VIRGIN BMW | R1150RT BMWバイク ユーザー投稿インプレ

作りは綺麗、ギアポジションインジケーターやグリップヒーター、電源ソケット、持ち上げる際のグリップ、光軸のレベル調整機能、ウインドプロテクション、容量25Lのタンク、パニアケース等装備に関しては完璧でしょう！動力性能（意外に飛ばせる）も不満はありません。

しかしここからが上記の良い部分を全て台無しにしてしまっています！電子制御部分（ブラックボックス化）が多過ぎて一般のバイクショップでは調整出来ません！初期のブレーキは明らかに失敗作です（ホンダのDCBの凄さがわかりました）！バランサーが無いためアクセルを開けた時車体が捩られる！左右独立のウインカーSWがとにかく使い難い（いかなる理由があろうと統一すべき）！バッテリーへのアクセスがとても大変（個人でのメンテナンスについてまったく考えられていない）！折角のプロアーム（？）なのにタイヤを外す側にマフラーを持って来るとはどういう了見なのか！そして何故このバイクに乾式クラッチなのか（アシストブレーキの作動音もそうだが非常に耳障り）！維持費や部品代が高過ぎる！というわけで3年間の所有で1000キロしか乗りませんでした（というか乗る気が起きなかった）！他にもオイルがEG、ミッション、デフと3種類も要る！当たりが付くまでオイル消費が多い（マフラー出口が汚い）！等国産車では考えられないことが多いです！

現在のBMWは大分国産車に近くなった様ですが、この頃はまだ迷走していたようです！高い買い物ですのでブランドネームや聞き伝えに惑わされることのないよう、しっかり試乗したり確かめましょう！基本国産車が好きな方（満足している方）は外車は合わないかと思います！自分のRTはショップオーナーの愛車で、しかも自分で3オーナー目でしたが、走行距離わずか800キロしか乗られなかったというのがこの車種のすべてを語っているでしょう！

このメーカーの目指しているモノは何なのか？本当のブランドに成長したらまた買おうかと思います！