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春の訪れに心弾む日々
オートバイ関係のイベントも目白押しで、春を告げる第1弾として先日、茨城県にあります筑波サーキットでBMWフラットツインバイクのワンメイクレース「ボクサートロフィーレース」が開催されました。詳しいリザルトなどはもうすぐ発売されるオートバイ雑誌等で特集をされると思います。関東でのボクサートロフィーレースの裏方をさせて頂いている私は、終了するまで「ハラハラ」、「ドキドキ」の連続。そんな中レースは無事に終了し、出場された皆様が「あ〜、楽しかった!」とか「次は負けねーぞ!」と言い合いながら、とても素敵な「気持ちの良い顔」をされているのを見て『やっぱりレースは楽しいな!』と思ったものです。「また次回も皆さんに楽しんで頂けるように」とのありがたい気持ちを参加者の方々に持たせて頂きました。こんな素敵な顔になれるイベントに皆様もぜひ参加して下さい! 本当に「真剣に」楽しくなれますよ。 グリップヒーターはおっさん用?
もちろん「なぜグリップヒーターなの?」というお話をさせて頂きますが、そもそもグリップヒーターとは何ぞや? というお話をしなければいけませんね。グリップヒーターという部品は、BMWのモーターサイクルにのみ全モデルラインナップされている、文字どおりグリップが暖かくなるメーカー純正部品です。はじめてBMWモーターサイクルを購入されるお客様にとっては、第一印象でついつい「おっさんバイクのおっさん用暖房部品」と思われがち。私自身、BMWの標準装備で無かった頃に、お客様と車輌購入のお話している時もヒーターを提案すると「どうせ冬用の季節部品でしょ!」、「今まで使ったことも無く、必要と思わないパーツをなんで付けなきゃいけないの?」と、必ずお客様から言われたものです。
でも「効果が無く、結局使えないパーツとお客様が思ったら、お代金をお返ししても結構です!」と多くのお客様に半分無理やり取り付けさせて頂きましたが、お代金をご返金致したお客様は結果皆無でした。実際、最初は半信半疑でご購入されたお客様が何年かしてBMWモーターサイクルの乗換えをされる時、グリップヒーターを使っていらしたお客様は、私たちが何も言わないのに「必ず」グリップヒーターを追加でご注文されるようになります。 過酷な状況でも
寒い時、冬はもちろんですが、たとえば夏でも涼しい高原等にツーリングに行った時、ちょっと寒かったり、昼間は暑かったけど、夕立に降られ、走っている風で手が冷えてしまった経験、皆さんありませんか? そんな過酷な状況もありえる環境で行われたレースがありました。そう、皆さんも良くご存知の「マン島TTレース」です。そのマン島TTレースでBMWモーターサイクルが優勝したことがあります。その時のライダーは有名な「ヘルムート・ダーネ氏」。
実はこのその時のマシンBMW R90Sには「グリップヒーター」が装着されていたんです! 島の天候は変わりやすく、ある場所では雨が降ったり、気温の変化があったり、その中をレーシングスピードで走行するには集中力と正確な操作が必要とされます。そんな状況下でグリップヒーターは絶大なる効果をもたらし、賞賛される結果をダーネ氏にもたらしました。市販モデルへのグリップヒーター採用へのきっかけの一つとなっているんですね。過酷な状況でも確実に安全に走行できることは、結果を残すにはまずは完走しなければならないとする、実績を求めるレースには非常に大きな要素です。実際、先日のボクサートロフィーレースでもグリップヒーターをONにして走っているライダーは結構いました。同じように、それは私たちが走る通常のツーリングでも同じです。決して早く走る必要はありませんが、目的地に安全に到着することは何より優先されるべきこと。そのためにグリップヒーターは非常にリスクを軽減させてくれる、役に立つパーツなのです。だからこそ、BMWモーターサイクルでは全モデルにグリップヒーターを取り付けできるようにしているんですね。そんなことを知ってグリップヒーターのスイッチを入れると、その瞬間にすごい歴史がフラッシュバックする…なんて感じながら乗ってみるとまた違った感覚が湧き出して、ますますBMWバイクから離れられなくなる私です。
さて、次回は『BMWモーターサイクル最近のモデルの装備』について、お話させて頂こうかと思っています。私も聞いたとき「へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜」っと思った話です。それではまた次回、お楽しみに! |
![]() 市川 修 46歳。東京都のBMW正規ディーラー「バイクハウスフラット」でセールスマネージャーを務める。『バトルオブツイン』に始まり、BMWでのレース経験が豊富なため、多くのBMWオーナーから頼りにされている。 東京都大田区大森西 03-5493-1381 |