VIRGIN BMW | R1100Rロードスター(1994-) BMWバイク中古車ガイド

R1100Rロードスター(1994-)

  • 掲載日/2008年10月25日【BMWバイク中古車ガイド】

R1100Rロードスターの歴史など

R1100Rロードスターの画像

ノンカウルのBMW
R1100R(ロードスター)

日本におけるR1100系は、1993年3月のRSを皮切りにGS、R、RT、Sという順番でリリースされました。今回ご紹介するR(ロードスター)の日本発売は1994年11月でした。メーカーでは1993年から2001年までの間に2万6千台以上を生産したそうです。大きく分けると1996年までの小径ヘッドライトと、それ以降の大径ヘッドライトの仕様に分かれ、それぞれ3本スポークのキャストホイールと、スポークホイールの仕様があります。発売当初の価格は138万円で、併売されていた一世代前のR100ミスティックと比べてもわずか10万円高の違いでした。

その後、大型ヘッドライトとメーター形状が変更された仕様が145万円、BMW 75周年記念モデルが150万円、最終販売のモデルはABS無しスポークホイール仕様で129万と破格な価格設定。R1100系の時代はRTが最も多く販売され、僅差でRSが続き、少し離れてRとGSという順番でした。中古車として販売される車輌は低年式ということもあり、年々少なくなりつつあります。BMWディーラーよりも一般販売店の店頭に並んでいる場合が多いようです。販売価格はほぼ年式順で、40万から70万円台の間で推移しています。

R1100Rロードスターの特徴

R1100Rロードスターの画像

当時の最新技術を満載した
「バイクらしい」スタイリング

R(ロードスター)にはいくつかの仕様があります。ただし、エンジン、フレーム、ガソリンタンク、シート、サスペンションの機構は全て同じ仕様です。エンジンはRSやRTの90馬力とは異なり、圧縮比・カムシャフト等を替えて80馬力の仕様としています。10馬力の違いがありますが、それぞれの仕様でギア比も変えてあるので、高回転域まで使わないとその差は体感できません。また、テレレバーサスペンションの仕組みが良くわかるのがRでしょう。剛性が高く、柔軟に動き、制動時の前下がりを無くしつつ、最大制動時でもストロークに影響を与えない優れものです。リアサスペンションはシャフトドライブ特有の動きを打ち消すパラレバーサスペンションを装備。片側スイングアームで整備性良好です。メーターは年式により異なりますが、全てアナログ式を採用。そして、RだけはRID(Rider Information Display)液晶メーターが付けられていません。

ハンドルはRTと同じものを装着していおり、高さや角度の調整機能はありませんが、シートは高さを地上高 760/780/800mm と3段階に調整できるので、足付き性と相談しながらポジションを変えることができます。ガソリンタンクは21Lの容量があり、オーナーさんから、燃費は街乗りで15km/l、ゆっくりツーリンクでは25km/lも走ったと聞きます。通常モデルはキャストホイールが標準で前17インチ、後18インチです。今回の車両は75周年記念車(1998年)のため、前18インチ、後17インチのホイールとなります(サスペンションの設定は同じ)。ハンドルマウントのカウルは、当時多くの方が装着したモトコ製ミニカウルです。

R1100Rロードスターの画像

分割されたオイルクーラー

冷却性抜群な位置にあるオイルクーラー。車体左右にあります。
R1100Rロードスターの画像

フィット感抜群のシート形状

3段階の高さ調整が可能な前側シート。後側は調整機能無し。
R1100Rロードスターの画像

一目で読み取り易いメーター

1997年以降のメーターです。アナログ式時計は標準装備。

R1100Rロードスター オーナーの声

R1100Rの画像

いろんな意味で面白いメーカー
知れば知るほど楽しいですね

BMWを購入しようと思ったきっかけは「ヘンなバイク」だからです(笑)。最初に購入したのはR1200Cで、エンジンとフレーム(骨格)だけの姿が非常にオモシロイと思って、それからBMWに興味が湧いてきました。雑誌か何かで写真を見たのがそもそもの始まりでしたが、それまでは、まさか自分がBMWに乗るなんて思ってもいませんでしたよ。

R1100Rに乗り換えてから8年になりますが、なかなか乗る時間を作れず、BMWの良さをハッキリと分かっているわけでもありません。しかし、私が住んでいる東京から水戸まで走ったとき、何の苦も無く「スッ」と往復できて「これがBMWの特徴なのかなぁ」と思いました。R1100Rは、購入当時ほかのラインナップと比べてシンプルなスタイルで、いかにも重そうなカウル付きのモデルと違って、スタンダードな印象が気に入って選びました。それにBMWは、他のメーカーが作るバイクと明らかに「違ってしまった」つくりをしています。その理由を知るとBMWの考えを知ることができて、そこに面白味を感じます。今は週末に映画館めぐりで短い距離を走る程度ですが、今後はせめて3日間くらい休暇をとって、東北地方をツーリングしながらR1100Rの良さをもっと実感したいですね。車体に不満は無いので、現状維持で乗り続けたいと思います。(1998年式 R1100R 75周年記念モデル 井上 洋さん)

R1100Rロードスター 中古車選びの注意点

R1100Rロードスターの画像

ABSに不安を感じたら
即交換が鉄則

低年式車輌は比較的車輌本体価格が低く設定されている場合が多いと思います。それ故、高価な部品を交換する時は、車体価格と部品価格を比べてしまいがちです。とくにBMWの特徴でもあるABSはそのユニット本体がとても高価で、素人では簡単に交換できないため、注意が必要です。外見上でも全く判断できないので、少しでもおかしいと思ったときは、迷わずBMWモーターサイクルディーラーへ入庫させる必要があります。専用テスターで確認すると良/不良がすぐに診断できます。また、ABSが作動するはずが作動しなかったなどとなる前に、定期的な診断を受けておくことが重要です。ABSユニットはタンク下に設置されています。交換まではできないという時はABS無し仕様に改造してお乗りください。画像のABSはR1200GSのものです。

購入の際の注意点
  • ● 前後ブレーキのマスターシリンダーからのブレーキフリュード滲みに注意。
  • ● クラッチレバーの引きが他のR1100系よりも重い場合はクラッチの磨耗が原因。
  • ● 永年使用のバッテリーはABSのエラーを誘発するのでいつも活きの良い物を使用する。
  • ● 前後ディスクローターは意外と早く摩耗します。特に後ろ側は要注意。
  • ● キャストホイール仕様は割れないように柔らかく作られているので、歪みや振れに要注意。
  • ● リアステップホルダーステーの曲がりに注意。最悪リアフレーム交換になります。
  • ● 履歴がわからない時は安全のため、燃料ホースとフィルターの交換が最低限必要。
  • ● エンジン作動時に打音がある場合は、バルブキャップとカムシャフトの磨耗の可能性があります。
  • ● 5万キロ以上の走行車の場合にはシリンダーヘッドのオーバーホールが必要な場合があります。
  • ● クランクケースとオイルパンは縦割り構造のため、下から覗き込んでダメージの有無を確認します。
  • ● 車体番号がWBで始まるモデルはライトスイッチが付いていると基本的に車検不可です。
  • ● 全く同じスタイルでR850Rというモデルが存在します。ご注意ください。
プロフィール
山本 栄治

1960年生まれ、91年式R100GSパリダカール所有。1983年に福田モーター商会に入社して以来、BMWに携わり続けている。毎年100台以上のBMWの下取り査定や中古車販売に携わっていて経験豊富。

取材協力
住所/東京都渋谷区笹塚1-50-16
営業/9:15~18:00
電話/03-3468-6841

関連する記事

注目のアイテムはコチラ

ピックアップ情報