VIRGIN BMW | K75RT(1989-) 年式別モデルカタログ

K75RT(1989-)

  • 掲載日/2010年05月17日【年式別モデルカタログ】
  • ※表記はメーカー発表の年です  
K75RT(1989-)のモデルカタログ写真

K75RT(1989-)

軽やかに、悠々と、快適なロングツーリングを約束する
3気筒エンジンの純血ツアラー

1989年に登場したK75RTは、K100RTのダウンスケール・ヴァージョンという位置付けでK75シリーズの純血ツアラーとしてラインナップに加わる。RTの象徴である大型のフルフェアリングは完璧にライダーを走行風から保護し、その重量を纏いながらも750ccクラス特有の扱い易いエンジンと素直なハンドリングは健在。日本国内においては輸入販売台数も少なく、ニッチな存在のK75シリーズ。その中でもRTは、当時からすでにモーターサイクルの機動性と実用性を知る少数派のライダーに好まれるキャラクターとなる。スタイリングはK100RTとほとんど同じで、サイドビューからエンジン前部とフロントホイールの間にシリンダーひとつ分のスペースがあることと、車体左側のシリンダヘッドから伸びるエキゾーストパイプが3本、3角断面のショートサイレンサーといった違いしか見られない。長距離ツーリングにおける快適性、Kシリーズならではの耐久性、積載能力はRTの冠が示すとおり充分なもの。加えて3気筒特有のトルキーなエンジン特性は、極低速走行から高速巡航時まで、ボクサーエンジンとはまた違った威力を発揮し、ロングツーリングからシティクルーズまで、守備範囲の広いRTモデルに新たな風を吹き込んだと言える。そしてメーカーオプションのABSの装備は、ライダーにさらなる余裕と快適性を提供する。

価格・スペック

記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
発売時価格(税抜き)
161万円
生産期間
1989~1996年
エンジン形式
4ストローク水平直列3気筒
バルブ
1気筒2バルブ
総排気量
740cc
ボア×ストローク
67×70mm
最高出力
75ps/8,500rpm
最大トルク
68Nm/6,750rpm
圧縮比
11.0 : 1
冷却方式
水冷
バルブ駆動
DOHCカムチェーン駆動
気化器
電子制御式燃料噴射(LE-ジェトロニック)燃料カットオフ機能付
クラッチ
機械式・乾式単板
ミッション
5速
ギアレシオ
4.50 / 2.96 / 2.30 / 1.88 / 1.67
ファイナルレシオ
3.20 : 1
点火方式
LE-ジェトロニック
オルタネータ
460W
バッテリー
12V-25Ah
全長×全幅×全高
2,230×916×1,460mm
ホイールベース
1,516mm(空車時)
シート高
810mm(空車時)
燃料タンク容量
22L
車両重量
258kg(満タン、走行可能状態)
最高速度
約185km/h
燃費(90km/h定速走行時)
22.2km/L
燃費(120km/h定速走行時)
19.2km/L
燃料
無鉛プレミアムガソリン
フレーム
高剛性軽量スチール製チューブ・フレームエンジンブロックをフレームの一部として使用
フロントサスペンション
テレスコピック・フォーク
フロントホイールトラベル
185mm
リアサスペンション
BMWモノレバー(モノショック)シングルスイングアーム
リアホイールトラベル
114mm
駆動方式
シャフトドライブ
フロントブレーキ
ダブルディスク (285mm)2ピストンキャリパ
リアブレーキ
シングルディスク(285mm)
ブレーキパッド
全天候型セミメタルパッド
ホイール
H型断面Y字スポークアルミ製軽量キャストホイール
フロントホイール
2.50-18
リアホイール
2.75-17
タイヤ
チューブレス
フロントタイヤ
100/90-18
リアタイヤ
130/90-17

Kナナゴー

1983年に登場したBMW Motorradの新コンセプト「K100シリーズ」のBMWコンパクト・ドライブ・システムに、排気量740cc直列3気筒エンジンを統合した、水冷4サイクルDOHC2バルブ水平直列縦置き3気筒エンジン。そのユニークなエンジン・レイアウトはK75/100シリーズ特有のもの。K75シリーズはトルクを重視したパワープラントとなっており、低速から高いトルクを発揮。パワーロスの無いダイレクトな出力伝達を実現する優れたエンジン・ユニットは、最高出力75hp/8,500rpm、最大トルク68Nm/6,750rpmを発揮する。車体の基本構成はK100シリーズ同様だが、3気筒エンジンを搭載することでさらに軽量化が図られ、もともと低い位置に重量物を置いたマスの集中により、非常にバランスのとれた柔軟なライディング性能が実現されている。慣性モーメントを効果的に防止する、クランク・シャフトと反対方向に回転するバランス・シャフトの採用や、騒音レベルの大幅な低減、コンピュータ制御の正確な120°イグニッション、電子制御式燃料噴射装置など、ハイテク技術の投入による燃費の向上と排気ガスのクリーン化、そしてメンテナンス面での簡易化などは、K75/100シリーズ共通の特徴となっている。ちなみに3気筒のK75シリーズには3角断面、4気筒のK100シリーズには4角断面のサイレンサーが装備される。この3気筒エンジンを搭載するのはK75C、K75S、K75、K75S-Sport、K75RT、K75LTの6機種で完結する。

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