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ノンカウルのBMW 日本におけるR1100系は、1993年3月のRSを皮切りにGS、R、RT、Sという順番でリリースされました。今回ご紹介するR(ロードスター)の日本発売は1994年11月でした。メーカーでは1993年から2001年までの間に2万6千台以上を生産したそうです。大きく分けると1996年までの小径ヘッドライトと、それ以降の大径ヘッドライトの仕様に分かれ、それぞれ3本スポークのキャストホイールと、スポークホイールの仕様があります。発売当初の価格は138万円で、併売されていた一世代前のR100ミスティックと比べてもわずか10万円高の違いでした。その後、大型ヘッドライトとメーター形状が変更された仕様が145万円、BMW 75周年記念モデルが150万円、最終販売のモデルはABS無しスポークホイール仕様で129万と破格な価格設定。R1100系の時代はRTが最も多く販売され、僅差でRSが続き、少し離れてRとGSという順番でした。中古車として販売される車輌は低年式ということもあり、年々少なくなりつつあります。BMWディーラーよりも一般販売店の店頭に並んでいる場合が多いようです。販売価格はほぼ年式順で、40万から70万円台の間で推移しています。 当時の最新技術を満載した
R1100Rに乗り換えてから8年になりますが、なかなか乗る時間を作れず、BMWの良さをハッキリと分かっているわけでもありません。しかし、私が住んでいる東京から水戸まで走ったとき、何の苦も無く「スッ」と往復できて「これがBMWの特徴なのかなぁ」と思いました。R1100Rは、購入当時ほかのラインナップと比べてシンプルなスタイルで、いかにも重そうなカウル付きのモデルと違って、スタンダードな印象が気に入って選びました。それにBMWは、他のメーカーが作るバイクと明らかに「違ってしまった」つくりをしています。その理由を知るとBMWの考えを知ることができて、そこに面白味を感じます。今は週末に映画館めぐりで短い距離を走る程度ですが、今後はせめて3日間くらい休暇をとって、東北地方をツーリングしながらR1100Rの良さをもっと実感したいですね。車体に不満は無いので、現状維持で乗り続けたいと思います。 ABSに不安を感じたら
購入の際の注意点
1.前後ブレーキのマスターシリンダーからのブレーキフリュード滲みに注意。 2.クラッチレバーの引きが他のR1100系よりも重い場合はクラッチの磨耗が原因。 3.永年使用のバッテリーはABSのエラーを誘発するのでいつも活きの良い物を使用する。 4.前後ディスクローターは意外と早く摩耗します。特に後ろ側は要注意。 5.キャストホイール仕様は割れないように柔らかく作られているので、歪みや振れに要注意。 6.リアステップホルダーステーの曲がりに注意。最悪リアフレーム交換になります。 7.履歴がわからない時は安全のため、燃料ホースとフィルターの交換が最低限必要。 8.エンジン作動時に打音がある場合は、バルブキャップとカムシャフトの磨耗の可能性があります。 9.5万キロ以上の走行車の場合にはシリンダーヘッドのオーバーホールが必要な場合があります。 10.クランクケースとオイルパンは縦割り構造のため、下から覗き込んでダメージの有無を確認します。 11.車体番号がWBで始まるモデルはライトスイッチが付いていると基本的に車検不可です。 12.全く同じスタイルでR850Rというモデルが存在します。ご注意ください。 |
![]() 山本 栄治 47歳、91年式R100GSパリダカール所有。1983年に福田モーター商会に入社して以来、BMWに携わり続けている。毎年100台以上のBMWの下取り査定や中古車販売に携わっていて経験豊富。 |