最新BMWで欧州を往く 黄金色に輝く シーズンオフのスイス

Text & Photo / Masanao NITTA ( Tras )
Special THANKS / BMW Motorrad AG, BMW Motorrad CH, Switzerland Tourism, Swiss International Air Lines,
Osec. SwissBusiness Hub, Lake Geneva Region Tourist office, Interlaken Tourism, Luzern Tourism

掲載日 / 2011年12月22日

DAY 2

いよいよ出発!

霧雨の中、いよいよバイク旅のスタートです。通勤渋滞に巻き込まれながら高速に乗り、フランス国境のほど近く、ジュラ山脈の南側を目指します。K1600GTL のグリップヒーターとシートヒーターは、ハンドル左のスイッチで調整できるので、走りながらハンドルから手を離すことなく温度調節が可能です。

 

ジュー渓谷一帯はスイス時計産業のメッカで、またの名を「ウォッチバレー」とも言われています。ここの高級時計屋さんを見学したい場合は、行きたい時計会社のホームページと住所を参照してください。ちなみに私達に「寄って行きませんか?」と声をかけてくれた『 ジャガールクルト 』はコチラです。

Rue de la Golisse 8, 1347 Switzerland
+41 21 845 02 02

 

ゴー・ミヨ”15 のレストランは、オーデマピケの隣でルート・デ・フランス通りにある『 オテル・レ・オルロジェ 』です。

Route de France 8, 1348 Le Brassus, Switzerland
+41 21 845 08 45

 

ラヴォーに行くマルセル道路は、冬季閉鎖の対象なので注意が必要です。高速をシュブルで降りて2本目を右折すると、その先のブラインドコーナーにベルビューの展望駐車場があります。正面にきらびやかなレマン湖とアルプスを眺め、左手にはラヴォーの斜面を望むことができます。展望駐車場から西へ3km弱で ルイ・フォンジャラ さんのブドウ畑とワイン工房があります。ここは道が急に狭くなっていました。

 

レマン湖のほとりまで降りたルート・デ・ラックにはラヴォーの歴史や葡萄栽培の大変さを20分の日本語のビデオで見ることが出来ます。ラヴォーには、早めについてしっかりと散策した方が良いと思います。駆け足で見るにはもったいない所ですから。

 

ツーリング1日目の宿泊は、ヴヴェイ駅前の『 アストラホテル 』。なんといっても駅前のホテルだからわかりやすいし、エレベーターで出入りする地下駐車場にバイクが保管できるからお勧めです。

 

ホテルから歩いて5分ぐらいのレマン湖のほとり、中央広場東側にある『 オステュリー・ドゥ・ジュネーブ 』で夕食。ここはホテルとレストランが併設されていて、エレベーターが無いので少し大変かもしれませんが、オーナーのメイランさんが親切に対応してくれます。ここのホテルの特色は、遊覧飛行付きのパックがあること。リオネル・メイランさんは時計師の資格を持つ傍ら時計ショップも展開しているので、旅の記念に時計が欲しくなったらリオネル・メイランのお店に直行ですね!

 

今回の旅の道連れ。横浜生まれのスイス人グランツマンは、ドイツ語・フランス語・英語・日本語・を瞬時に操るマルチリンガル! 彼との出会いは、鈴鹿8耐でBMWチーム監督の武藤さんと共にル・マン24H視察に同行したことが始まり。当時彼はBMW Motorrad Japanでインターンとして働いていた。

今回の旅の道連れ。横浜生まれのスイス人グランツマンは、ドイツ語・フランス語・英語・日本語・を瞬時に操るマルチリンガル! 彼との出会いは、鈴鹿8耐でBMWチーム監督の武藤さんと共にル・マン24H視察に同行したことが始まり。当時彼はBMW Motorrad Japanでインターンとして働いていた。

 

独立時計師フィリップ・デュフォーさんの工房には、時計を創りだすための機械や工具が数万点はあると思われる。

独立時計師フィリップ・デュフォーさんの工房には、時計を創りだすための機械や工具が数万点はあると思われる。

デュフォーさんの工房に到着した時は、霧と寒さで震えるほど。デュフォーさんの愛車はレクサスのハイブリッド車。

沢山見える引き出しの中は小さな工具が満載されている。デュフォーさんは、もちろんどこに何があるのかすべて把握している。後姿にもオーラーを感じる。

デュフォーさんと共に時計師として働くのは日本人の永澤琢夫さん。

気が付けば眩しい日差しが! 「この先のルート・デ・マルシェルを通ると良いよ」と丁寧に説明してくれるデュフォーさん。

ジャガールクルトの本社前。高級時計本社前でも堂々の風格を醸し出すK1600GTL。

今年のバーゼルウオッチフェアーに展示された時計の周りには、数々の著名人のサインがアートのように書かれている。

オテル・レ・オルロジェはレストランも併設されている。このレストランは、権威あるレストラン格付けの“ゴー・ミヨ”15点の評価を、2012年もすでに受けている。

これがその“Gault&Millau”(ゴー・ミヨ)15を証明するタテです。評価10以上から数字が表記され、最高は20。つまり数字が表記されるってことは「凄く美味しい店」の証。

不思議なんだけど、道路に落ち葉が落ちていない。K1600GTの方がGTLよりも少し瞬発力を感じるかな?

久しぶりにバイクに乗ったグランツマンでも、K1600は楽しく、安全に、ハイペースでライディングが出来る。

斜面はみな葡萄の木。この地域一体は世界遺産なのだ。

黄金色に輝く世界遺産の葡萄たちからは、感動を与えてもらえる。

昔から変わらない道幅。右手の花飾りの建物にフォンジャラさんのワイン工房があり、完成したワインは道路の下の配管を通し、左手のワイン瓶詰め機まで自動で衛生的に瓶詰めされる。それにしても狭い道路だ。

フォンジャラさんのショールム前に相棒を止めさせてもらう。「これは新しいモデルだね?僕の親友もつい最近買って僕のところに見せに来たばかりだ!このバイク高いよな?」とはホンジャラさんのコメント。

センス良く飾られた、フォンジャラさんのワイン工房ショールーム入り口。

右手に見えるタンクの中では、葡萄から絞ったジュースがワインに変わっている最中。このタンク、あの狭い道から人の手で搬入されたんですって!階段もめっちゃ狭いのに!

「一口だけでもオレのワインを飲んでいってくれよ!」byフォンジャラさん

アストラホテルの地下駐車場へはエレベーターで降りる。K1600のヘッドライトはBMWの4輪と同じ、俗称“イカリング”が。

メイランさんの奥さんが経営するレストランとホテル。暖かいハイシーズンに訪れて、オープンテラスで夕食を楽しみたい。とても素敵なレストランだ。

グランツマンの特技は、誰とでも仲良くなれること。オーナーのメイランさんが、ラヴォーのワインをご馳走してくれた。美味かったな~、白ワイン!

DAY 3

朝陽に輝く黄金色の大地!

翌朝、早めにスタートした私たちを収穫の終わった葡萄の木々たちが、温かく迎えてくれました。朝陽に煌めく湖面からの反射は、斜面の葡萄の木たちを黄金色に輝かせ、昨日とは違う美しさを感じとれます。

 

急斜面の細い道も、大きな図体の K1600GTL は思いのほか軽いフットワークで、私たちを至福の時間へと導いてくれました。世界遺産となったからには、いずれこの小道も一般車は通行禁止になるかもしれません。本当に貴重な時間でした。

 

ラヴォーからビューレまで高速道路を移動し、給油を済ませてハウプトパスを駆け抜けます。この道は幾つもの峠を越えるワインディングが続き、スイスでも人気のツーリングルートだそうです。

 

インターラーケンに移動した私達たちはユングフラウヨッホに向かうため、早めに『 メトロポールホテル・インターラーケン 』へチェックイン。まだ部屋は利用できませんが、こちらも地下駐車場にバイクを保管してくれるので安心です。荷物も預かってくれます。街の中心部にあって駅にも近く、高くそびえ立つ建物なのですぐにわかります。

 

2012年で100周年を迎えるユングフラウヨッホの情報は、スイス政府観光局のページで確認してください。スイス政府観光局 のウェブサイトは内容が充実していて、時間をかけて知りたい情報をゲットしてくださいネ!

 

朝陽に輝くラヴォーの葡萄畑のスケールのでかさに、意味不明なポーズをとっていた私!

朝陽に輝くラヴォーの葡萄畑のスケールのでかさに、意味不明なポーズをとっていた私!

「昨日はあの上の道路を通ったんだよね?」と私。「そうネ、綺麗ネ!」とグランツマン…。

高速を降りて初めての給油、GTの方が若干燃費が高かったです。

雲の切れ間から差し込む光。ヨーロッパの日差しは本当に眩しいのだが、その反面日陰に入ると急激に暗くなる。そんな時はシステム6のサンバイザーが本当に重宝する。遠くのアルプスには氷河も見える。

ラウターブルンネンからクライネ・シャイデックに向かうアプト式電車の車窓。登坂中に美しい景色を眺めることが出来る。

レールとレールの間のギアに電車の歯車がキチリと噛み合い、傾斜のきつい斜面でも安全に昇り下りする仕組み。

このときすでに標高2,000メートルを優に超えている。アイガーグレッチャー駅の先からはトンネルに入ってしまうので車窓は真っ暗に。

本物の氷河をくり抜いたトンネル。

その名の通り、ユングフラウはトップ・オブ・ヨーロッパ! お決まりの撮影ポイントでガイドのケラーさんに撮影してもらう。

アルプス最大のアレッチ氷河は芸術品のように輝いている。2012年にユングフラウ鉄道は100周年を迎える。

スフィンクス展望台からミュンヘン方面を望遠鏡で眺める。頭上に張り巡らされたワイヤーは、避雷針として重要な役割をしている。

DAY 4

ワインディングを走り歴史ある街を歩く

翌朝ブリエンツ湖北側の一般道へ。湖のほとりを走るルートは所どころ線路と並走し、優雅な時間を演出してくれます。青い空、白い雲、雪がのった山々、煌めく湖と黄金色の木々たちが、やさしく私たちを包んでくれます。途中のスーパーで飲料水を購入。ヨーロッパは空気が乾燥しているので、水分補給は欠かせません。

 

ブリエンツ湖東からルンゲラー湖までは、楽しいワインディングを駆け抜けます。その後、高速を北上してスイス最大の観光地、ルツェルンへ向かいます。

 

スイス観光地の代表でもあるルツェルンは、いつも沢山の観光客でにぎわっています。歴史や文化も、街を歩いているだけで感じられる不思議な町です。中央駅から少し離れた所にある『 ホテル・セーブルク』は、ピラトゥス山と湖を眺望できるレストランも併設しています。ホテルの各部屋は湖側に面し、天候によって様々に変化する、幻想的な景色が窓の外に広がる最高のロケーションです。バイクは秘密の倉庫で管理してくれます。

 

ルツェルンにも “ゴー・ミヨ” が評価しているレストランは沢山あります。散歩がてら探してみるのもいいでしょう。

 

ルツェルンは、スイスを代表する古い街並みと新しい文化が混存する素敵な観光地だ。

ルツェルンは、スイスを代表する古い街並みと新しい文化が混存する素敵な観光地だ。

湖の先に見えるホテルは、歴史あるホテルだそうだ。

ルツェルンが生まれたころのスケッチを片手に、この街の文化や歴史、さらにはこの先のことまで、詳しく教えてくれたガイドのロマーノ・ミラーさん。元教師なので、まるで授業を受けている感じでした。

カペル橋中央部の水の塔は、見張り台のほか、地下に収容所があったそうだ。

カペル橋は1993年の火事で焼失してしまうも翌年復刻される。ルツェルン中央駅も工事中に火事で焼失してしまい、新しい駅に変わったそうだ。

ルツェルンの街を歩く。本当に美しい街並みだ。

ホテルの壁には中世の絵が描かれていた。

この先を行くと、カーニバルが催される広場が現れる。

ルツェルン交通博物館に行ってみる。ここには船舶から飛行機まで、ありとあらゆる交通に関する物が展示されているそうだが、残念ながら閉館時間となってしまった。

夜のカペル橋もまた雰囲気があっていい。なかには焼失を逃れた絵も何枚か現存している。

ホテルの下に2011年ゴー・ミヨ14のプレートを発見! 「新田さん!今日の夕食はこのレストランに決まりだネ!」とグランツマン。

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