VIRGIN BMW | R1150Rロードスター(2001-) BMWバイク中古車ガイド

R1150Rロードスター(2001-)

  • 掲載日/2009年06月23日【BMWバイク中古車ガイド】

R1150Rロードスターの歴史など

R1150Rロードスターの画像

R1150シリーズ唯一のネイキッドモデル
軽快な外観にどっしりとした安定感

R1150Rロードスターは、R1150シリーズの中で唯一カウリングやウインドスクリーンを標準装備していないネイキッドモデルで、BMWの特徴である優れた快適性を確保したモデルとは異なり、軽快性を強く打ち出したモデルです。かといって小さなコーナーをクルクル良く曲がるというものではなく、高速直進・低速コーナーでも比較的どっしりとした安定感のある走りをさせてくれるキャラクターです。クルクル良く曲がるモデルには、ロックスターという派手な兄弟車が存在します。

発売は、1999年に発売されたR1150GSから2年後の2001年。日本へはABS装備車のみが輸入され、当時の価格は税別で154万円、後に登場したツートーン車は+4万でした。2004年モデルからはツインスパークエンジンが搭載され、グリップヒーター等が装備された仕様になり、少しだけ価格が上がりました。そして、2006年を最後にR1200Rロードスターへと移行していきます。ちなみにR1150Rシリーズの生産数は、同じR1150シリーズの中でGS、RTに次ぐ43,026台でした。

R1150Rロードスターの特徴

R1150Rロードスターの画像

当時のボクサーエンジンと先端技術を
じっくり味わうことができるモデル

正規輸入されているR1150Rロードスターは、基本的に一種類だけです。ただし、年式によりシングルスパークとツインスパークエンジンの二種類があります。両者に性能の違いは無く、より効率的に混合気を燃焼させることにより、排気ガスのクリーン度を高めています。R1150Rはパワー感・トルク感ともにR1100よりも向上しており、より振動の少ない、スムーズな扱い易いエンジンが最大の特徴です。

日本へ輸入されていたモデルには全車サーボ付インテグラルABSが標準装備されています。ハンドブレーキ操作は前後ブレーキに作用し、バイク歴の違いに関係なく最善のバランスで制動ができる仕組みを持っています。しかも、フロントサスペンションはテレレバータイプで制動時の前下がりが無く、不安無く急制動が可能です。

リアサスペンションはパラレバータイプで、シャフトドライブ特有のツッパリ感が取り除かれ、よく動くスイングアームとなっています。ガソリンタンクは20Lの容量を持つスチール製で、タンクの左右前方には、外観からそれとわからないように、そしてよく風が通る位置にオイルクーラーが設置されています。ハンドルバーは日本でも使われている一般的な太さの物が使用されていて、ハンドルバー自体やライザーを容易に交換することが可能です。また、シートは日本向けシート以外に、高さ820mmと800mmの2種類が用意されていて、体格に合ったポジションを簡単に得ることが可能です。

R1150Rロードスターには同じネイキッドタイプのロックスターという兄弟車があります。派手なカラーリングにGSの異形ヘッドライト、低めのハンドルバーにR1100Sのサスペンション装備という仕様です。また、BMWが80周年の節目に当たりこのロックスターをベースに艶消し白黒色の記念車が発売されています。

R1150Rロードスターの画像

エンジン右側にもろもろ並ぶ

左からリアサスペンション用プリロード調整ダイヤル、電源ソケット、ジャンプスタートの+端子。
R1150Rロードスターの画像

パラレバーをまたぐように配置

ガソリンタンク前側に配された左右分割タイプのオイルクーラー。よく冷やします。
R1150Rロードスターの画像

容量大のパニアケースを装着!

非純正部品のマフラーステーに交換すると、こんなこともできてしまいます。

当時のカタログを見てみよう!

ベーシックなスタイリングに最高のテクノロジー
都会を抜け出してピュアなライディングを愉しむ

R1150Rロードスターの画像
R1150Rロードスターの画像

中古車選びの注意点

R1150Rロードスターの画像

当時最先端技術の第三世代ABS搭載
メンテナンスは必ずディーラーで!

R1150シリーズの日本向けモデルは、全てインテグラルABSが装備されています。このABSはブレーキレバーとペダルのいずれかを操作しても、前後のブレーキが連動して制動するフルインテグラルABSと、レバー操作で前後ブレーキが制動し、ペダルで後ろだけが制動するパーシャリーインテグラルABSとに分けられます。RTは全て“フル”(最終仕様のRTを除く)、RT以外は全て“パーシャリー”仕様のABSとなります。そして全モデル共に、ブレーキ操作で「入力の20%増し」でキャリパーへ油圧を送る“サーボアシスト”が備わっています。腕に覚えがあるベテランには不必要でお節介な装備ですが、大型車ビギナーと大ベテランにはサーボアシストと前後連動ブレーキは優れた機能のひとつとなります。

制動装置というとても重要な装置だけに、ブレーキスイッチ、ABS内臓のモーター、ブレーキフリュードは定期的にメンテナンスする必要があります。メンテナンスは専用テスターにて確認を取りますので、必ずBMWディーラーに依頼してください。何があってもご自身でフリュード交換をしようなどと思わないで下さい。

忘れるところでした。R1150シリーズで唯一、GSだけはABSを一時休止させる機能が付いています。

購入の際の注意点
  • ● バッテリーは簡単に取り外せないので状態をよく確認してもらう。新品交換が安心。
  • ● 使用条件によって異なりますが、数万キロ走行車の場合エンジン燃焼室内のカーボン体積に注意。
  • ● ABSユニットは20万円以上するので、万一の場合に備え車両購入時に保証条件を確認すること。
  • ● ABS作動時は常時リアブレーキが作動するので、ブレーキパッドとディスクの残量に注意。
  • ● 高剛性のフロントフォークと、割れないように計算されたフロントホイールは、時として歪むことがあるので注意。
  • ● R1150Rに限らず、インジェクション仕様はガソリンホースとフィルターを定期交換する。
  • ● インジェクション(エンジン)とABSの不調時は迷わずBMWディーラーへ入庫するのが一番。
プロフィール
山本 栄治

1960年生まれ、91年式R100GSパリダカール所有。1983年に福田モーター商会に入社して以来、BMWに携わり続けている。毎年100台以上のBMWの下取り査定や中古車販売に携わっていて経験豊富。

取材協力
住所/東京都渋谷区笹塚1-50-16
営業/9:15~18:00
電話/03-3468-6841

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