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ウラジオストックに別れを告げ お久しぶりです。 今回はウラジオストックを出発してからの私の旅をご紹介するのですが、このコラムを読んでくれている方から質問が届いたようなので、先にお答えしておきましょう。
まずは「ロシアのガソリンの品質は大丈夫なの? 1Lあたりどのくらいの値段なの?」という質問から。ウラジオストックからハバロフスクまでの800kmの走行で、私は3度ガソリンスタンドに入りました。R1200GSにはできるだけいいガソリンを入れて走りたいので、スタンドでは一番品質のいいガソリンを入れています。そのオクタン価はスタンドごとに92、95、98オクタンでした。「ロシアのガソリンは、思ったほど悪くないかな」という感想ですね。ガソリンの値段は日本より少し安いくらい、20L入れて2,000円ほどでした。ロシアは広い国ですので、地域ごとに値段は差があるかもしれません。「もうちょっと安いかな?」と思っていたので、これは少々誤算でした。
2つ目の質問は「ロシアでの宿泊費はどのくらいかかるの?」です。ウラジオストックでは初めは安いホテルに宿泊していましたが、滞在途中からは現地であったバイカーの自宅に泊まらせてもらっていました。無料で泊めてもらった上に、ご飯までご馳走になり、ホテルには数えるほどしか泊まっていません。ですから、宿泊費の相場については確かではありませんが、私が最初に宿泊した安ホテルは1泊700ルーブル(約3,000円)で宿泊できました。ちゃんとシャワーもついていて、まともなホテルでしたよ。
さて、話を旅に戻しましょう。
お店に着いたときには、とっくに閉店時間を過ぎ深夜を回っていましたが、Denisは遅くまで私を待っていてくれていました! ほとんど英語を話せないDenisとは、ロシア語のフレーズブックとハンドサインで何とかコミュニケーションが取れました。ガソリンスタンドのフロアーで一晩寝かせてもらったあと、翌日にはDenisの父親や彼の友人と会い、ここでもフレンドリーなロシア人に歓迎を受けます。「もう一晩泊まっていけよ」、「あと数日いて、この街を楽しんでいきなよ」と口々に誘われましたが、すでに予定より遅れ気味の旅ですから、私は行かなければなりません。新たな出会いに感謝しつつ、名残を惜しみながらハバロフスクまで走ることに。しかし、この辺りの道路は酷いですね。時には時速100km以上で飛ばせる舗装の綺麗な道があるのですが、こちらの道は突然悪くなります。何の標識も警告もなく、いきなり道路が小石だらけになったり、そのまま突っ込むと危険なほどの穴が開いていたりすることもありました。もし皆さんがこの道を走ることがあるなら、くれぐれも注意しながらゆっくり走ることをお勧めします。 たまにある快走路を飛ばすと
彼の後についてハバロフスクまで走りはじめましたが、Dimaは狂ったように飛ばして走るバイカーでした。少々悪い道でもドンドン飛ばして走り、荷物満載の私のバイクでは着いていくのがやっとです。知らない地方でのツーリングなので注意しながらDimaに着いて走っていましたが、下りで見通しがよく路面も綺麗な道に差し掛かったとき「飛ばせるぞ」と私は思わずスロットルを開けてしまったのです。気持ちよく飛ばしていたら…突然道路わきの茂みから警官が飛び出してきて、停止を求められます。警官にレーダーガンを見せられ、そこに表示している数字は何と「149km!」。制限速度は80kmの道だそうです…。口早に何かを言われましたが、ロシア語はさっぱり理解できません。パスポートなど書類のチェックを受け「免許を取り上げられたらどうしよう」と心配していると、Dimaが横から警官に何かを話してくれています。しばらく警官と話した後に「行こう。もう大丈夫だ」と身振り手振りで伝えてきました。どうやら警官にうまく口を利いてくれたようです、ありがとうDima! 長い旅なのでスピード違反には気をつけないとですね。 Khabarovsk Lynxのメンバーに
次なる目的地は中国との国境にほど近い街、ベラゴルスクです。ハバロフスクからは太陽の沈む方に向かい、西へ西へと走ります。次の街でもまたよき出会いが待っているのでしょうか。
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![]() Erik Andreas Jorn 35歳。スウェーデン国籍。15歳のときに渡米し、アメリカで医学を学ぶ。大学卒業後に1年間海外を放浪し、その後来日。8年間を日本で過ごした後にR1200GSでのユーラシア大陸横断を企画し、現在は旅の途中。 |