VIRGIN BMW | ASC編 BMWバイク テクノロジーガイド

ASC編

  • 掲載日/2007年12月13日【BMWバイク テクノロジーガイド】
ASCの画像

ホイールの空転を防ぎ
安全性を高める新システム

ASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)は、2007年「R1200R」の登場とともに採用された新技術です。2007年10月現在は標準装備ではなく、一部モデルで工場出荷時のオプション装備として選択が可能。ASCはBMWのABSシステムが第4世代に進化するに当たって採用された技術で、ABSシステムと結びついてその役割を果たします。

具体的な機能を簡単に説明すると、リアタイヤが空転してしまうのを防ぐ役割を果たすといういことになります。通常リアタイヤが空転すると後輪が暴れ出し、制御できなくなり非常に危険ですが、ASCはABSと合わせてそれをできるかぎり未然に防いでくれます。もともと安全性能が高いBMWですが、一層の安心を与えてくれるシステムとして注目を浴びています。

ASCが作動する仕組みとは?
ホイールのセンサ-が判断します

ASCが作動する仕組みですが、ホイールに取り付けられているABSセンサーを利用しています。ABSセンサーは常にホイールの回転速度を計測しており、前後タイヤの回転速度に急な差が計測されると、電子式コントロールユニットはエンジンコントロールユニットに点火タイミングを遅らせる指示を即座に出します。

この結果リアタイヤに伝わる駆動力が制限され、タイヤの空転を抑えてくれるのです。これでもまだ空転が収まらない場合は、強制的に燃料噴射をカットするシステムも用意されており、万が一の対策は万全です。これらの一連の動きは各コンピューターを通じて瞬時に行われます。ASCの作動は瞬間的なものであり、バイクの運動性能に与える影響はほとんどないと言っていいでしょう。

従来からのABSもそうですが、万が一の際に乗り手の経験やテクニックに頼るのではなく、技量に関わらずバイク側がライダーをサポートしてくれる先進のシステムなのです。

不意のトラブル時に効果大
どんなライダーにも有難い機能です

ASCはどんな場面で役立つのか、例えば急発進時です。急なスロットル操作でリアタイヤに急激な駆動力が伝われば当然ながらリアタイヤは空転してしまいます。走行中にいきなりスロットルを全開にするなどの操作でも同様です。

また、路面が濡れている、砂が広がっている時などにもASCは大いに効果を発揮します。そういった路面でリアタイヤを多少なりとも空転させた経験があるライダーはきっと多いことでしょう。

ASCやABSは危険な運転をするライダーのためだけにあるのではありません。公道はサーキットのように徹底的に路面を維持されているわけではないのです。あちこちを走っていると注意深いライダーでも予測不能の路面状態に遭うこともあります。そういったときに役立つのが、進化し続けてきたABSシステムであり、新たに採用されたASCシステムなのです。

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