VIRGIN BMW | 第5回 R1200RT サイレンサー R1200RT・R1200ST編

第5回 R1200RT サイレンサー

  • 掲載日/2012年09月03日【R1200RT・R1200ST編】
  • 執筆/モトラッド阪神 田中 建次
    このコンテンツは BMW BIKES Vol.29 (発行:2005.05.14) 「ディーラーメカニックが解説する R1200RT / ST テクニカルディテール」掲載の記事を引用しています。

R1200RT・R1200ST分解レポートの画像

今回取り上げるのは、R1200RT と ST である。ここでは装備品が多い R1200RT をメインに、通称 PDI (Pre-Delivery-Inspection:納車前点検) 作業に加えて、新規採用されたメカやディテール、メインテナンス情報をできるだけ分かりやすく解説していく。オーナーおよびオーナー候補の方々も参考にされたい、ディーラーメカニックだけが知り得るニューモデルの細部を紹介していこう。

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エキゾーストパイプは左右一体で分解できない。ラムダセンサーは2個に増え、左右気筒別に排ガス内の残留酸素濃度を計測する。GS とは形状が異なりパイプ径も太い。クロームメッキは本来オプション。
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集合部の形状に抵抗軽減の努力がみられる。もちろんキャタライザー内蔵。旧 RT と違ってこの部分には排圧調整や消音効果は無い。ミッションとの間の空間は旧型より広く、ミッションオイルの温度上昇を押さえているようだ。
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大型のサイレンサーはイタリアのラフランコーニ社製。エキパイからテールエンドまですべてステンレス製。
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後輪を外す際はサイレンサー取り付けボルトを抜き、パイプのバンドを緩めて回転させる。空間が出来るので作業性が良くなる。

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