第9回 再びロシアへ
ホワイトレイクを出発して数日後、モンゴル最大の湖があるウヴス・ヌールにやってきました。ここは巨大な塩水湖で、海水の5倍の塩分を含んでいるのだとか。私は1週間ほどシャワーを浴びていなかったので、ここで少し泳ぐことに。

ホワイトレイクを出発して数日後、モンゴル最大の湖があるウヴス・ヌールにやってきました。ここは巨大な塩水湖で、海水の5倍の塩分を含んでいるのだとか。私は1週間ほどシャワーを浴びていなかったので、ここで少し泳ぐことに。

「VISAが取れれば出発」と前回お話しましたが、このVISAがなかなか下りません…。日本からロシアに入国するときも苦労しましたが、今回も大変でした。

バイカル湖周辺を少し散策し、お昼頃にロシアとモンゴルの国境へと向かいました。バイカル湖から国境へは約3時間ほどで着きます。日本を出発してロシアに入り、次はモンゴルです。

試作品のシートでいろいろな道を走るうちに気付いたのは、走行中直進している状態がより明確に分かるようになったことです。逆説的にはステアリングの切れ始め(曲がり始め)を、ライダーである自分が感じられるようになりました。

スポンジ部分の試作品はついにできあがりましたが、いつまでもスポンジの状態で遊んでいるわけにもいかないので、レザーの型紙をとることにしましょう。

エンジンオイルを交換しないで走り続けると…劣化したエンジンオイルのために、シリンダーやコンロッドやバルブステムが設計以上に磨耗してしまいます。

お久しぶりです、編集部ターミーです。我がハチマルは少々のトラブルはあったものの元気に走り回っておりましたが、諸々の事情でしばらく間が空いてしまいました…。

47歳。トヨタのサービスマンを経験後、BMWジャパンに入社。2003年にヤナセバイエルンモーターズへ。現在は、「ヤナセモトラッド芝浦」 の店長を勤める。27歳からBMWだけを乗り継ぐ根っからの“BMW信者”。

寒い時期にはバッテリー上がりのトラブルはよくある話ですね。バッテリーは寒くなると内部抵抗が増大して放電能力が低下するため、夏よりも冬の方がバッテリートラブルに陥りやすくなります。

お世話になったアレクサンドルにお礼を伝え、私はチタを出発しました。これから向かうのはウラン・ウデという街です。1日あれば到着してしまう距離なのですが、ウラン・ウデまでの道のりは非常に辛いものとなりました。

世界中のモーターサイクルジャーナリストを驚かせた「R90S」の登場から3年後、1976年に「R100」シリーズが発表されました。

エンジンで発生した駆動力をリアタイヤに伝えるためのシステムにはいくつかの種類があります。その中でBMWは伝統的にシャフトドライブを採用してきました(一部モデルを除く)。

「Khabarovsk Lynx」のメンバーに別れを告げ、再び旅に戻りました。ハバロフスクからベラゴルスクまでは2日もあれば余裕を持って走れます。ハバロフスクを出たのは、午後を回ってから。

デザイン的にも高い評価を受ける「F800」シリーズ。街中でのクールさはもちろんながら、BMWの十八番ともいえるロング性能も卓越している。おまけに、ベーシックラインならば、100万円を切るプライスはうれしいところだ。さて。あなたはどちらのF800を選ぶ?

新登場のF800シリーズにはF650に採用されている「チェーンドライブ」ではなく「ベルトドライブ」が採用されました。

街中でも映える「R1200GS」。冒険心をくすぐる重装備をまとった「ADVENTURE」。ゲレンデ・シュポルトの名を冠したGS最高峰シリーズ。今回はこの2台を徹底比較します。伝統のRツアラーか、最新技術が投入されたKツアラーか。あなたにあったマシンはいったいどちらだ?

ボクサーエンジンを搭載する「R1200RT」と、新型4気筒を搭載し、152psという出力を誇るハイスピードツアラー「K1200GT」。今回はこの2台を徹底比較します。伝統のRツアラーか、最新技術が投入されたKツアラーか。あなたにあったマシンはいったいどちらだ?

1930年代に入り、コイル点火やバッテリーの搭載、従来の手動での変速操作から足動変速など、BMWは新しい技術を採用し始めました。その技術革新の中で登場したのが今回ご紹介する「R61」です。

BMW史上最強のハイパワーを誇るマシン、K1200S。167psの怒涛のハイパワー、高速、峠ともに最速を目指せる1台だ。一方K1200Rも横置4気筒エンジンを搭載。最高出力163ps。安全かつハイスピードでのコーナリングを楽しむことができる”大人のネイキッド”。この2台を比べて見ましょう!

「R51/3」、「R67」で、新開発モデルの生産を再開したBMWは、その後「R68」や「R25/3」など各部をさらにブラッシュアップしたモデルを開発、販売を開始します。

F650シリーズはレギュラーガソリン指定ですが(年式によってはハイオク指定のモデルもあります)、Rシリーズ・Kシリーズはすべてハイオク(プレミアムガソリン)指定となっています。

今回はウラジオストックを出発してからの私の旅をご紹介するのですが、このコラムを読んでくれている方から質問が届いたようなので、先にお答えしておきましょう。

水冷のKシリーズ、Fシリーズに比べると、空(油)冷のRシリーズにお乗りの方は心配かもしれませんね。大排気量の空(油)冷エンジンは、当然ながら発熱量は大きいですから。

OHVモデルでは当たり前の作業ですが、現行のRシリーズも同調やタペット調整は必要です。
