第8回 トランスミッション
各メディアでの好評もあり、発売以前より数多くのバックオーダーを抱えている BMW Motorrad の旗艦 K1600GTL。その K1600GTL は大きいだけのツアラーではなく、現在の BMW のテクノロジーを惜しみなく投入した文字通りのフラッグシップ。一般読者やオーナーですら見る事ができないメカニズムやメンテナンスの詳細を眺めながら、K1600GTL の本質を紹介していこう。
分解レポート 詳細をチェック
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/01.jpg)
6速カセット式トランスミッションを外してみる。重量は出力の向きを90度変えるベベルギヤを含めて約20kg。
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/02.jpg)
補機類とドライブシャフトの接続を外し、慎重に左横に抜き出す。
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/03.jpg)
トランスミッションはカセット式。このように、ごっそりと取り出すことができる。
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/04.jpg)
やはり、それそれのギヤの幅は大きめ。ヘリカル(斜めカット)ギヤの採用で表面積を増やしつつ、作動音を低減している。
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/05.jpg)
アウトプットシャフト部分にはショック低減用のスプリングダンパーが装備される。ドライブシャフトにはラバーダンパーが装備される。
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/06.jpg)
内部構成部品の仕上げは非常に綺麗だ。
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/07.jpg)
ここで方向を90度変換しドライブシャフトを回す。
![K1600GTL編分解レポートの画像](/vbmw_data/img/technical/technical06/08/08.jpg)
ミッションを抜き出したあとには、大きな空洞が残る。
分解レポート K1600GTL編 メニュー
- 【前の記事へ】
第7回 クラッチ - 【次の記事へ】
第9回 シャフトドライブユニット