陽の暮れた林道やワインディングでは、コーナーの内側は車両のライトでは照らしにくい。走る先が暗闇で見えにくく、不整地の路面だとライディングの緊張感はさらに高まる。そんな不安を払拭してくれるのが、ツアラテック製デナリエレクトロニクス社フォグライトと統合コントローラーだ。
テスト用にお借りしたツアラテックのデモ車両には、4種類のフォグとバックフォグを装着。一番小さなフォグでも充分すぎるほどの明るさと照射幅だ。街中ではとても4種類すべてを最強照度にすることはできなかったが、照射距離は約300mに及ぶという。フォグのオン/オフ、照度をハンドル左側の純正マルチコントローラーとウインカースイッチで調整できるので、ハンドルまわりに新たなスイッチが必要ないのもうれしい限り。
オン/オフはウインカーキャンセルスイッチの3回押し/長押しで行ない、照度調整はマルチコントローラーで10段階に変更できる。また、ホーンに連動してフォグが点滅するので、緊急時にも周囲に車両の存在を大きくアピールできる。さらにバックフォグはブレーキに連動し、ブレーキを掛けると点滅する。こちらも後方を走る車両へ自車の存在を大いに示すことができる。安全性を大幅にアップできる商品なのだ。