VIRGIN BMW | 【タイヤインプレッション】コンチネンタル『TKC70』 特集記事&最新情報

Continental TKC70
魅了する「GSワールド・拡張アプリ」ぶり!
掲載日/2018年08月30日
取材協力/コンチネンタル・ジャパン
写真/真弓悟史
レポート/松井 勉
構成/バイクブロス・マガジンズ
記事提供元/BMW BIKES編集部
※この記事は雑誌『BMW BIKES』82号(2018年3月2日発売)に掲載された内容を再編集したものです。記事の内容は雑誌掲載当時のものです。

ロードがいいオフがいい

GSのタイヤ選びは悩ましい。標準タイヤの快適性とハンドリング、ライフは嬉しいが、ダート路では少し不安。ダート用タイヤは持ち前の舗装路性能が減衰し、ロードノイズや乗り心地が遠距離移動ではつらい。ライフも短い。

その答えはTKC70だった。今、このタイプが賑やかになる傾向にあり、GS乗りには待望のタイヤともいえるだろう。

TKC70のフェイスはご覧のとおり。トレッドに刻まれた深めの谷間が視覚的にワイルド。地続きのセンタートレッドはライフを稼ぎ、サイドにはソフトラバーを配置しコーナリング性能、暖まりも早め、ウエット性能も高めている。

実際、乗り心地は標準タイヤよりやや固いと感じる場面があるが、同等といえるレベル。ロードノイズは低い。市街地、高速道でのハンドリングも鋭さはないが、標準タイヤと同等。ワインディングで深いバンク角まで寝かせても旋回力がへこたれないし、安心感も高い。ダートでは軽くテールアウトになりASCが作動しながらでもしっかりとその姿勢を維持して加速する。ああ、待っていたのはこれだよ!と思わず夢中になる走りを楽しめた。これはお薦めである。

新作TKC70は、ラジアル×バイアス的なケース構成でしなやかさと強度を確保。独自のコンパウンド製法、連続するセンタートレッドとソフトなサイドエリアのブロックにより、オン/オフ性能とライフの良さを両立させた。ロード性能はトレールアタック2に比肩し、ウエット性能では上回る。ハンドリング評価でも同等であるとメーカーは語る。

ロードからフラットダートまで
TrailAttack2

アドベンチャーバイクのOEMにも選ばれる多面的高性能を持つタイヤ。本誌でもGSでテストをしたが、ロードアジリティの高さ、乗り心地では高いバランスを感じさせた。

ダートライダーの定番
TKC80

GSやスクランブラーでハードにダートを走るならTKC80だ。履くだけで高まるオフムード。角型のキャラメルブロックがもたらすグリップは砂地、マッドなどで走破性を発揮する。