VIRGIN BMW | 第5回 サスペンション F800R編

第5回 サスペンション

  • 掲載日/2012年04月20日【F800R編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.48 (発行:2009.09.15)「ディーラーメカが解説する 世界一細かい F800R テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

F800R編分解レポートの画像

800cc パラレルツインの新生Fシリーズ。スポーツツアラーの S/ST に始まり、オフロードバイクのGSに続く F800R は、欧州市場で人気のストリートスポーツだった。あえて強力なライバルがひしめく戦場に投入された F800R がいかなるものか、S/ST や GS との違いとともに、その詳細を紹介していこう。

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フロントサスペンションは、普通のテレスコピックタイプ。インナーチューブ径 43mm のショウワ製。調整機能は無い。オイル量は 0.584L で粘度は SAE10 が指定。ストローク量はホイール中心で 125mm。S / ST は 140mm だから、15mm もストローク量を減らしている。キャスター角は 65.0 度。S / ST は 63.8 度だから、フォークを立てて倒しこみを軽くしていることがわかる。
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左右のアウターチューブをつなぐ補強ブリッジ。いかにも剛性が高そうなアルミダイキャスト製。S / ST には存在しない部品である。
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ダンピングなどの調整機構は無いシンプルなもの。フォーク最上部には凝ったデザインのキャップが付く。
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リアショックユニットはリンクを介さずにスイングアームにマウントされ、上側はメインフレームマウントである。極端に前傾されているのは、ガソリンタンクの容量をかせぐ意味もあるはずだ。ストローク量はホイール中心で 125mm。S / ST はフロントと同じ 140mm。
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スプリングプリロードの調整ダイヤル。標準位置はいっぱいに緩めてから、12 ノッチ締め込む。ただし、フルタンクで 85 キロライダーの設定。オーナーの体格次第で調整したほうがいいだろう。スペース上の制約があり、ダイヤルが小さめで回すのに結構な握力が要る。
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シートを外すと、最前部にツールがはめ込まれているので取りだす。
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ダイヤルの穴に差しこめば軽く回る仕組み。ちゃんと奥まで差し込まないとツールの爪が折れそうなので注意したい。
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ダンパー (伸び側) 調整ダイヤル。締めこんでから 3 / 4 回転緩めた位置が標準位置。

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