VIRGIN BMW | 2014 MFJ全日本ロードレース選手権 第6戦『オートポリススーパー2&4レース』BMW Motorrad編 トピックス

2014 MFJ全日本ロードレース選手権 第6戦『オートポリススーパー2&4レース』BMW Motorrad編

  • 掲載日/2014年09月19日【トピックス】
  • 取材・撮影・文/安藤 正和(Office25)
2014 MFJ全日本ロードレース選手権の画像

『Honda熊本レーシング』の小島一浩選手とバトルする『Team Tras 135HP』の寺本幸司選手。

BMWチーム『CONFIA Flex Motorrad39』酒井大作選手は11位
『Team Tras 135HP』寺本幸司選手は14位に

鈴鹿8時間耐久ロードレースが終わり、ここオートポリスより全日本ロードレースJSB1000クラスの後半戦がスタート。BMWチームからはフル参戦組の酒井大作選手(CONFIA Flex Motorrad39)と寺本幸司選手(Team Tras 135HP)のふたりが参戦しました。

酒井選手は、オリジナルのエキゾーストとリアスイングアームを新たに投入しました。シェイクダウンとなった今回のレースは予選・決勝を通じ、このニューパーツのセッティングに終始しながらも予選12位、決勝11位という好成績を収めました。

一方、寺本選手はコース前半部分を好走するも、後半部分でタイムが伸びずに苦戦。パーシャル旋回の状態からコーナー脱出にかけて電子サスペンション『DDC』のフロント部分のセッティングに悩み、タイムが伸びず予選は16位に。決勝ではフロントフォークのオイルを硬めのオイルに変更。これにより改善の兆しを掴み、Honda 熊本レーシングのふたりとバトルを展開。14位でチェッカーを受けました。

フォトTOPICS(写真点数/23枚)

2014 MFJ全日本ロードレース選手権の画像
01フロントのセッティングに悩む寺本選手。
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02スターティンググリッドでコンセントレーションを高める寺本選手。
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03第2ヘアピンで『PATLABOR DOG FIGHT R YAMAHA』の藤田拓哉選手とバトルする酒井大作選手。
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04他車よりワイドラインを旋回する酒井選手。
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05第2ヘアピンを立ち上がる酒井選手。
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06『Honda熊本レーシング』の小島選手とジェットコースターストレートを下る寺本選手。
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07転倒して復帰した『MuSASHi RT ハルクプロ』の高橋巧選手を従えて走行する酒井選手。
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08後半戦は大分県のオートポリスからスタート。
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09第1ヘアピンを立ち上がる寺本選手。
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10予選で1分52秒939をマークした寺本選手。
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11「立ち上がりでスロットルを開けるとDDCがフロントを伸ばし、回り込むコーナーに影響してしまいます」と武藤監督。
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12オートポリス後半セクションでセッティングが決まらない寺本選手。
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13セッティングが合わないと苦戦した高架通過後の左コーナーを旋回する寺本選手。
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14ジェットコースターストレートを下る寺本選手。
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15第2ヘアピンを旋回する酒井選手。
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16高架通過後の左コーナーをややワイドラインで旋回する酒井選手。
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17後半のセクションを上りながらパーシャル旋回する酒井選手。
2014 MFJ全日本ロードレース選手権の画像
18中低速域のピックアップの効果を期待して今回のレースより投入されたD.R.E.製のエキゾースト。
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19D.R.E.製のスイングアーム。大柄に見えますが、ドライブスプロケット~後輪アクスルシャフト間の長さは標準仕様と同様。
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20武藤監督とディスカッションをくり返す寺本選手。
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21予選で12番手1分51秒457をマークした酒井選手。
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22決勝日、ウォームアップ走行からフロントサスペンションのオイルを硬いオイルに変更した寺本選手のHP4。
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23『CONFIA Flex Motorrad39』イメージガールのAreha(アレハ)さん。

『CONFIA Flex Motorrad39』 酒井大作選手

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【予選を終えて】

「今回のレースからエキゾーストとリアのスイングアームを標準装備のものからD.R.E.製に変えました。『D.R.E.』は僕が立ち上げた会社のブランドです。“誰もが楽しめるバイク”がそのコンセプトで、僕がレースで実際に使用しているD.R.E.製のパーツは、一般ユーザーが購入可能なものです。一般にトップチームが使用しているパーツは購入不可か、あまりに高額なために入手できません。しかしD.R.E.のパーツは、一般ユーザーが楽しめるようリーズナブルな価格設定としています。リーズナブルでありながらも、品質はトップチームのそれに負けません。ワークスライダーでもあった僕の経験と理論を取り入れて開発しました。S 1000 RRにD.R.E.のパーツを組み込めば、ライダーしだいで僕と同等のタイムをマークすることが可能です。後半戦はこのD.R.E.パーツのセッティングを進めながら参戦する予定です」

【決勝レース後】

「1回目のスタートで赤旗が出たため、2回スタートすることになってしまいました。1回目のスタートはクラッチミートが良くなく、ポジションを落としてしまいました。2回目のスタートはうまくでき、そこから周りの速いライダーとのバトルになりました。パスされても踏ん張って追いついていこうと頑張りましたが、根本的なペースが違うので、徐々に遅れてしまいました。ペースを上げようとしたのですが、なかなかペースを上げ切ることができませんでした。そのあとは、後ろと間隔が開いていたので、単独で走行しました。途中、コースアウトした高橋巧選手とのバトルになりました。いっしょに走ってみて、動力性能の顕著な違いを感じました。コーナー脱出の加速力からストレートエンドのトップスピードまですべてで上回るエンジンパワー。僕が抜かれたのは、最終コーナーからコントロールタワーまでの短い区間です。スリップストリームも使わずエンジンパワーの優位性であっさり抜かれてしまいました。僕のバイクは本当にノーマル。市販の状態でレースに参戦しています。そういう意味でS 1000 RRは、すばらしいバイクなのです。スタンダードベースのS 1000 RRを究極の状態まで高めて僕たちはレースに参戦しています。究極まで高めたS 1000 RRをその先の領域まで持っていきたく思い、今回のオリジナルパーツD.R.E.製のエキゾーストとスイングアームを投入しました。見直す点も多々ありますが、この挑戦は決して残念なものではありません。データを収集し、11位という結果を得られたことは、僕とスタッフにとって貴重なものと考えています。この結果を必ず残り3戦に反映したいと考えています。いろいろチャレンジしたにも関わらず走り切れたことは、みなさんの応援のおかげです。残り3戦でBMWファンのみなさんを沸かせるような走りを見せたいので、応援をよろしくお願いします」

『Team Tras 135HP』 寺本幸司選手

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【予選を終えて】

「昨日のフリー走行で得た結果を参考に変えたセッティングがいまいちでした。予選開始早々にピットインして昨日の状態に戻しました。その後、アジャストしながら走行し、フレッシュタイヤを装着してタイムアタックしたのですが、思ったようなタイムが出ませんでした。ちょっと苦労していますね。全日本ロードレース、鈴鹿8耐参戦を通じてDDCのデータを集積してきたわけですが、そのデータを生かし切れていないのが現状です。全日本ロードレースの第1戦、第2戦は、考えた方向にどんどん進んだのですが、ここにきてトライアンドエラーのくり返し。なかなか進まない停滞感が否めません。決勝は自己ベストを上回り、少しでも順位を上げたい気持ちもありますが、マシンが無茶な走りをできる状態にないので、我慢のレースになりそうです。ファンの方に歯がゆい思いをさせてしまうかもしれません」

【決勝レース後】

「今の状況がいっぱいいっぱいです。問題点は見えているのですが、解決には至っていません。レースが終わってその問題点が明確になり、次戦に向けてやるべきことがはっきりしました。レースは、事故により赤旗中断、再スタートになりました。僕のマシンはクラッチに問題を抱えていたため、1回目のスタートでは、うまく調整できずウイリーして、ポジションを落としてしまいました。2回目のスタートは、普通に街中でスタートするようにフワッとつないでなんとかスタートを切ることができました。ポジション取りもまずまずで1コーナーへ進入。レース展開はタイムを上げ切れず、ホンダの2台にパスされて13位に終わりました。抜かれても何もできない状態で勝負するには厳しい状態でした。残念ながら、これが現状です。早くバイクを仕上げて最終戦までには勝負のできるバイクでファンのみなさまに応える走りをしたいと考えています」

『Team Tras 135HP』 武藤昇監督

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【予選を終えて】

「昨日のフリー走行で出たネガを解消しようとしてセッティングしたのですが、それが裏目に出てしまいました。フロントを下げたいので、バネレートを下げてみたのですが、フロントが底付きし、バネが足りなくなってしまいました。予選中に昨日のセッティングに戻したのですが、時間が足りず、アタックする機会を逃してしまいました。オートポリスは、我々にとって不利なコースでもありました。特にダウンヒル後の右コーナーとそのあとの高架下の左コーナーです。どちらも長いパーシャル状態から開けるコーナーなのですが、コーナー脱出でDDCがフロントを伸ばそうと積極的に機能します。これがアンダーステアになり、曲がらない原因になってしまっています。本来ならフロントを沈め、たたんだままタイトに曲がり立ち上がりたいのです。この現象がわかってきたので、決勝までになんとかしたいと考えています」

【決勝レース後】

「頑張って走ったが、今回のセッティング状態ではこれでギリギリでした。コース前半は、いい感じで走れるのですが、後半部分がうまく走れませんでした。熊本レーシングのふたりにピタリと後ろに付かれて抜いたり抜かれたりで13位、14位あたりを一進一退するレース展開でした。昨夜のミーティングでサスペンションの減衰を上げるために硬いオイルを使用することを決め、実践しました。朝のウォームアップ走行でその効果があり、バイクが安定し、チャタリング解消に効果がありました。サスペンションの減衰が足りないことが判明したので、今後はそれを克服していきたいと考えています。次の岡山国際、鈴鹿の最終戦(2レース)は、我々のマシンに向いているコースなので、良い結果を残せるように頑張りたいです」

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