K1600 GRAND AMERICA（2018-）スペックと燃費現行モデルカタログ

K1600 GRAND AMERICA （2018-）のモデルカタログ写真

K1600 GRAND AMERICA（2018-）

トルクフルな並列６気筒エンジンの感触を
ラグジュアリーなバガースタイルで味わう

K1600 GRAND AMERICA（以下K1600GA）は、その名が示すとおり北米市場を強く意識したモデルだ。K1600GT/GTLをベースとしてリヤセクションを専用設計として低く構える車体を構築し、ロー＆ロングのバガースタイルクルーザーとして開発されたK1600Bがベースモデルとなっている。K1600GAは、K1600Bがあえて排除していたトップケース（バックレスト付き）を装着。さらに大型の電動スクリーンを装備して快適性を高めたモデルである。そのためエンジンやシャシーの主要諸元は、K1600Bと同一となっている。

エンジンは1,649cc水冷並列６気筒で、1,500rpmという低回転で最大トルクの約70％ととなる125Nmを発揮。そこから高回転域まで淀みなく、なおかつ極スムーズに上昇していく観点フィールとパワーが魅力だ。ゆったりとしたクルージングを楽しむため、最高速度をあえて低く設定した160km/hとしている。

ロー＆ロングの車体ラインを構成する要素のひとつとなっているパニアケースは上部が流線を描く形状となっている他、後部にはLEDウィンカーとブレーキランプが埋め込まれ、独特の美しさを作り出している。ライダー側に大きく引き寄せられたハンドルバーはゆとりある乗車姿勢を作り出し、長距離かつ長時間のクルージングを快適かつ上品に楽しませてくれる。ステップは一般的なフットペグでありながら、クルージング時には足を前方へ伸ばしてリラックスした姿勢を作れるフットレストボードを備える点も、K1600B/GAの特徴のひとつだ。

「ロード」と「ダイナミック」の２種を持つライディングモード、大柄で重い車体の取り回しを容易にするリバースアシスタント、電子制御サスペンションのダイナミックESA、ABSプロ、トラクションコントロール（DTC）といった快適・安全装備に加えて、もちろんクルーズコントロールも装備。グリップ＆シートヒーター、アダプティブヘッドライト、ヒルスタートコントロール、オートシフター、ブルートゥース対応オーディオシステム、ETC2.0車載器など、現在のバイクに装備しうるテクノロジーのすべてが注ぎ込まれているといって過言でない。

ローシートが標準装備され、750mmに設定されたシート高も安心材料のひとつである。