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各部の特徴から タイヤの種類と、タイヤそれぞれの特性の見方はおわかりいただけましたでしょうか。さて、次にタイヤをさまざまな特徴から見て、その特性についてご紹介いたしましょう。 タイヤパターンによる 公道用のタイヤの表面には必ず溝があります。これは「トレッドパターン」と呼ばれています。タイヤによって違うトレッドパターンにはそれぞれに意味があり、トレッドパターン(以下、溝)によってタイヤの方向性がわかります。サーキットのように、整備された綺麗なアスファルトを走行する場合、溝が少ないタイヤの方が乾いた路面では強いグリップ力を発揮します。これは二輪や四輪のレースで使用されるタイヤを思い出せば理解できるでしょう。レーシングマシンにはスリックタイヤ(溝の付いてないタイヤ)が装着されています。しかし、公道を走行する場合、必ずしもドライな路面ではないため、溝が設けられているのです。
リアタイヤに関して、動力が加わっていますから、進行方向に向かってのパターンのつけ方になります。 フロントタイヤでは、進行方向に向かって溝をつけると、雨天走行時の排水性に優れます。また、進行方向に向かって逆の溝をつけると、タイヤが偏磨耗(段べり)しにくくなります。つまり、オートバイを正面から見たときの溝の向きで「耐磨耗性能」と「ウエット性能」のどちらに力が入れられているか見当が付くのです。近年、BMWのほとんどの車輌では、偏磨耗を最小限にくい止めるため、逆のパターン(正面から見て)のフロントタイヤが採用されています。タイヤの断面形状(プロファイル)による タイヤの断面形状の違いでも、タイヤの特性が変化します。オートバイでは車体が傾くと、傾いた方向にハンドルが自然に切れ込みます。これを「セルフステア(自動操舵機能)」と呼び、この作用があるからこそオートバイは曲がることが出来ます。車体の傾きやすさと、その時のセルフステア量と速度は車種によりさまざまです。これらの度合いとバランスが車輌とマッチするように考えられ、そのオートバイ固有のハンドリングが生まれてくるのです。このプロファイル(断面形状)にも大きく分けて2種類あります。
シングルクラウン タイヤのトレッド面が真ん中から端までひとつのR(ラジアス、半径)で均一に出来ており「シングルラジアス型」とも呼ばれます。 特徴・・・直立状態からフルバンクまでトレッド面の曲率が同じため、接地面積が変わらずオートバイが傾く速度が一定です。癖が無くもっとも自然なフィーリングになります
ダブルクラウン タイヤのトレッド面が真ん中と端とで大きさが異なる2つのR(ラジアス)で出来ており「ダブルラジアス型」とも呼ばれます。
特徴・・・直立状態では設置面積が少ないためハンドリングが軽快になり倒しこみが軽い。オートバイが傾くにつれて設置面積が大きくなり、グリップが増します。フルバンクで強力なグリップが必要なレース用で用いられています。 ABSやテレレバーサスペンションを装備したBMWは、一般的なテレスコピックフォークのオートバイよりフロントタイヤへの負担が大きくなります。そのためフロントタイヤの方がリアタイヤよりも磨耗が早いという現象が起きます。BMWには癖が無く、直立時での接地面積の多い シングルクラウン形状のタイヤを選択するのが良いでしょう。 タイヤの太さによる 現在BMWに使用されているタイヤサイズはさまざまですから、まとめてみました(別表へリンクします)。この表の赤字部分がタイヤの幅(単位:mm)を表しています。
タイヤサイズによるメリット・デメリット では、タイヤの太い細いによっての効果の違いを簡単に紹介しますと…。
排気量の大きなオートバイでは、フロントタイヤの太さに対してリアタイヤのほうが太くなっています。これは、フロントタイヤとリアタイヤの車輪の役割が違っているからです。オートバイはフロントタイヤで操舵し、後輪で駆動します。フロントタイヤはハンドルが切れた方向に向かっていくだけですが、リアタイヤは駆動によりオートバイを前に押し進める働きをしています。馬力や車重が大きくなれば、それを受け止められるだけの接地面積が必要になってきます。そこで、馬力を受け止める後輪は太く、プロファイル(断面形状)のRを大きくして接地する面積を大きくしているのです。フロントタイヤを大きくしてしまうと、ハンドルや取り回しが極端に重たくなってしまいます。そのため、操舵をするだけのフロントタイヤはある程度細くし、設置面積を小さくしているのです。大きな馬力に耐えられるようにリアタイヤは大きな設置面積を、よりすばやいハンドリングを生むようにフロントには小さな設置面積が必要になってくるのです。 タイヤの外径による BMWに採用されているタイヤは15,16,17,18,19,21インチの6種類が採用されています。それぞれのタイヤサイズの特徴について、解説いたします。
外径の小さなタイヤ(15,16,17インチ)はスポーツバイクに多く採用されています。直進安定性は、インチの大きなタイヤに比べてスポイルされますが、旋回性がバツグンに良くなり、切り返しも軽く、素早いハンドリングが生まれます。スポーツバイクではフロントとリアのインチが同じ物を装着されるケースが多いです(インチは同じですが、タイヤの太さの違いにより同じ17インチでも前後で高さが違って前下がりになります)。
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