VIRGIN BMW | BMW乗りにこそ体感してほしいバイク専用ガラスコーティングCR-1 特集記事&最新情報

取材協力/株式会社山城 取材・文・写真/淺倉恵介 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

愛車の姿は常に美しく保ちたいもの。だが、走れば走っただけ、年月を重ねただけ、外装は痛みやつれてしまう。走りが楽しく快適で、ついつい距離を稼いでしまうBMWであればこそ、その悩みは深刻だ。そうした宿命的な問題を解消するのがCR-1ガラスコーティングだ。本物のガラス被膜を形成し、マシンをしっかりとガード。その効果は半永久的という、画期的なコーティングなのだ。

FEATURE

本物のガラスコーティングだから
CR-1の効果は半永久的

BMWのオーナーは、本当によく走る。年間走行距離が1万kmを超えることはザラ。それというのも、BMWの走りが快適でどこまでも走っていけてしまうから。そしてBMWで走ることが、この上なく楽しいからだ。

よく知られているように、BMWは実にタフなマシン。車体もエンジンも、ちょっとやそっとの走行距離では音をあげることはない。ただ惜しむらくは、外装ばかりは経年変化に耐えられないのが実情。走りこむことでヤレたルックスも、マシンと過ごした歴史の証明……と、気取る向きもあるが、やはり愛車のコンディションはキレイに保ちたいのが本音のところだろう。

たくさん走りたい、けれどその分マシンはやつれていく。いくらでも走れるBMWだからこそのジレンマ。そんなビーマーに福音、それがCR-1だ。CR-1は、いわゆるコーティング剤にカテゴライズされるケミカル。コーティング剤は、対象物の表面に被膜を形成し保護するもの。世の中には様々なコーティング剤が存在する。昔から使われているカーワックスも、広義ではコーティング剤に属する。カーワックスは動物系や植物系、石油系などの油脂類を素材にしており、光沢は出るものの持続性が弱く頻繁に塗り直す必要が有るのが難点。そこで登場してきたのが、より長期間の保護性能を狙ったコーティング剤だ。

CR-1は樹脂や金属、塗装面など施工する場所を選ばない。ヘルメットに使用しても効果は高い。これは、ヘルメットの半面だけにCR-1を施工したものに、板金塗装時に使用する特殊な粉末を塗りつけたもの。この粉末は塗装に刺さって表面に付着するのだが、CR-1を施工した部分は表面硬度が高く粉末が刺さって残ることがない。

CR-1の薄さを証明する施工例。通常、ツヤ消し塗装の上にコーティングを施すと、ツヤ有りに変わってしまう。ツヤ消し塗装は、表面が微細な凸凹になるため光を反射しにくく、独特の質感を得られる。そこに、コーティングを施すと、凸凹を埋めて表面を平滑にしてしまうので、ツヤが出てしまう。CR-1の被膜は0.1μmと電子顕微鏡レベルの薄さなので、ツヤ消し塗装の凸凹に沿った被膜を作る。だから、塗装の質感はツヤ消しのままに、色調を濃色方向に引き締めるのだ。

これは2006年にCR-1を施工したバイク。特別な保管方法をとっていたわけでなく、ツーリングやサーキット走行に使われていたもの。メンテナンスは水洗いと、半年に1度程の頻度でCR-1専用のメンテナンス剤キュア2を塗っていただけだという。

一般的なコーティング剤は、プラスチック樹脂にシリコンやフッ素といった物質を加えた樹脂系と、プラスチック樹脂にシリカを配合したガラス系に大別される。CR-1が他と違うのは、硬化後にプラスチック樹脂類を一切含まない、本物のガラス被膜を形成することにある。

プラスチック樹脂を含まないことのメリットは大きい。まず、耐熱性が非常に高いため、バイクの部品全てに使用できる。エンジンはおろか、マフラーにも施工が可能なのだ。CR-1の耐熱温度は約1,300℃以上。バイクで最も高温となる点火プラグの温度でも約1,200℃だから、熱でCR-1が劣化することはない。他の樹脂系コーティングは熱に弱いので、そもそも高熱を発するエンジンなどには施工できない。

そして最大のメリットが耐候性の高さだ。他のコーティング剤が劣化する大きな原因が紫外線。プラスチック樹脂は紫外線による劣化が激しい。屋外に放置されている樹脂製品が、あっというまに劣化し脆く砕けてしまうことは経験的に知っているだろう。その主な原因が紫外線なのだ。そして、プラスチック樹脂を含むコーティング剤にも同じことが起きるのだ。その点、プラスチック樹脂を含まないCR-1は、紫外線で劣化することがない。

硬化したCR-1の組成を化学式で表すとSiO2、これはガラスそのものだ。ガラスは非常に安定している物質で表面硬度も高いので、CR-1は傷にも強い。ガラスの特性には硬いが故に脆いという面があるが、CR-1の被膜は非常に薄いため弾性にも優れる。その厚みは0.1μm、なんと1万分の1mmに過ぎない。

耐熱性に優れ、紫外線で劣化せず、非常に表面硬度が高く、物質的に安定しているCR-1。一度施工すれば、意図的に削り落とそうとしない限り、被膜は半永久的に持続する。「新車の輝きをいつまでも……」といった、謳い文句も絵空事ではない。走行中、常に風雨にさらされるバイクのコーティング剤として最高の逸品、それがCR-1なのだ。

また、CR-1のアドバンテージは、愛車を美しく保ってくれるだけではない。カーワックスを車体に塗布すると、ツルツル滑ってしまいライディングに重要なマシンのホールド性を損なうことがあるが、CR-1は表面に油分がないのでホールド性をスポイルしない。CR-1の優れた効果はバイク業界でも広く知られているので、手放す時のリセールバリューも上がるという話すらある。愛車を守り、その価値を高めるコーティングの決定版。CR-1を、あなたのBMWにも試して、是非その効果を体感して欲しい。

約10年が経過した状態で、これだけのコンディションを保っているとは、驚きという他ない。これがCR-1の威力なのだ。

PICKUP PRODUCTS

熟練したプロフェッショナルが
CR-1の効果を引き出す

CR-1の施工は、全国の「CR-1プロショップ」で受けることができる。素晴らしい効果を持つCR-1だが、正しいプロセスを経て施工されなければ、本来の力を発揮することができない。中でも重要なのが下地作りとコーティング作業、特殊な薬剤も使用するので、作業はプロフェッショナルの領域だ。CR-1プロショップでは、専門知識と高い技術力を持つサービスマンが責任を持って作業を行う。信頼できるプロの仕事があってこそ、CR-1のポテンシャルを引き出せるのだ。ここでは、CR-1施工の工程をダイジェストで紹介する。作業内容は、CR-1プロショップで共通化されており、どこでも同じサービスを受けることができる。

01作業に入る前に車両のコンディションを細かくチェック。施工面の状態や、傷の入り方を確認する。

02最初の作業は下地作り。ポリッシャーなどを使用して、マシン全体を磨き上げていく。

03施工面のコンディションや素材に合わせて、ポリッシャーのバフパッドを使い分ける。最低でも3種類のバフパッドが用意されている。

04下地が完成したら洗車。汚れた状態の上からコーティングすれば、汚れを車体に固定化してしまうため隅々まで洗われる。洗剤も専用品を使用。

05バイクパーツは複雑な形状をしているものが多い。そうした通常の洗車では洗いきれない部分も念入りに洗浄される。

06細部の洗浄に使用される専用のブラシ。毛先が尖っているため、叩くように使用すると細かい部分の汚れも落とすことができる。これも、CR-1プロショップの常備品だ。

07洗車が終わったら、車体を乾燥させる。強力なブロワーを使用して、車体に残った水分を吹き飛ばす。車体を完全に乾燥させたら、脱脂を行う。ここまでが下地作り。

08下地が完成した車体に、CR-1を塗布していく。面の大きい部分は手塗り、塗り残しやムラがないように、細心の注意が払われる。

09エンジンなどの凹凸が多い部分は、スプレーガンでCR-1を塗布。(※写真は撮影用のイメージです。本来は塗装用マスク等を着用しての作業になります)

BRAND INFORMATION

住所/東京都足立区西新井7-19-12
電話/03-5691-2939(CR事業部・直通)
1951年創業のオートバイ用品の綜合卸売商社。創業当初は主に純正パーツの市場供給を手がけ、日本のモータリーゼーションの発展に貢献。現在は数多くのバイク用品を取り扱い、オリジナル商品も数多くラインナップする。2004年からCR-1のサービスをスタート。CR-1プロショップは全国で160店舗を超え、さらに増加中。