VIRGIN BMW | #01 “鈴鹿8耐”との縁 S1000RR 鈴鹿8耐参戦記

#01 “鈴鹿8耐”との縁

  • 掲載日/2010年07月14日【S1000RR 鈴鹿8耐参戦記】
  • 取材協力/Tras  文・写真/新田 正直  English >>
S1000RR鈴鹿8耐参戦記の画像

がんばれ!『Tras チーム』

2008年に HP2 Sport で“もて耐史上初”となる外国車優勝を遂げたトラスチーム。2009年には新たな挑戦として HP2 Megamoto で“もて耐”参戦。途中1位に浮上しつつもエンジン・トラブルで結果はリタイア。そして2010年、過去 BMW マシンで挑戦し続けてきた“鈴鹿8耐”に戻って来た!

“創り手のプロ”として
“鈴鹿8耐”に挑戦!

子供のころワークスライダーになることを夢見ていた私は、体も弱く当然ながら運動神経や体力も乏しく、瞬く間に夢は崩れ去ったのです。でも、神様は見放さなかった! 手先が器用だった私は創り手のプロになることに夢を変更し、いつかはワークスマシンの製作側になるぞ?! と…。紆余曲折ありましたが夢は現実のものとなりました。

ある日の出来事、某メーカー8耐マシンのカーボン製品を作成した私のもとに、BMW R1100S で“もて耐”に参戦していた武藤さんから、ドイツ製カーボン製品の修理依頼が入ったのです。難なく修理を完了し、武藤さんと話をしていると

武藤「新田さ?ん、鈴鹿8耐に興味ある?」
新田「仕事として関係してますが?」
武藤「じゃなくて一緒に8耐参戦してみない!」
新田「え??っ!?」

そんなやり取りをした翌年の2002年、武藤さんと私は鈴鹿8耐にTrasバージョンのR1100Sで『ボクサースポーツクラブ』としてエントリーしました。

S1000RR鈴鹿8耐参戦記の画像
2004年には、東京のホテルで開催された8耐開催発表会に招待していただきR1000S Tras スペシャルは壇上に登ることが出来ました。フラットツインにカーボン外装がインパクトあったのでしょうか?

あまり知られていないかもしれませんが、2002年から2006年まで、我々は“ BMW マシンで鈴鹿の夏に挑戦し続けていた”のです。そして2006年には K1200R Tras デザインの車輌でクラス優勝を果たしました。しかしレギレーションの関係で、BMW が鈴鹿8耐を走ることは出来なくなってしまったのです。

ところが、ここでもまた神様は見放さなかった! なんと BMW が WSBK 参戦マシンのベース車輌である、S1000RR を販売するではないか!? 4月4日筑波で行われた全日本ロードレースに戸田さんが出場し、そのライディングを見て武藤さんが興奮!

武藤「新田さん…鈴鹿やるよ! 準備して!」
新田「よっしゃー!?」

と言ったか言わないか? とにかく時間がない!

そんな最中、これも運命なのか日本を発った私は BMW ワークスチーム最高責任者であるハウザーさんにインタビューしたり(!)、S1000RR ワークスチームの『アルファレーシング』を訪ねたり(!!)と、やはり運命を感じずにはいられない!!!

そうして S1000RR で『コカコーラゼロ 2010 鈴鹿8時間耐久ロードレース』にエントリーが確定した。チーム名は『Tras & G-TRIBE + BSC』、ライダーは戸田隆・高田速人・齋藤栄治の3名だ。

さあ時間がない! マシン作成は間に合うのか…!?

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武藤監督が日本で8耐メンバーを集めているころ、私はグレッグと共に BMW クラシックミュージアムにて BMW 2輪モータースポーツ最高責任者ハウザーさんに単独インタビュー! この模様は BMW BIKES Vol.51 にてご確認願います。
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アルファレーシングでトロイ・コーサーのワークスマシンのストリップを確認! 運命を感じるな?
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2002年の鈴鹿8耐のピット風景。私たちにとってのスタートラインです。メンテナンス作業をしている後姿はヤナセオート寺嶋店長です。
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これぞ8耐! PIT ウォーク中のものです。美しいマシンにはキャンギャルも…? おっと、美しいキャンギャルのおかげで! マシンがよりいっそう引き立ってます。
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2004年、関係者しか撮れない PIT ウォーク中の PIT 側からの光景。オールカーボン仕上げのマシンも展示です。
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2006年、画像右からボクサースポーツクラブ代表高木さん、ひとつ挟んで中央はファウストさん。様々なものが眩しく輝く、8耐はオヤジ達にサングラスを必要とさせます。
S1000RR鈴鹿8耐参戦記の画像
ノーマルラジエターでクラス優勝を飾ってしまうなんて! BMW のポテンシャルの高さに驚きですね! 今年の PIT ウォークには S1000RR が並びますよ?! 皆さん、7/25(日)は鈴鹿8耐にてご確認願います!
挑戦者
新田 正直 Masanao NITTA
ドライカーボン製品のデザインから設計、製造、販売まで、つねに新たな挑戦と遊び心をもってモノづくりに取り組む“ドライカーボンの職人集団” Tras代表。カーボンという“夢の素材”で、そのメリットを最大に活かしたハイクオリティな製品は世界トップレベル。自身もBMWオーナーとして、R100ロードスター、R1200RT、HP2 Megamoto(もて耐仕様)を所有。自社の技術力向上と新たな挑戦の一環として、2006年の鈴鹿8耐、2008年のもて耐など、周囲の人間と愉しみながらBMWでのレース参戦に挑む。毎年レーサーの製作(外装)を行い、単なる工業製品ではなく、誰もやったことのない付加価値のあるものづくりを目指すチャレンジャー。

がんばれ“Trasチーム”!

この記事に関するコメント(ご意見、ご感想、ご声援!など)を受付ています。S1000RR レーサー製作は、すべてプロフェッショナルの手により、豊富な知識と経験、確かな技術によってレーシングユースを前提とし、参加する人やその周囲の人たちが愉しみながら行っています。

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これまでのコメント一覧

夏祭り大好き さん

お!今年はS1000RRで鈴鹿8耐ですか!
メガモトは「大丈夫かよ~」って思いながら観ていましたが(失礼)、鈴鹿へはBMW初のスーパースポーツマシンの「真の姿」が見られそうですね。ストック状態でもかなりイケルんじゃないですか?
コラム連載愉しみにしています。頑張ってください!(2010年07月22日)

シャッターマン さん

ほんの数年前なのに、レースクィーンのコスチュームに歴史を感じてしまいます(笑)
マシンもレースクィーンも観る者を楽しませてくれるので、もっとレースが盛んになるといいですよね。鈴鹿を走るBMWを応援します!(2010年07月22日)

Tras 新田 さん

>夏祭り大好きさん
S1000RRの走りは、長年BMWレーサーを走らせている私たちにも衝撃を与えるほど速く、安定したものでした。
今回のコラムでは良い結果を残し、其の四まで無事終了しました。
また次の機会も(?)応援お願いいたします!(2010年08月04日)

Tras 新田 さん

>シャッターマンさん
ほんの数年前…そうですね!同感です!
鈴鹿を走るBMWはジェントルな雰囲気を醸し出しています。
今月末は、菅生の全日本選手権でBMWが走る予定です。
重ねて、応援お願いいたします!(2010年08月04日)

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