VIRGIN BMW | ジャンプスタートコネクションってなんですか? BMWバイクQ&A

ジャンプスタートコネクションってなんですか?

  • 掲載日/2006年02月26日【BMWバイクQ&A】
  • 監修/福田モータ商会 平井 英行マイスター
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バッテリーにアクセスしづらい
BMWでもラクにジャンピングが可能

同じですが、BMW専用のものを「ジャンプスタートコネクション」といいます。通常、ジャンプコードは直接バッテリーに繋ぎますが、BMWの場合はこの「ジャンプスタートコネクション」を使用するということです。なぜ、そんなことをするのか。これは、BMWが低重心を狙って車体の中心にあらゆるパーツを集めたため、バッテリーがフュエールタンクの下にあることに起因します。バッテリーがタンク下にあるためにアクセスが非常に難しいのですね。そのために、純正装備として、この「ジャンプスタートコネクション」が搭載されているわけです※1。

具体的に言いますと。BMWのジャンプスタートコネクションは、車体に+ポイントを付けたもののこと(マイナスは通常のバイク同様にボディアースなどを使用します)。これによって非常に簡単にジャンピングを行えます。ちなみにジャンピングを行うとき※2には、自動車のバッテリー※3の+からBMWの+ポイントに、-はBMWのボディアースに取り付けましょう。できれば、プラスを繋ぐときに周囲にウェスなどを被せておくとショートの危険が減ります。

※1 ジャンプスタートコネクションはモデルによって異なります。R1200GS以降の新機種には『これがジャンプスタートコネクションです』といった物は装備されていないので、それらの機種は取扱説明書で確認しましょう。また、R1150RTまでのモデルはそれぞれのモデルによって装着されいてる箇所が異なりますので、こちらもご注意下さい。なお、ジャンプスタートコネクションは2004年モデルから装備され始めたので、同じモデルでも装備されていない車輌もあります。
※2 接続は、車載されたバッテリーだけではセルモーターを回しきれない場合の補助としてだけ使用してください。インジケーターランプが明るく点灯しない場合は、接続してエンジンを始動できたとしても接続を外すとエンジンが停止することもあります。そのような状況になっているバッテリーは車輌から下ろし、充電してバッテリーが完全回復したか確認する必要があります。
※3 2輪同士はオススメできません。バッテリー容量が少ないですからね。ただし、補助する側のバッテリーの容量があまりにも大きすぎる場合、極まれに電装品に損傷を与えることがあります。接続するバッテリーは同じ容量から最大60A程度までのバッテリーにしておいた方が安心です。
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