VIRGIN BMW | 第16回 点火系 F800S・F800ST編

第16回 点火系

  • 掲載日/2012年07月02日【F800S・F800ST編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.37 (発行:2007.01.11)「ディーラーメカニックが解説する F800S / ST テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

F800S・F800ST分解レポートの画像

BMW 初のパラレルツインエンジン。一見して従来のFシリーズとは異なるキャラクター、サプライズともいえるプライスタグなど、各方面から注目の F800 シリーズが到着。そのメカニズムについて、メンテナンス方法も交えて世界一詳しく紹介しよう。

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スパークプラグを外してみよう。F800 にはいわゆるプラグコードは存在しない。キャップに見えるのがイグニッションコイル本体である。
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コネクターを慎重に抜いてコイルを引き抜く。コイルは結構強く張り付いていることが多いので、無理矢理引っ張ると壊れるので注意。
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プラグホール内を高圧エアでブローし、プラグレンチを差し入れる。二面幅 18 ミリだから一般的なサイズ。もっと細いのかと思っていた。
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イグニッションコイルがそのままスパークプラグにつながるダイレクトイグニッションだ。プラグを外すのにここまでの手順を踏む。時間はかかるが難しくはない。超前傾エンジンの K1200 系はもっと大変。
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スパークプラグは NGK の DCPR8E。ギャップの規定値は 0.9 ミリ。締め付けトルクは 18Nm 。交換時期は決まっておらず、後述するバルブクリアランス点検と同時に交換する旨が指示されている。要するに、結構面倒な作業だから別の作業のついでに交換してね、ということだ。経験上、10,000 キロまでに交換したいところ。

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