VIRGIN BMW | 第8回 フューエルタンク F800S・F800ST編

第8回 フューエルタンク

  • 掲載日/2012年06月08日【F800S・F800ST編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.37 (発行:2007.01.11)「ディーラーメカニックが解説する F800S / ST テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

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BMW 初のパラレルツインエンジン。一見して従来のFシリーズとは異なるキャラクター、サプライズともいえるプライスタグなど、各方面から注目の F800 シリーズが到着。そのメカニズムについて、メンテナンス方法も交えて世界一詳しく紹介しよう。

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フューエルタンクはFでおなじみの位置。総容量 16L。F650GS の 17.3L より減少したのが興味深いところ。残量 4L で警告灯が点く。燃料計が必要なら、オプションのオンボードコンピューターを選択しなければならない。
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シート下はフューエルタンクで占められており、小物入れなどはまったく無い。
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ポンプやフィルター。残量測定ユニットなどは一カ所に集中され、タンクを外すことなくメインテナンスできる。われわれにとっては非常にありがたい設計。一定角度以上にバイクが傾く (つまり転倒) と、ロールオーバーバルブが作動してエンジンは自動停止する。一旦キーをオフにしてからでないと再始動時できない仕組みなので注意。
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指定ガソリンは無鉛プレミアム。いわゆるハイオク。GT1テスターによるプログラミングでレギュラーガソリン対応に変更できる。レギュラーガソリン仕様ではパワーで2PS、トルクで3Nm ダウンし、燃料消費量も増えるとのことだ。おそらく、ノッキングによる異常燃焼防止のためリッチ気味にセットされるのだろう。レギュラー仕様に変えてからハイオク仕様に戻すことも可能。

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