VIRGIN BMW | CANバスシステム編 BMWバイク テクノロジーガイド

CANバスシステム編

  • 掲載日/2008年09月08日【BMWバイク テクノロジーガイド】
CANバスシステムの画像

BMWの電子化を支える
CANバスシステム

電子サスペンション制御、ブレーキパッド交換インジケーターを搭載したABS、タイヤ空気圧モニター、イモビライザー、電子エンジン制御、内蔵コンピュータ、フラットスクリーンのインパネなど、電子化が著しい近年のBMWモーターサイクル。この進化を支えているのが CANバス(コントロール・エリア・ネットワーク)とよばれる技術です。

バスの停留所のように各制御装置をつなぐことからCANバスと名ズけられたこのシステムが、自動車が初めて採用されたのは約20年前のことで、くしくもそれはBMWの850クーペでした。それまでの自動車では電気部品を個別もしくは相互に接続しなければならず膨大な配線が必要でしたが、CANバス技術の確立により全長2kmにもおよぶ膨大な内部配線は大幅に削減され、車の総重量は 50kgも減ったのです。

それから20年、現在では市場に投入される新車のおよそ7割にはCANバス技術が搭載されているという状況になっています。

CANバスとSWSがもたらした
さまざまなメリット

BMW はこの技術を応用し、2004年に発表したR1200GSのSWS(シングルワイヤーシステム)として、初めてモーターサイクルに搭載しました。SWS は、人間の神経系統に似た電気配線システムです。

データ通信はCANバス技術により単線で行われますが、デュアルチャンネルシステムとして双方向のデータ通信が行えるように設計されています。これにより、従来のシステムよりも応用範囲が大幅に広がる一方、配線は大幅に削減。ワイヤーハーネスの重量も軽減され、機能的な信頼性や診断能力が向上したのはもちろん、従来モデル比で30kgもの車体軽量化に大きく貢献したのです。

また、SWSと組み合わされている CANバスは、全てのデータに常時アクセスを許可するシステムとなっています。全ての制御装置、センサー、電装部品が共有チャンネルを介してネットワークで結ばれ、接続している機器ならば、その順番に左右されることなく全ての情報を常時利用できるようになっているのが大きな特長です。

CANバスとSWSは
BMWに必要不可欠な技術

SWSおよびCANバスにより、車輌に不具合が発生した場合はシステム全体を簡単かつ広範囲にわたり診断し、迅速に修理することが可能となりました。

また、ショートや不具合が発生した場合にはシステム自身が関連した機能を切断するため、ネットワーク全体に従来のようなヒューズも不要。電気的な安全性も向上しました。不具合は自動的に診断が行われ、フラットスクリーン上にエラーが表示されるという機能まで実装しています。内蔵コンピュータはもちろん、開発中の装備とも接続可能であることから、先進技術の開発という面でも、SWSおよびCANバスは大きな役割を果すことでしょう。

自動車のみならず、モーターサイクルにおいても、電子機器の重要性は高まり続けています。SWSおよびCANバスは目に触れ難い技術ですが、BMWが今後も先進的で刺激的なモーターサイクルを開発するために必要不可欠なテクノロジーなのです。

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