VIRGIN BMW | BMWバイク プロに聞く購入ガイド K1200Rスポーツ(2007-) トピックス

BMWバイク プロに聞く購入ガイド K1200Rスポーツ(2007-)

  • 掲載日/2008年02月06日【トピックス】
  • 講師/モトラッド神戸 樋口 智之氏
K1200Rスポーツ(2007-)の画像

2006年に発表された新世代横置きクランク4気筒エンジンを搭載したKシリーズ4番目のモデル。当初はKシリーズ中でのポジショニングが曖昧と評されたこともあったが、非常に用途が広いモデルであり、好ましき中庸とも言うべき魅力にあふれたモデル。

新世代K、4番目のモデル
RとSの間を埋めるハーフフェアリングモデル

2006年のケルンショーで発表された、軽快でスポーティーなハーフフェアリングを持つモデルがこのK1200R Sportです。当時、既に横置きクランク4気筒エンジンを搭載した新世代Kシリーズとしては、K1200S、K1200R、K1200GTが存在していましたが、K1200R SportはSとRの間を埋めるモデルとして開発されたと言われています。しかし、各モデルの守備範囲が明確で、既に強力なラインナップが構築されていたKシリーズの中にあって、K1200R Sportのポジションはやや分かり難いと言われることも多かったようです。

しかし、その守備範囲の曖昧さこそがこのK1200R Sportの魅力そのものと言えるのです。近年のBMWは驚異的なニューモデル攻勢を見せていますが、それと共に各モデルの個性が強くなっているのも確か。それ故、Kシリーズの中でも用途範囲を限定しない、使い勝手の良いモデルが必要だとBMWは判断したのかもしれません。その目論見は見事に達成されたようで、市街地走行からロングツーリングやスポーツ走行まで、すべてのシーンで平均して高評価を得られるモデルがこのK1200R Sportなのです。今回の新車購入ガイドでは、このK1200R Sportについてご説明します。

スパルタンなRがベース
スポーツ走行を支える高度な車体

K1200Rスポーツ(2007-)の画像
K1200Rスポーツ(2007-)の画像
K1200Rスポーツ(2007-)の画像

K1200Rスポーツ(2007-)の画像

K1200R Sportは、そのモデル名が示す通りK1200Rをベースにしています。K1200Rとの最大の違いは、風洞実験を繰り返して設計されたハーフフェアリングの存在です。さすがに専用品だけあって、車体とのマッチングは完璧。最小限のボリュームで最大限のウインドプロテクションを得ることを目標にデザインされたハーフフェアリングの効果は、K1200R用純正オプションのウインドシールドとの比較でも、その差は歴然としています。ただし、あくまでもスポーツ走行を前提とした設計であり、パーフェクトなウインドプロテクションを目指したものではないので、その点は注意が必要です。

K1200R Sportでは、ブレーキに大きな変更があったこともトピックのひとつと言えるでしょう。電子サーボアシストを持つ先代のブレーキシステムは強力無比な制動力を誇っていましたが、サーボの使い勝手やフィーリングに戸惑うライダーも多かったと言われています。2006年7月以降に生産されたモデルから、BMWは新型のインテグラルABSを採用しているので、K1200R Sportに装着されるABSもすべてバルブ作動の新型に切り替わっています。当然、サーボの作動音はなくなり、フィーリングも極めて自然なものとなりました。先代インテグラルABSに馴染めなかった方には朗報と言えるかもしれません。

その他の部分はK1200Rの美点をそのまま継承しています。シリンダーを55度前傾させることで低重心化と適切な前輪荷重を両立。最高出力163ps/10,250rpm、最大トルク127Nm/8,250rpmを発生させる新世代Kエンジンに変更はありません。また、シリーズ共通のデュオレバー、パラレバーといった先進の前後足周りもK1200Rと同様です。高価なオプションではありますが、守備範囲が広いこのモデルでは、路面や速度に応じて特性を変更できる工場オプションのESA(電子制御可変サスペンション)も非常に有効です。

速度が上がるほど
存在感を増すハーフフェアリング

さて、車体構成としてはK1200Rとの大きな差異が認められないK1200R Sportですが、実際に走り出してみるとハーフフェアリングの有用性と、BMWがこのモデルを追加した意図が感じ取れるのではないでしょうか。現行Kシリーズをチョイスされる方は、それなりの速度でツーリングを楽しむ方が多いと思いますが、速度が上がれば上がるほど、このフェアリングがポテンシャルを発揮するのです。全てのスピードレンジをカバーするウインドプロテクション性能ではありませんが、自然と軽い前傾姿勢をとる速度域では疲れ方がまったく違います。また、K1200Rと比較すると、フェアリングが追加されたことによって、フロント周りの動きもややしっとりとしたものになっています。

K1200R Sportのハンドルバーは、K1200Sよりやや高く幅広です。それ故、K1200Sでは窮屈、K1200GTではアップライト過ぎると感じるライダーには、絶妙なライディングポジションかもしれません。ハンドルバーを積極的にコントロールするアグレッシブな走りも許容してくれますので、スポーティーな走りで距離も稼ぐような方にはK1200R Sportはお勧めのモデルでしょう。洗練されたブレーキや抜群の安定性を誇る足周りでスポーツ走行をカバーしつつ、適度なウインドプロテクションやパニアケースをはじめとする豊富なオプションでツーリングバイクとしても使用可能な汎用性を持っています。これら、オンロード全方位を高いレベルでカバーする守備範囲の広さこそがこのモデルの魅力なのです。

K1200Rスポーツ(2007-)の画像

新たに追加された
高性能純正パーツも魅力

K1200R Sportに関しては、専用のアクセサリー・ラインナップが用意されている点も注目です。2006年秋、車体と同時に市場投入された純正ハイパフォーマンスパーツのラインナップには、機能性の高いカーボンファイバー製軽量化パーツやチューニング・コンポーネント、高度なCNC加工で製作された足周り用コンポーネント、鍛造ホイールなどが含まれ、それらを装着することでこのモデルのパフォーマンスをさらに引き上げることも可能なのです。これらもK1200R Sportを楽しむ上での重要なポイントとなるのではないでしょうか。

K1200Rスポーツ(2007-)の画像

講師
樋口 智之
はじめまして。「モトラッド神戸」の樋口 智之と申します。この度K1200Rsportのご紹介を担当させていただくことになりました。Kシリーズの中ではもっともバランスが取れたモデル、K1200Rsportの魅力の一端をお伝えできれば幸いです。よろしくお付き合いくださいませ。

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