VIRGIN BMW | ボクサーエンジンのDOHC化について教えてください! BMWバイクQ&A

ボクサーエンジンのDOHC化について教えてください!

  • 掲載日/2010年09月24日【BMWバイクQ&A】
  • 監修/BMW Motorrad アフターセールス サービス プロダクト&テクニカル インフォメーション コーディネーター 平野 司さん
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より動力性能を向上させるための進化として
DOHCボクサーは新設計のエンジンになりました

2010年モデルより、R 1200 RT、R 1200 GS、R 1200 GS Adventure エンジンには、DOHCエンジンを採用しました。これにより最大トルクが向上して 120Nm に、R 1200 GSとR 1200 GS Adventure では最大出力が 5PS 向上して 110PS になりました。いずれのモデルでも低回転から高回転まで、全域で力強いパフォーマンスを発揮し、さらにダイナミックなライディングを実現しております。

「いままでの SOHC のシリンダーヘッドだけを DOHC へ変更したのでは?」と、よく言われますが、じつはクランクケースも含めた新設計です。

なぜ SOHC から DOHC へ変更したのかと言いますと、より動力性能を向上させる目的で、調和のとれたエンジンのトルク曲線を実現するには DOHC 化が必要でした。簡単な説明ですが、DOHC化によりインテークバルブ、エキゾーストバルブの開弁タイミングが細かくセッティングできるようになり、エンジンの特性も細かく変えることが可能になります。

実は DOHC ボクサーエンジンのボアとストロークの設計は、HP2 Sport も上記3モデルも同じなのです。 HP2 SportのDOHC は BMW Motorrad 史上最もスポーティなフラットツインです。

しかし上記3モデルは、カムシャフトや点火時期、圧縮比、IN / EX バルブストローク、スロットル径などなど、HP2 Sport とは別物でございます。

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HP2 Sport の場合、車両の特性を引き出すため高回転型の仕様にしてあります。上記3モデル用の DOHC は HP2 Sportのような高回転型ではなく、低中速回転域でのトルクを向上させるようなセッティングが施されました。特に GS モデルは、ボクサーツインのファンにはたまらないパワフルなエキゾーストサウンドに仕上げてあります(好みもありますので、賛否両論ですが…)。

この DOHC タイプの GS をお乗りの方へ、メインテナンス上の注意点をお伝えします。 フロントのブレーキオイルタンクが変更になっております。このタンクの中にはスクリーンインサート(図の黄色い部品)が入っております。この部品はブレーキオイル交換毎に交換になります(ブレーキフルードの交換規定:初回は1年後、その後は2年毎)。

さらなる進化を遂げた New ボクサーエンジンをよろしくお願いします。

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