試乗レビュー写真速報 C650GT(2012)
- 掲載日/2013年02月12日【トピックス】
- 取材協力/BMW Motorrad Japan 取材・写真・文/小松 男
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/01.jpg)
BMW モトラッドが推進するスプリットフェイスを採用しつつも、兄弟モデルの C 600 Sport とは明らかに違った印象を持つ C 650 GT。中央の三本ラインは LED デイライトが収まっているが、日本の車検基準に沿って本国仕様より光量が抑えられている。
マキシスクーター市場に一石を投じる
BMWモトラッドならではの存在感
2012年秋に日本へ上陸したニューモデル C 650 GT / C 600 Sport。これら2モデルは、BMW モトラッド史上初なるマキシスクーターです。日本メーカーのみならず、欧州メーカーもラインアップするこのセグメントに、あえて参入することにしたのは、世界各地で進む都市化により、その市街地を快適かつ颯爽と走るために BMW モトラッドならではの新しい提案を今こそすべきだったのです。
一台で何でもこなせる BMW モトラッドの新しい試み、それが C 650 GT なのです。
フォトTOPICS(写真点数/21枚)
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/02.jpg)
01アップライトなポジションと相まって視界が広く後方確認がしやすいバックミラー。ボディマウントとされており、振動も少ない。ウインカー内蔵式という点で、C 600 Sport とは異なっている。ウインカーは LED ランプを採用している。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/03.jpg)
02K 1600 GT / K 1600 GTL で採用された走行風の流入を調整するフラップ。写真は閉じている状態で、スクリーン下部の隙間から、走行風がライダーに向かい流れてくる。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/04.jpg)
03こちらはフラップを広げた状態で、走行風を外に逃がす。冬場の寒い日などは広げ、夏の暑い日には閉じるような使い方ができるのだ。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/05.jpg)
04速度計のみをアナログタイプとしたことで視認性が高いコックピット。液晶パネルでは、燃料残量、回転計の他に、さまざまなインフォメーションを表示する。写真の表示では、シートヒーターはライダー、パッセンジャーともに強、グリップヒーターも強ということがひと目でわかる。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/06.jpg)
05C 600 Sport のウインドスクリーンが手動調整式なのに対し、C 650 GT は電動調整機能を持たせた。走行中でも高さを細かく調整できるので非常に便利だ。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/07.jpg)
06右側のスイッチボックスには、セル/キル兼用スイッチと、グリップヒータースイッチ、ライダー側のシートヒータースイッチが設置された。なお、C 650 GT / C 600 Sport のライダー側ヒーターは弱/強と、新規にオートポジションが採用された。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/08.jpg)
07ハンドル下部には容量の大きいラゲッジスペースが左右に備わっている。左側のケースの奥には電源ソケットも装備されており、駐車中のトリクル充電や、携帯電話の充電など、さまざまな用途で活躍するだろう。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/09.jpg)
08メインキーボックスで、イグニッションオンオフの他に、シート下ラゲッジスペースや給油口カバーのオープンが可能。ハンドルロック時にはすべてのラゲッジスペースもロックされる。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/10.jpg)
09フットーボードは幅が広く、前後にも長いので自由度が高い。足を投げ出すようなゆったりしたポジションはスクーターならでは。フロア側に足を置けば軽いステップ入力でコーナリングを楽しめる。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/11.jpg)
10シート前部に設けられた給油口。メインキーシリンダーでカバーを開けることができる。なお、燃料はハイオク指定となっている。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/12.jpg)
11適度なコシがあり座り心地の良いシート。形状も入念に計算されており、足つきをスポイルしないための前部の大胆なシェイプ、リラックスできる背もたれは快適だ。パッセンジャーシートも良くできており、タンデムツーリングにも適している。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/13.jpg)
12広大ともいえる容量を持つシート下のラゲッジスペース。ヘルメットを2個を簡単に飲み込み、なおもスペースがあるほどだ。スクーターには、パニアケース設定がないが、その点はこのスペースで補うことができる。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/14.jpg)
13パッセンジャー側のシートヒーターは、シート脇にスイッチが備えられている。弱/強から選ぶことができ、使用状況はメーターパネルにも表示されるため、ライダーも確認が容易だ。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/15.jpg)
14パッセンジャーのステップボードも面積が広くしっかりしており、角度も良いため長時間足を乗せておくようなツーリングでも披露が少ない。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/16.jpg)
15リアサスペンションは車体脇に深く寝かされて装着されている。ラゲッジスペースの容量をスポイルしたくなかったことと、走行時のショックを吸収しつつも、しっかりとトラクションを得ることができるための位置だ。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/17.jpg)
16大型リアキャリアも標準で装備する。頑丈に作られているうえ、荷紐を使うような積載でも使い勝手がいい。純正トップケースのベースとしての役割も果たす。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/18.jpg)
17テールライトはモダンな造詣とされ、後ろ姿だけでもそれだとわかるものとなっている。ウインカーも内蔵されている。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/19.jpg)
18ホイールは前後 15 インチとされ、タイヤはメッツラーの FEEL FREE を採用。しなやかなハンドリングを楽しめる。ABS も標準装備だ。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/20.jpg)
19サイレンサーはショートタイプとされ、デザインにマッチするように纏められている。エキゾーストノートは、これまでの BMW モトラッドにない独特なものとなっている。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/21.jpg)
20エンジンで発生したパワーは、遠心クラッチを採用した CVT ミッションを介しドライブチェーンにてリアタイヤへと伝えられる。低回転から違和感なく繋がるため、フィーリングも良い。
![C650GTの画像](/vbmw_data/img/topics/20130212/22.jpg)
21BMW モトラッドマキシスクーター専用設計の5本スポークホイール。シングルスイングアームとショートサイレンサーで、デザインが良く分かる。ブレーキキャリパーは2つ装備され、下部のものはサイドスタンド連動のパーキングブレーキだ。
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