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【No.12】R1200RT

R1200RTの画像
通勤ダーさん(44歳)
  • 走行距離/3,200km
  • BMW歴/13年
  • 乗り継いだバイク数/7台

愛車の気に入っているところ

R1100RT、1150RTとRTだけを10年乗り続け、車検のタイミングでホワイト限定車に巡り合った。大半を通勤に使っていて、R1100RTは10万キロ乗った。まず先代車よりポジションがコンパクトになり、使いやすくなった。これはタンクがえぐられたことと、ハンドルまでの距離が若干近づいたため。ただし足つき性に関しては、先代と大きな違いは感じない(シートの前下がり感は無くなった)。
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エンジンは、振動が少なく回転の上がりが早い。1150から劇的に変化した。3000回転以上はあっという間だ。バランサーの付いたエンジンの恩恵を感じる。さらに馬力アップされたパワーもはっきり分る。1100、1150は振動が多く、アクセル開けるのをためらっていたことを痛感した。さらに1150のツインスパークになってからはオイル消費が多かったが、1200はかなり改善された。
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またステアリング操作がかなり軽くなった。大きさからは想像出来ない軽快感がある。しかし車重が軽いわけではないので、停止時や低速走行にはやはりそれなりの重さは感じる。先代より軽量化された車体だが、ガソリンが少ない時に、左右に振った時のみ体感できた。走っている時は分らない。
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とにかくサスペンションが良く動く。(ESAはホワイトパワー製)まるで距離を1万から2万キロ走行したような各部のあたりのついた動きのスムーズさをいきなり感じる。またテレレバー、パラレバーともに進化していて、1100であったブレーキング時のフロントのつっぱり感は全く無くなった。またシャフトドライブの加速時にテールリフトする傾向も影を潜めた。以前の独特の癖がほとんど無くなった。ただし荷重が高まると車体が全体に沈み込み、ハンドリングが重くなる。
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ESAは、雑誌の記事通り走行中にダンピングを変えられることのメリットを実感できる。車速に合わせて不必要な動きを抑えることがボタン1つで出来る。しかもボタン操作直後に変化するので、例えば直線の後のヘアピンの手前だとか、前の車を抜く時とかに操作をして、サスペンションの特性を変えられるのが楽しい。それはゆっくりでも速く走ってもサスペンションに不満が出ない、使用範囲が広がって素晴らしい。シフトギアの入りも先代車とは比較にならないほど改良されている。これまた1万2万キロ走行して、さらにギヤオイルをまめに交換する必要も感じない出来の良さだ。ギヤ抜けもほとんど起きない。ウインドプロテクションはさらに向上した。スクリーンが大型化され曲面に変わったことによって、風の巻き込みが減っているように感じる。風切り音も減っている。1200のミラー形状は、肘のウインドプロテクションを高めている。またタンクの左右に張り出したサイドカウルは、お腹回りの風の巻き込みをほとんど無くしている。

愛車の不満なところ

シートは旧型の鞍型の方が良かった。シートの後ろに座ると後部シートとの境目に違和感がある。エンジンは良く回り振動が少ないが、その結果アクセルを開けてしまって、言われるほど燃費が良くない。現在の平均で18.7km/l先代から全てにおいて進化しているが、気づかない内にスピードが出ている。気をつけなければいけない。

これからBMWを買う人へのメッセージ

BMWに出会うまで、2~3年で国産を乗り継いできた。すぐに飽きると言うよりは、満足できなかった。しかしかっこ良くもない、速くもないブルブル振動するR100Rは乗るだけで楽しかった。それで6万キロ乗った。R1100RTはそれに快適性とスピードが加わった。これらはメンテナンスをしないとよく調子が悪くなったが(左右の同調がよくずれた)、1150になってからは、その必要がなくなった。転倒に気をつければ、何キロでも走る。10万キロのエンジンはスムーズで燃費も最高値を出した。ただし10万キロ以上乗るには、消耗部品の交換は決して安くない。それ以上に新車の方が、速く、快適、乗りやすい

もう1台BMWを持つなら

RTは汎用性があるので、2台もいらない。

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