VIRGIN BMW | 鈴鹿8時間耐久ロードレースで3チームがS1000RRでエントリー トピックス

鈴鹿8時間耐久ロードレースで3チームがS1000RRでエントリー

  • 掲載日/2012年08月21日【トピックス】
  • 取材協力/BMW Motorrad Japan  文/淺倉 恵介  写真/淺倉 恵介、VIRGIN BMW.com 編集部
鈴鹿8時間耐久ロードレースの画像

ゼッケン99 『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 は実質的なワークスチームと言われているが、マシンは特別なチューニングが施されているわけではない。それでいてトップクラスの速さを見せるのだから、S1000RR のポテンシャル恐るべしである。

速さは世界最高レベル!過酷な耐久レース鈴鹿8耐で
3台の S1000RR が大活躍を見せた!!

2012年7月29日、鈴鹿サーキットで “8耐” こと鈴鹿8時間耐久ロードレースが開催され、今年は3チームが BMW S1000RR を駆ってエントリーしました。

ゼッケン99 『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 は、フランスからやってきた世界耐久選手権にレギュラー参戦する強豪チームです。2011年の8耐では初参戦ながら驚くべき速さを見せつけて4位に入賞。今年はさらに上位を目指してのエントリーです。

バージンBMW読者の皆さんにとってはお馴染みの、ゼッケン135 『Team Tras』 は今年も健在。同チームの前身である BOXER SPORTS CLUB の時代から、BMW での8耐挑戦にこだわり続けているプライベートチームで、S1000RR での8耐参戦は今年で3年目。昨年は15位という好リザルトを記録しています。

そして初参戦を果たしたのがゼッケン390 『Team MOTORRAD 39』 で、2009年の8耐で優勝を果たした酒井大作選手が自ら立ち上げたチームです。世界を舞台に、様々なマシンでレースを戦ってきた酒井選手が、S1000RR で8耐に参戦するということで注目を集めました。

結果は3チームとも見事に完走。『Team MOTORRAD 39』 が8位、『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 は9位、『Team Tras』 は18位という素晴らしい結果を残し、 S1000RR のポテンシャルの高さを証明したのです。

フォトTOPICS(写真点数/46枚)

鈴鹿8時間耐久ロードレースの画像
01第1ライダーはフランスのセバスチャン・ジンバート選手、第2ライダーはオーストラリアのダミアン・カドリン選手、第3ライダーはフランスのエルワン・ニゴン選手。予選順位は11位、スタートライダーは写真のエルワン・ニゴン選手が務めた。
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02S1000RR での8耐は3年目となるゼッケン135 『Team Tras』 は、昨年までのマシンから2012年モデルの S1000RR にスイッチ。戦闘力アップを図り、上位進出を狙ってきた。
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03第1ライダーは中央の高田速人選手、第2ライダーは右の松下ヨシナリ選手、第3ライダーは左の戸田 隆選手というチーム体制。高田選手は S1000RR での8耐は3回目、戸田選手は S1000RR で全日本ロードレースに参戦中、松下選手も S1000RR でマン島を走るなど、S1000RR のスペシャリストを揃えている。予選順位は29位からのスタートとなった。
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04ゼッケン390 『Team MOTORRAD 39』 の S1000RR。8耐ウイナーであり、世界耐久選手権で優勝経験をを持つ酒井大作選手は事前テストでも好タイムを連発。予選ではトラブルで18位に終わったが、決勝は好成績が期待されていた。
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05第1ライダーは中央の寺本幸司選手、寺本選手は2011年、『Team Tras』 から S1000RR で8耐に参戦。第2ライダーは左の酒井大作選手で、スタートライダーも務める。第3ライダーは右の矢木清貴選手。
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06いよいよレースがスタート!長く厳しい8時間が始まった。『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 はニゴン選手が絶妙なスタートを決めて、5位にジャンプアップ。『Team MOTORRAD 39』 も酒井選手が堅実にスタート。『Team Tras』 はエンジン始動に手間取り、やや出遅れてしまった。
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07快走を続けるニゴン選手。耐久レースのプロフェッショナルだけあって、余裕のレース運びを見せている。
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08酒井大作選手は、さすが世界トップクラスのレースを戦ってきたライダー。前を走るマシンを次々と抜き去り、レース開始後1時間の時点で13位まで順位を上げてきた。
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09スタートで遅れをとった 『Team Tras』 だったが、高田選手の力走で確実にポジションを回復、レース開始後1時間の時点で26位を走行。
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10『Team Tras』 のメカニックは、BMWディーラーのマイスター達が集まった混成チーム。レースのプロではないが、そこはBMWを知り尽くしたマイスターの皆さん。ピット作業も手慣れた様子だった。
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112011年、2012年と、マン島 TT で S1000RR を走らせてきた松下選手だが、8耐は初参戦! 鈴鹿サーキットでのレースも初めてとのことで、経験豊富な戸田選手からアドバイスを受けている。
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12酒井大作選手がライダー交代のためにピットイン。『Team MOTORRAD 39』 もチームのレベルがかなり高く、素早いピットワークを見せている。
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13ライダー交代時に言葉を交わす、酒井選手と寺本選手。路面コンディションやマシンの状態などを確認する。2人は若い頃からのレース仲間で、チームワークはピッタリだ。
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14鈴鹿サーキットの名物コーナー、スプーンカーブを攻める 『Team MOTORRAD 39』 の第3ライダー矢木選手。矢木選手は人気のスイーツショップ 『ARROW TREE』 を営んでいる、異色の経歴を持つライダー。
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15耐久レースのプロ集団である 『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 のピット作業は実に迅速で確実。工具の並べ方からしてシステマチックで、周囲のチームからも感嘆の声が上がる程だった。
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16『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 で唯一フランス人ではないライダー、カドリン選手。2011年に引き続いての参戦だが、難しい鈴鹿のコースを見事に攻略していた。
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17走行後のカドリン選手。耐久レースに慣れていても、鈴鹿の暑さは堪える様子。滝のように流れる汗と疲れ切った表情が、8耐の過酷さを物語っている。
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18寺本選手は自らのプロジェクト 『侍JAPON』 でフランスを中心に世界耐久選手権に参戦中。2012年は4月に行われた “ボルドール24時間耐久レース” に出場しており、見事完走を果たしている。フランスでの所属チームでも S1000RR をライディングしている。
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198時間という長丁場を戦う鈴鹿8耐だが、レース中は常にバトル。ひとつでも上のポジションを目指し、1時間弱のスティントを全開走行するのだ。
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20長時間を戦うのはライダーだけではない。ピットクルーも同じ時間戦い続ける。炎天下、プラットフォームに立ち続けるピットサイン担当も重労働だ。
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21S1000RR での全日本ロードレース選手権参戦が3年目、8耐も2回目となる国内きっての S1000RR 使い、戸田 隆選手。
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22走行を終え、チームの専属トレーナーのケアを受ける戸田選手。戸田選手は現在49歳、8耐参戦ライダーの中でも最高齢に近いのだが、その速さと体力は、若いライダー達に劣らない。アスリートとして一流なのだ。
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23レース中盤、激しいクラッシュが発生。幸いライダーは大事に至らなかったが、コース上で火災が発生したため、ペースカーが入ることになった。こういった不慮の事態にどう対応するかが、レース結果に大きく響いてくるのだ。
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24前走車に激しくアタックをかける 『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 のニゴン選手。アウト側からまくり、前を走っていたマシンを見事にパスしていた。
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25『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 チームの使用タイヤはミシュラン。チームにはミシュランのスタッフが帯同し、タイヤマネジメントを行っていた。有力チームならではだ。
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26レース4時間経過時点で 『Team MOTORRAD 39』 は12位を走行。酒井選手の速さは相当なものだが、順位が高くなればなるほど周囲のレベルも上がり、なかなか順位を上げるのは難しい。
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27『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 のジンバート選手。チームのエースライダーだが、予選でのトップタイムはニゴン選手に譲った。
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288耐が鈴鹿での初レースとなった松下選手。テスト走行を始めた当初は、しきりと「鈴鹿は難しい」とコメントしていたようだが、みるみる内に鈴鹿を攻略。決勝中も好タイムを連発していた。
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29着実に順位を上げ、レース終盤には2位を走行していた 『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 だが、最後のライダー交代の直後にマシントラブルが発生。そのまま走り抜いたが、順位は9位まで落ちてしまった。表彰台は確実と思われただけに残念。
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30BMW Motorrad Japan のディレクター、エクレム・サック氏も鈴鹿に駆けつけ、3台の S1000RR に熱い視線を送っていた。
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31レース終了まで1時間を切り、ライトオンのサインが出される。刻一刻と夕闇が迫る中、ライダー達は渾身の走りを続ける。
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32寺本選手からバトンを受け、最後の走行に挑む酒井選手。周囲は既に暗く、ヘッドライトと身体に叩き込んだコースレイアウトの記憶だけが頼りの危険な走行だ。
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33最終ライダーの高田選手と交代し、クルーと握手を交わす戸田選手。ホッとしたような表情が印象的だ。
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34ゴールの時を待つ 『Team MOTORRAD 39』 のクルー達。無事にライダーが戻ってくることを祈っている。
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358時間を走り終え、ピットへと帰還してきた 『Team MOTORRAD 39』 の酒井大作選手。この瞬間だけは、チームの垣根なく互いの健闘を讃え合う。
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36プラットフォームでクルーと共に喜び合う松下選手。長い戦いを終えた充実感と安堵感、なにより喜びがパドックを包む。
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37ピットに戻ったところで、クルーにプールに放り込まれる高田選手。これほど気持ちの良い水浴びもないだろう。
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38レース終了後に打ち上げられる恒例の花火。キレイなだけではなく、心に染み入る花火が見られるのが8耐だ。
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398耐はレースだけではなく様々なイベントも開催される。レース前日、ダンロップのブースに 『Team Tras』 のライダーが招かれ、トークショーに出演。イベント MC としての顔も持つ松下選手は、出演者ながらステージ上を仕切る活躍ぶり。
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40ブリヂストンのブースでは 『Team MOTORRAD 39』 のメンバーがトークショーを開催。多くのファンを集めていた。
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41ピットウォークでサイン会を開催していた 『Team MOTORRAD 39』。酒井選手、寺本選手の2人が登場し、ファンを喜ばせた。
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42松下選手のところに海外チームのスタッフが訪問。海外レース経験が豊富な松下選手は、国際的なネットワークを持っている。
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43賑やかなピットウォークの裏で、黙々とマシンのメンテナンスを行うメカニック達。彼らの存在があって、初めて耐久レースを戦うことができる。
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44決勝レース2日前に予選が行われたが、予選終了後には夜間走行の練習もある。その時間を利用して、各チームはピット作業の練習も行う。『BMW MOTORRAD FRANCE 99』 チームは、暗い中の作業も実にスムーズだった。
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45暗がりの中、チームのスタッフと打ち合わせをしている寺本選手。夜遅い時間までレースの準備は続くのだ。
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46これは決勝レーススタート直前の 『Team MOTORRAD 39』 のマシン。燃料タンクの上に乗せられているのは冷却剤。ガソリンの温度が上昇し、体積が増えてしまうのを防いでいる。

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