VIRGIN BMW | 第10回 シート F800R編

第10回 シート

  • 掲載日/2012年05月07日【F800R編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.48 (発行:2009.09.15)「ディーラーメカが解説する 世界一細かい F800R テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

F800R編分解レポートの画像

800cc パラレルツインの新生Fシリーズ。スポーツツアラーの S/ST に始まり、オフロードバイクのGSに続く F800R は、欧州市場で人気のストリートスポーツだった。あえて強力なライバルがひしめく戦場に投入された F800R がいかなるものか、S/ST や GS との違いとともに、その詳細を紹介していこう。

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シート。調整機能は無い。標準シートは 800mm の高さ。オプションで 775mm のローシートと 825mm のハイシートが用意される。
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シートを外すと、基本的な位置関係が S / ST と同じであることがわかる。
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シート下はフューエルタンクで占められており、小物入れなどはまったく無い。
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クッションは薄めだが、表面が硬く中が柔らかい構造。
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タンデム側は充分なクッションの厚さを持っている。グリップの位置も適切。
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太ももの位置が S / ST より絞られているので、足着きは良好。
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それでも不安があれば、この位置に角が立っているので、斜めにカットすればより改善されるだろう。
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これは S / ST のシート。本国でのオプションである 790mm のローシートが日本仕様での標準。820mm の標準シートはオプション。形状が微妙に異なるが、取り付け位置が同じなので、Rと互換性がある。
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ステップやハンドルとの位置関係が改善されるので、足着きに問題が無ければハイシートを選択したい。これはすべての BMW に共通する。S / ST とRは、見た目ライディングポジションが大きく違うように思えるが、実際の差異は少ない。
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