VIRGIN BMW | K1200R(2005-) BMWバイク中古車ガイド

K1200R(2005-)

  • 掲載日/2011年03月02日【BMWバイク中古車ガイド】

K1200Rの歴史など

K1200Rの画像

新型Kシリーズのストリートヴァージョン
日本の道路でそのパワーを愉しむことは…

Kシリーズがコンパクトドライブシステムと呼んでいた縦置きエンジンに別れを告げ、初めて横置きエンジン形式の K1200S を登場させた後に発売されたのが K1200R です。K1200R は 2005 年の夏に発売されていますが、モデル年式的には 2006 年となります。発売時の価格は、標準モデルが 190 万円、ワイドホイール仕様車が 191 万円、ESA 装備車がプラス9万円でした。

発売当初のカラーはホワイトアルミニューム、サニーイエロー、ダークグラファイトという3色から始まり、最終モデルとなる 2008 年モデルではグリーンアップル、スモークグレー系の2色で計6色が販売されていました。ただし、K1200S / R / GT と揃った時点での K1200R の販売台数は比較的少数で、2008 年モデルの色を見ることはめったにないという状況です。ネイキッドモデルとしてはいささかパワーが有りすぎたようで、カウル無しではあまりにも高速走行が辛すぎたのかもしれません。

K1200Rの特徴

K1200Rの画像

単なるオーバースペックマシンではなく
BMW らしさも持ち合わせている

K1200R のエンジンはそれまでのKシリーズとはまったく異なり、ツーリング時の使いやすさに重点を置いたものから、速く走るための性能を特化したものへと替わりました。パワーは 160ps を超え、トルクは 12,7Nm も捻出している並列4気筒ならば、動力性能が足りないという感じは無いはずです。ただしそこは BMW 、どんなに刺激的なエンジンに造っても、ゆっくり走りたい時の「せかされない優しさ」のような感じも持たせているのが嬉しいところです。

エンジンは性能も搭載方法も劇的に変わりましたが、パラレバー方式のシャフトドライブは残されました。チェーン駆動と比較すると重量と部品点数の面で不利になりますが、公道を永く走り続ける時のメンテナンス性では、他に替わるものがありません。またフロントサスペンションには、Kシリーズ独自のデュオレバー方式が採用されています。BMW 独自のテレレバーをさらに進化させた方式で、フォーク、リンク、サスペンションストラットで構成されています。驚くのはフォークの軽さと強度です。中空構造のフォーク重量はわずか 4,434g しかなく、機敏に動く堅牢なフォークはスポーツ走行でもツーリングでも、軽い走行性能に寄与しています。

日本に輸入されている多くの K1200R は ABS 装備のモデルです。ただし ABS 無しのベーシックライン、リアタイヤが6インチ幅のワイドホイール仕様、ほとんど見かけない ESA 装備車などもあります。ワイドホイール仕様は前後のデザインが K1200S のように渦巻き状になっているので確認しやすいのですが、ABS や ESA はよく確認する必要があります。

K1200Rの画像

新生Kの心臓部

ミッションとクラッチ(湿式)が一体化され、シリンダーは極端に前傾。
K1200Rの画像

迫力のホイールデザイン

前後とも K1200S と同形状のワイドホイール。
K1200Rの画像

使い易さも考慮

スクリーン、バッグ類、センタースタンド等豊富に揃ったアクセサリー類。

当時のカタログを見てみよう!

圧倒的なパフォーマンスを主張する
BMW のストリートファイター

K1200Rの画像
K1200Rの画像

中古車選びの注意点

K1200Rの画像

強力なパワーを伝達する
ファイナルギアに注目

劇的にパワーが増大したモデルの場合、その使い方にもよりますが、ファイナルケースとスイングアームを連結する部分のベアリングに負担が集中する傾向があります。ガタがあっても外見上から確認出来るものではなく、タイヤを揺らしたぐらいでは判断出来ないので注意が必要です。確認するのはファイナルギアのオイル交換時が最適です。ファイナルケースからホイールを外し、ファイナルケース単体になったところで確認すると比較的簡単に不具合を発見できます。

もしベアリングに不具合が起きていた場合は、比較的低速走行時でも妙にふらつく感じがあります。けっこう傷みが進んでいたものを交換した時は、目から鱗ぐらいの感激が得られます。この症状は K1200R に限ったことではなく、多くの車輌に該当します。何かの時に看てもらうことをお勧めします。

購入の際の注意点
  • ● バッテリーが劣化しているとアイドリング時の安定性も影響を受けるので注意する。
  • ● 前後連動ブレーキを装備しているのでリアブレーキディスクとパッドの摩耗に注意。
  • ● BMW 独自の電気配線を用いているので、電気的アクセサリーの取付は故障の原因になります。
  • ● スパークプラグは3万km毎に交換。交換作業はとてもたいへんなので、交換日を確認する。
  • ● BMW モーターサイクル初の湿式多板クラッチは、乾式複板と違う音を発生するが問題はありません。
  • ● BMW ホイールは割れないように柔らかく作られているので、歪みの有無に注意する。
  • ● タイヤの摩耗が原因ではない時のハンドルの重さは、フォークのボールジョイントを疑う。
  • ● クラッチ操作力軽減部品を付けている時は、確実にクラッチが切れているか確認する。
  • ● 標準装着の楕円ミラーは、ボディと鏡が剥がれて振動音がすることがあるので確認する。
プロフィール
山本 栄治

1960年生まれ、91年式R100GSパリダカール所有。1983年に福田モーター商会に入社して以来、BMWに携わり続けている。毎年100台以上のBMWの下取り査定や中古車販売に携わっていて経験豊富。

取材協力
住所/東京都渋谷区笹塚1-50-16
営業/9:15~18:00
電話/03-3468-6841

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