VIRGIN BMW | ボクサーエンジンは走りながら右に傾いていくってホントですか? BMWバイクQ&A

ボクサーエンジンは走りながら右に傾いていくってホントですか?

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はい、本当です。
しかし、それ以上に安定しているのがボクサーです。

少し大げさな表現ですけれど(笑)、確かにそれはボクサーエンジンの特徴の一つです。「ボクサーエンジンは空ぶかしすると車体が右に傾く」ボクサー乗りならば有名な話ですね。では、なぜこんなことが起こるのでしょうか。

少し難しい話になりますが、ボクサーエンジンは他メーカーのバイクと違い、クランクシャフトが縦に置かれているため、このような現象が起こるのです。ただ、右に傾くのはスロットルを捻った瞬間だけの動きで、バイクを倒してしまうほどのものではありませんのでご安心ください。また、この縦置きクランクのエンジンの挙動が原因で「ボクサーエンジンでは左にはやや曲がりにくい」という現象も起こります。エンジンに右に傾こうとする力が働いているので、左に車体を倒す動作の邪魔をしているというわけです。

こうお話すると「そんなエンジン大丈夫?」と思うかもしれませんが、この特徴を「ボクサーらしさ」の一つとして楽しんでいるボクサー乗りがほとんどでしょう。むしろ「縦置きクランク」であること恩恵の方が大きく、エンジンはコンパクトにしかも軽量に設計でき、左右に突き出したシリンダーは冷却効率が高く、重たいエンジンを低い位置に置くことができるため重心が低く安定したライディングが可能となっています。

高性能を実現している、水冷4気筒「Kシリーズ」が販売されている今、BMWオーナーが単に高性能さを求めているのであれば、ボクサーエンジンはすでに無くなってしまっていたでしょう。BMWオーナーが求めている「BMWらしさ」その答えの一つはボクサーに秘められているのかもしれません。

「縦置きクランク」という革新的な設計のエンジンが1923年に誕生し、進化を続けながら80年以上も支持されていることからわかるように、現代でもその設計思想が高く評価されている、それがボクサーエンジンなのです。アイドリングでスロットルを捻ると右に振られる…80年以上前からボクサー乗りに親しまれている「伝統ある癖」をお楽しみください。

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