第13回 外装
800cc パラレルツインの新生Fシリーズ。スポーツツアラーの S/ST に始まり、オフロードバイクのGSに続く F800R は、欧州市場で人気のストリートスポーツだった。あえて強力なライバルがひしめく戦場に投入された F800R がいかなるものか、S/ST や GS との違いとともに、その詳細を紹介していこう。
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![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/01.jpg)
フューエルタンクはおなじみの位置。S / ST と同じ総容量 16L。残量 2L で警告灯が点く。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/02.jpg)
ポンプやフィルター。残量測定ユニットなどは一カ所に集中され、タンクを外すことなくメインテナンスできる。一定角度以上にバイクが傾く (つまり転倒) と、ロールオーバーバルブが作動してエンジンは自動停止する。一旦キーをオフにしてからでないと再始動時できない仕組みなので注意。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/03.jpg)
タンクはシートの下を占領している。バイクの後ろ半分はほとんどタンクなのだ。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/04.jpg)
S / ST とほぼ同じくアルミツインチューブフレーム採用。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/05.jpg)
ボルトオンのリアフレームはスチール製で、二人のライダー、パニアケースと荷物、フューエルタンクを含めた荷重を支える。S / ST とほぼ同じだが、マフラーのマウント位置が違うので別部品である。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/06.jpg)
傷付き防止とニーグリップを兼ねたラバーが張り付けられているが、エンジン熱で熱くなったフレームから足を守る役目が大きい。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/07.jpg)
サイドスタンドは R1200S や K1200S のような鉄棒である。センタースタンドはオプション。マメなメインテナンスの必要なチェーンドライブなので、ぜひ取り付けたい。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/08.jpg)
ヘッドライト上のカウル。防風効果は最小限ではあるが、それでもあるのと無いのとでは全然違うのである。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/09.jpg)
K1300R に似た造形。最近の BMW デザインの延長線上にあるが、重量級にはない軽快さが感じられる。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/10.jpg)
フロントフェンダーにはデザイン、補強、ラジエターへの導風を兼ねたデザインがなされる。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/11.jpg)
外装パネルには S / ST とは違ったメリハリをつけ、差別化している。
![F800R編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical04/13/12.jpg)
乾燥重量 177kg。満タンでの装備重量 199kg (装備品により異なる)。総じて、S / ST より 5kg ほど軽い。
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