VIRGIN BMW | 開幕直前!! 国内バイクレースの頂点JSB1000に挑むS1000RR トピックス

開幕直前!! 国内バイクレースの頂点JSB1000に挑むS1000RR

  • 掲載日/2017年04月19日【トピックス】
  • 文・写真/Keisuke Asakura
開幕直前!! 国内バイクレースの頂点JSB1000に挑むS1000RRの画像

全日本JSB1000は基本的にスプリントレースのシリーズですが、今回のSUZUKA 2&4 RACEは走行距離200kmのセミ耐久レースとして行われます。JSB1000というクラス名は、Japan Super Bike 1000の頭文字をとったもの。市販車をベースに、レーシングチューンを施したマシンで争われるレースをSuper Bikeと呼び、レギュレーションが日本独自のものとなっているため、頭にJapanがついています。写真は2015年SUZUKA 2&4レースのスタートシーンです。

聖地鈴鹿サーキットで
バイクと4輪の最高峰レースが開催

来る4月23日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本ロードレース選手権第2戦 SUZUKA 2&4RACEが開催されます。

全日本ロードレース選手権は、国内バイクレースの頂点に位置するレースです。その最速カテゴリーであるJSB1000には、BMWの誇るスーパースポーツマシンS1000RRも強力なコンテンダーとして参戦しています。

2017年、バージンBMWでは全日本JSB1000で活躍するS1000RRの勇姿を、シーズンを通してお伝えします。今回は4台のS1000RRがエントリーしており、好成績が期待されています。

サーキットを全開で駆け抜けるS1000RRの姿は迫力満点! レースに興味が無い人であっても、一度目にすれば虜となること請け合いです。是非サーキットを訪れ、生でその感動を味わってください。

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01JSB1000のレギュレーションでは、サスペンションはかなり自由に改造可能ですが、フレームは基本的に改造不可。エンジンもカムシャフトなど限られた部品しか改造が許されていません。かなり市販状態に近いマシンで争われるレースなので、そもそものポテンシャルの高いS1000RRの活躍が期待できるのです。最高出力は軽く200馬力超え、最高速度は300km/hを上回るスーパーマシンが極限のバトルを繰り広げる見応えのあるレースです。写真は2015年シーズン、武石伸也選手が駆ったSYNCEDGE 4413 Racingのマシン。
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02戦いの舞台となるのは、レースの聖地とも言われる鈴鹿サーキット。全長約5.8km、コーナー数は18を数える世界屈指のテクニカルコースです。コーナーとコーナーが有機的に繋がっており、スピードが乗りやすいコースレイアウトとされていて、マシンの戦闘力とライダーのテクニックが試されるコースです。お勧めの観戦ポイントは、メインストレートからS字コーナーまでが見渡せる第一コーナーにあるBスタンド、低速でのテクニックが見どころのヘアピンカーブ、最高速から一気に減速してシケインに飛び込む迫力のシーンが見られる日立オートモーティブシケインなどです。遊園地が併設されているので、家族連れで訪れても楽しめるサーキットです。
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03セミ耐久レースなので、途中でピット作業もあります。給油やタイヤ交換などの作業をいかにスピーディに終わらせるかが、レース結果に大きく影響します。このピット作業も、SUZUKA 2&4 RACE観戦の醍醐味といえるでしょう。ライダーは1名ないし2名の登録が許されており、2名登録のチームではライダー交代が行われることもあります。レースをどう戦うかはチームの作戦にかかっています。耐久レースはチームスポーツなのです。このレースは鈴鹿8耐のトライアウトという意味もあり、上位に入賞すると鈴鹿8耐への参戦権が与えられます。鈴鹿8耐参戦を望むチームには正念場でもあるのです。
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04レース名にある「2&4」とは二輪と四輪のレースが行われることを表しています。国内4輪レースの最高峰であるSUPER FORMULAも同日開催されます。フォーミュラカーの走る姿は、バイクとは違った面白さがあります。バイクと4輪の最速レースを1回で楽しめるのがSUZUK 2&4 RACEの特色のひとつです。
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05ゼッケン39 BMW Motorrad39のライダーである酒井大作選手、全日本JSB1000には全戦エントリーを予定しています。日本最速のS1000RR乗りであり、昨年の鈴鹿8耐では一時は4位を走行するという快走を見せました。S1000RR勢では大本命のライダーです。
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06昨年のSUZUKA 2&4 RACEでフロントを持ち上げながら、猛然とコーナーを立ち上がる酒井選手。圧巻のライディングパフォーマンスは必見です。
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07今シーズン、もう一人の全日本JSB1000フルエントリーライダーである児玉勇太選手。一昨年からS1000RRを駆っていますが、今年は心機一転チームを移籍しTONE RT SYNCEDGE 4413のライダーを務めます。ゼッケンは16番、3年目の本気を炸裂させて欲しいライダーです。
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08TONE RT SYNCEDGE 4413で児玉選手とペアを組む武石伸也選手。武石選手はスポット参戦を予定。昨年はフル参戦しており、 豪雨の中で行われた岡山国際サーキット大会で、全日本JSB1000でS1000RRのベストリザルトとなる5位入賞を果たしています。
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09鈴鹿サーキットのS字コーナーは、緩やかな上り勾配となっています。昨年のSUZUKA 2&4 RACEでの武石選手のライディングは、上り坂をものともしないS1000RRのパワーを見せつけました。
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10昨年発足したチーム、Motorrad Rennsportからエントリーする寺本幸司選手。S1000RRでのレース経験が豊富なベテランで、好成績が期待されます。鈴鹿8耐参戦をメインとするチームですが、その前哨戦としてSUZUKA 2&4 RACEにエントリーしてきました。ゼッケンは20番です。
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11寺本選手のしなやかなライディングフォームは一見の価値あり。S1000RRを自分の身体の一部のように扱う姿は、まさに人馬一体。昨年のSUZUKA 2&4 RACEで、S字の切り返しを立ち上がるシーンです。
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12鈴鹿サーキットを中心に活動するTEAM VITAL SPIRIT。チームオーナー兼ライダーの辻本範行選手と、佐野優人選手がペアを組んで参戦します。ゼッケンは55番、辻本選手は一時レースを引退していたのですが「S1000RR」と出会ったからレースに復帰したというライダーです。
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