第7回 排気系
満を持して登場した完全新設計の新型 R 1200 GS。登場するや否や、世界中のライダー達に賞賛を以って迎えられたが、プロメカニックの目にはどう映ったのだろう。今回も詳細に解説する。
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エンジン真下に伸びるエキゾーストパイプは、一旦前方に曲がることで必要な菅長を稼ぐ。
エキゾーストパイプはスイングアーム下で集合する。膨らんでいる部分にはキャタライザーが収納される。排気系はオールステンレス。
排圧を調整するフラップはサイレンサー直前に配置される。おもに低速トルク向上のための排気デバイス。
フラップを開閉するサーボモーターは車体右側の足元にあり、ケーブルでフラップを駆動する。
キーオフではフラップがこのように全開状態になる。アイドリング状態では、わずかな隙間を残してフラップが閉じる。
一新されたサイレンサー。外側から見える部位はサイレンサー本体とは別部品なので、仮に傷ついてもその部位だけ交換できる。
排気口は BMW にしては珍しく角型。なお、サイレンサー重量は旧 GS と比べて軽くなっている。
オプションのアクラボビッチ製 HP スポーツサイレンサー。サイレンサー部がチタン、サイレンサーエンド部がカーボンで、ノーマルよりも 1.2kg 軽量となる。
最高出力は同等だが、低中速域のトルク向上が謳われている。
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