VIRGIN BMW | GSはあの巨体で本当にダートを走れるバイクなのでしょうか? BMWバイクQ&A

GSはあの巨体で本当にダートを走れるバイクなのでしょうか?

  • 掲載日/2007年03月19日【BMWバイクQ&A】
  • 監修/ガル 丸 義治
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あらゆる道を走破できる
それがGSモデルなのです

難しい質問です。GSでダートを走っている人は実際にいます。しかし、GSオーナーの中でダートを走る方はそれほど多くはいませんね。勘違いのないようにご説明しますと、GSはオフロードバイクではありません。オフロードでも、オンロードでも「どんな道でも」走ることができるデュアルパーパスマシンなのです。小排気量のオフロードに乗る人からは「あんなに排気量はいらないでしょ?」と言われることもありますが、あらゆる道を走破するためにはR1200GSのような大排気量も必要となってくるのです。想像してみてください。遠く離れた林道に走りにいくとしましょう。現地までは高速道路で移動します。小排気量の軽量マシンだと、林道に着くまでは快適な高速巡航などは望めません。一般道も高速道路も、そしてオフロードもどんな道路状況もマルチにこなせるマシンという認識が正しいでしょう。

世界を旅するライダーからも、GSモデルは好評価を得ています。DVD「ロングウェイラウンド」でおなじみの俳優ユアン・マクレガーはR1150GSアドベンチャーで世界を旅しました。GSモデルは重い荷物が積載でき、低重心のボクサーエンジンで安定感があります。テレレバー、パラレバーのおかげで過酷な路面状況であっても乗り手に負担がかかりません。シャフトドライブが採用されているので、オフロードを走ってもチェーンが泥まみれになることもなく、長旅でもメンテナンスに手間はかかりません。GSモデルには上記のような利点があり、過酷な状況下でのツーリングにも耐えうる性能を持っているのです。それはGSモデルがパリダカールや各種ラリーで華々しい実績を挙げていることからも証明されています。多くのメーカーが凌ぎを削る中、GSシリーズは存分に実力を発揮しているのです。

各メーカーから発売されているバイクは数多くありますが、世界のどこへでも走って行けるバイクはなかなかありません。それほどポテンシャルの高いGSモデルですから、ツーリングが快適でないわけはありません。「どんな道でも走ることができる」その余裕が快適で楽しいツーリングを約束してくれるのです。GSモデルの魅力、ぜひご自分で味わってみてください。

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