VIRGIN BMW | R1200ST(2005-) BMWバイク中古車ガイド

R1200ST(2005-)

  • 掲載日/2011年01月05日【BMWバイク中古車ガイド】

R1200STの歴史など

R1200STの画像

好みの分かれる特徴的なスタイリング
使い勝手の良さは抜群に優れる

R1200ST は、走行時の快適性を最大限に考慮した R1200RT と、運動性を重視した R1200S の中間に存在するモデルです。パワーもトルクも十分な RT と同じエンジンを搭載し、Sタイプに似た運動性能や比較的小ぶりな車体構成が、色々な場面で“使える”車輌となっています。何かを特化させていない分、あらゆる場面で楽しませてくれるモデルが、この R1200ST になります。

発売は 2005 年初頭で、R1200RT に次ぐ 197 万円という比較的高い価格でした。発売時はこの比較的高価格帯であること、それに独特なスタイルから、ユーザーから選ばれる車輌になるかどうか危惧されていましたが、大方の予想とは裏腹に販売を大きく伸ばしていました。

メーカーでは外装パネルの組み合わせで6色の生産がおこなわれていましたが、日本ではそのうち3色が通常販売されました。ごく稀に見慣れない車体色を目にすることがありますが、通常販売色以外を特注で取り寄せることも可能でした。その後、色は銀や黒の単色に変わり ESA を装備したモデルで最終販売となります。生産年度上 R1200ST は 2008 年モデルを最後に R1200S と同時期に姿を消しました。中古車を探すと販売が好調だった時期のツートーン仕様が見つけ易いのですが、単色に変わってからの車輌は販売台数が少なく見つけるのは容易ではありません。

R1200STの特徴

R1200STの画像

ロングからショートまで守備範囲は広い
ツーリングにもスポーツ走行にも適した性格

他の R1200 シリーズと同じく R1200ST にも 2007 年モデルを区切りに ABS システムの違いがあります。R1150 系から始まるサーボ機能を搭載した ABS と、2007 年モデルからのサーボ機能無しの ABS です。また、サスペンションの ESA 機能は初期のモデルには設定が無く、2007 年モデルからの工場オプションとして用意されています。多くの場合、最終仕様車以外では装備されている車輌をほとんど見かけません。

エンジンは R1200RT と同じ 110ps 仕様を搭載しています。最高出力はわずか 7,500rpm で発揮されるので、一般道のゆっくりペースから高速道路のハイペースまで、余裕で使いこなすことが出来るエンジンです。また、装備重量が 230kg を切っているので、ツーリング時の燃費は 20km/Lを超える場合がほとんどです。ガソリンタンク容量 21Lを考えると十分すぎる航続距離も確保されています。

前後サスペンションは、守備範囲がとても広い BMW 独自のテレレバーとパラレバー機構を装備しています。テレレバーはとてもしなやかによく動き、急制動時の姿勢変化もおこさない優れものです。パラレバーはシャフトドライブ特有の挙動をよく制御しています。車輌の使い勝手の良さは、前シート、ハンドル、レバー、スクリーンの調整機能や、上下ともに2灯同時点灯してとても明るいヘッドライト、脱着し易いバッテリー、確認し易いエンジンオイルレベルなどに現れています。さらに、サイドバッグ、トップケース、タンクバッグ、ハイシート、エンジンガード等も純正用品として用意されています。グリップヒーターと電源ソケットは標準装備されています。

R1200STの画像

特徴的なマスク

H4バルブを使ったハイ/ロービーム共に同時2灯点灯するヘッドライト。
R1200STの画像

優れたフェアリング

走行風をライダーに直接あてないよう設計されたボディー形状。
R1200STの画像

調節可能な前シート

スポーツツアラーモデルとしてはとても低い位置にも出来る前シート。

当時のカタログを見てみよう!

スポーツとツーリングを愉しむ
BMW モトラッドの本流を行く

R1200STの画像
R1200STの画像

中古車選びの注意点

R1200STの画像

パラレバーのギアオイル交換時には
ベアリングの動作チェックもお願いしよう

R1200ST に限らず、全てのパラレバータイプのリアサスペンションを装備するモデルに共通する注意点があります。ファイナルケースとスイングアームを連結する部分のベアリングが、永年の使用と高負荷により、基準以上のガタが発生するというものです。わずかでもガタが発生した場合、走行安定性を確保することが出来ません。タイヤを揺らした程度では発見出来ないのがほとんどなので、販売店に任せることになります。R1200ST と同じタイプのファイナルケースの場合は、ギアオイルを交換する際にその作業手順から不具合の発見が容易です。ギアオイル交換時に確認するのが普通ですが、一言「見てね」と伝えて確認してもらうようにしてください。R1100 と R1150 はピンポイントで確認する必要があります。

購入の際の注意点
  • ● メーターはどこか1ヶ所でも不具合があると、高額な Assy 交換となるのでよく確認する。
  • ● スパークプラグは、ツインスパークのうち1本だけに不具合があっても不調になるのでたまに確認する。
  • ● ヘッドライトに何かを貼ると熱を持ち、変形するので注意する。虫程度は大丈夫です。
  • ● 前後連動ブレーキのため絶えずリアブレーキは使われるので、ディスクとパッドの磨耗に注意する。
  • ● 発進や停止の多い道路状況下で使う場合は、エンジンオイル量の消耗が早いのでよく確認する。
  • ● リアビューミラーの本体と鏡部分の密着が緩いものがあり、落ちることは無くても音が発生することがあります。
  • ● 衝撃があっても割れずに歪むよう設計されているホイールは、リム部分の曲がりに注意する。
  • ● リコールやサービスキャンペーンなどの重要な対策が施されているかどうか、メーカーサイトでしっかり確認する。
プロフィール
山本 栄治

1960年生まれ、91年式R100GSパリダカール所有。1983年に福田モーター商会に入社して以来、BMWに携わり続けている。毎年100台以上のBMWの下取り査定や中古車販売に携わっていて経験豊富。

取材協力
住所/東京都渋谷区笹塚1-50-16
営業/9:15~18:00
電話/03-3468-6841

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