エンジンでは、排気量が従来比で85cc引き上げられた1254ccとされ、最高出力は136ps/7750rpm、最大トルクは143Nm/6250rpmとされている。

そして最もトピックとされているのが、可変バルブ機構である「BMWシフトカム」が採用されたことである。可変バルブ機構に関して簡単に説明しておくと、4ストロークエンジンで使用される吸排気バルブのタイミングやリフト量などの動作全般を可変式とし制御することを指すものであり、高回転域での出力を高めるものや、低回転域でのトルクを増幅させるためであったりと様々な効果を得ることができる。

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自動車の世界では幅広いエンジンで採用され一般的なものとなっているが、バイク業界ではCB400SFで採用されているVTECというのがホンダの可変バルブ機構として有名な他、最近はドゥカティのDVTやスズキGSX-R1000でSR-VVTなど徐々に広まりつつある。

可変バルブ機構には様々な制御方法があるが、ニューボクサーツインに採用されたBMWシフトカムは吸気側のバルブを制御するもので、吸気バルブを制御するカムに低中回転域用と中高回転域用の山を持たせ、急激なスロットル操作もしくは5000回転を境にカムがスライドしバルブリフト量をコントロールするという仕組みになっている。

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気になる体感的な面だが、それは後でのインプレッション内で記述するとして、そもそもなぜこのBMWシフトカムを取り入れたのかということを考えてみると、もちろんポテンシャルの向上もそうなのだが、年々厳しくなる欧州の排ガス規制への対応策も担っていると思われる。2020年からはユーロ5が始まるためそれを見据えた格好と言える。とはいえトルク、パワーともに格段に引き上げられたR1250RT、その実力に迫るとしよう。

R1250RTの試乗インプレッションは次ページにて
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