VIRGIN BMW | BMWって雨が降っても、濡れないって本当ですか? BMWバイクQ&A

BMWって雨が降っても、濡れないって本当ですか?

  • 掲載日/2006年07月04日【BMWバイクQ&A】
  • 監修/M.S.C HARA 原 豪志
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風洞実験を重ね、開発されるフェアリング
その効果は絶大です

BMW本社には大型の風洞実験設備があります。開発中のモデルは、風がフェアリングによってどう流されるのか、風の流れがヘルメットを巻き込まないか、入念にチェックされています。「BMWは走っていれば雨に濡れない」はやや大げさに聞こえるかもしれませんが、R1200RTやK1200LT,GTなど全身を風から守ってくれるフルフェアリングモデルでは、あながち大げさではありません。

もちろんモデルによってフェアリングの形状は違い、走行中に頭の先から足の先まで風の抵抗を感じないものから、上半身の体の軸のみが風の抵抗から守られるモデルまで、その風防性能は様々です。スクリーンやフェアリングを装備しているモデルに共通しているのは「いかに乗り手に負担をかけないか」というコンセプトが貫かれていること。ショートツーリングだと気持ちいい走行風でも、長時間に渡って風を体に受け続けると、ライダーには大きな負担になります。風の抵抗をライダーに感じさせないことで、ロングツーリングは非常に快適なものになり、どこまでも走れそうな気持ちにさせてくれるのです。

余談になりますが、ウインドプロテクションにかけるBMWの工夫はフェアリング形状だけではありません。ライダーの姿勢やポジションも開発段階で考慮に入れられており、その両方が合わさってBMWの長距離での快適性が成り立っているのです。ブレーキやサスペンションだけでなく、こういった部分にもBMWの妥協なき姿勢が貫かれているのですよ。

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